トップ > 県教育委員会トップページ > フォトニュース > 笛吹高校植物研究部による芦川現流域スズラン群生地保全を通じた芦川小との交流
ページID:104482更新日:2022年5月24日
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令和4年5月20日、笛吹市芦川源流域のスズラン群生地において、スズランの開花期(5月末~6月上旬)を前に、笛吹市立芦川小学校(児童9名、校長以下教職員9名、保護者8名)と笛吹高校植物研究部(部員4名、顧問教諭1名)が合同で、保全活動の一環として群生地内の遊歩道沿いのゴミ拾いを行いました。 行事の締めくくりには、植物研究部の稲葉美咲部長(3年生)が参加者を前に、群生地の植物についての3カ年の調査研究の成果をわかりやすく解説しました。
稲葉部長は、この群生地のスズラン群落の見事さや250種以上もの山地帯の植物が生育し、四季を通じて美しい花々が見られることなど群生地の価値と魅力、群生地を開拓した故藤本義晴氏ら先人の努力や毎年植生を管理している方々のおかげで立派な群生地が維持されていることなどを伝えました。
また、令和3年度末に同部が刊行した「御坂山地芦川源流域スズラン群生地の植物」(全文32頁)を参加者に配布しました。
参加者はこの日の活動を通じ、交流を深めるとともに、改めてこの群生地が地元はもとより笛吹市、山梨県の宝物であり、保全の大切さについて一人一人が認識を深めました。
なお、「御坂山地芦川源流域スズラン群生地の植物」は県(県教委・県立図書館・総合教育センター・森林総合研究所等)や笛吹市の教育・環境・観光関係部署に配布した他、笛吹市立全小中学校や市立の全図書館に寄贈しました。
【問い合わせ先】
笛吹高校:055-262-2135