トップ > 組織から探す > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0017二本柳遺跡

更新日:2017年5月8日

ここから本文です。

埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNO.0017二本柳遺跡

南アルプス市の遺跡

0006十五所遺跡-方形周溝墓-
0010大師東丹保遺跡-網代-
0108大師東丹保遺跡-遺跡から発見された地震のツメ跡-
0149大師東丹保遺跡-木製品-
0200大師東丹保遺跡-出土した種子は何?-
0259大師東丹保遺跡-下駄-
0287大師東丹保遺跡-扇子の骨組-
0357大師東丹保遺跡-洪水に埋もれた中期古墳-
0392大師東丹保遺跡-地震痕のある遺跡-
0017二本柳遺跡-木棺墓-
0122二本柳遺跡-福寿院跡-
0164二本柳遺跡出土の擂鉢-
0276二本柳遺跡-火きり臼-
0023宮沢中村遺跡-昆虫・網代-
0051仲田遺跡-田んぼ-
0052百々遺跡-八稜鏡-
0065百々遺跡-錘-
0066百々遺跡-馬の骨-
0101百々遺跡-洪水の跡-
0136百々遺跡-浄瓶-
0172百々遺跡-平安時代の住居跡-
0269百々遺跡-黒色土器-
0274百々遺跡-古代のウシ・ウマ-
0077善応寺遺跡-祭祀の水場-
0081油田遺跡-田んぼと木製品-
0144油田遺跡-木製竪杵-
0231油田遺跡-体験学習用の復元品-
0084堤防遺跡No.23-堤防の内部-
0409釜無川堤防跡遺跡-
0105石橋北屋敷遺跡-道路跡・区画溝-
0106村前東A遺跡-パレススタイルの壺-
0241村前東A遺跡-手焙形土器-
0250村前東A遺跡-住居跡-
0286村前東A遺跡-S字甕-
0139宮沢中村遺跡-茶碗の焼継ぎ-
0163大塚遺跡-約1,700年前の家の跡-
0168新居道下遺跡の住居跡-
0216長田口遺跡の鏡片-
0340向河原遺跡-水田跡と杭列-

二本柳遺跡〔にほんやなぎいせき〕

二本柳遺跡は、南アルプス市十日市場(旧中巨摩郡若草町)に所在する弥生時代~江戸時代の集落遺跡です。1991年から1992年に、一般国道52号改築工事と中部横断自動車道路建設工事に先だって調査がおこなわれました。

 

所在地:南アルプス市十日市場字二本柳

時代:弥生時代・古墳時代・平安時代・鎌倉時代・室町時代・江戸時代

報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第183集2000(平成12)年刊行

調査機関:山梨県埋蔵文化財センター

二本柳遺跡発掘の様子

【写真】二本柳遺跡発掘の様子

出土した遺物・遺構

1号木棺出土状況1号木棺内遺物出土状況

【写真】左:1号木棺出土状況右:1号木棺内遺物出土状況

 

戦国時代寺院の墓域から、木棺墓2基が発見され、特に1号木棺からは多くの情報が得られました。1号木棺は、縦80cm×横55cm×高さ20cmの、板材を組み合わせてつくられた木棺です。木棺を構成する板材には梵字などが墨書されていました。内部からは灰が確認され、稲穂を乗せたかわらけ2点・銭貨6枚・数珠と考えられる植物の種子(ボダイジュ)が出土しました。このことから遺体は火葬の後、副葬品と共に埋葬されたと考えられます。

元興寺極楽坊(奈良市)所蔵の「入棺作法」に記載された内容に類似した点が多く、中世の葬送儀礼を知るうえで極めて重要な、全国的に見ても類例の少ない資料であるということができます。

木棺の蓋板木棺の側面板

【写真】左:木棺の蓋板右:木棺の側面板

 

蓋板の表側には「南無大日如来」の意を表す梵字が、側面板の外側には「(八葉)白蓮一肘間、(炳現阿)字索光色、(禅智倶入金剛)縛、(召入如来寂静)智」の文字が読み取れます。(括弧内は判読不能でした。判読できなかった部分については、原典である密教教典の「菩提心論」により補っています。)

寺院にかかわりの深い人物が葬られていることが想像できます。

 

次の遺跡トピックスへ遺跡トピックス一覧へ一つ前の遺跡トピックスへ

山梨県埋蔵文化財センタートップへ

 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

広告スペース

広告掲載について