ページID:71679更新日:2017年6月8日

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まいぶん用語集_あ行_牛類(うしるい)

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川の流れから、堤防などを守るために杭(丸太)を三角錐や方錐状に組んで作られる水制(すいせい:堤防や河岸を川から守るための施設)の一種です。牛類の歴史は奈良時代にさかのぼるとされ、杭を組んだ形が2本の角を持っているように見えることから「牛」の名前が付けられたと言われています。牛類は、主に川底に石が多く杭を打ち込むことが困難な扇状地などの河川において使用されました。
牛類には、この他にも聖牛(ひじりうし・せいぎゅう)と呼ばれる独特な形をしたものもあります。この聖牛は、信玄堤で有名な武田信玄が考え出したものとされ、1本の長い杭を斜めに支えるように組み上げて、特に川の流れの速い中・上流域に用いられました。

 

牛類1

笛吹市川中島の笛吹川河川敷に設置されている聖牛(コンクリート製)

 

牛類2

笛吹市川中島の笛吹川河川敷に設置されている菱牛(コンクリート製)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連遺跡トピックス→No.0366

 

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