ページID:1982更新日:2018年12月8日

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平成19年度 研究成果情報

[成果情報名]県育成醸造用ブドウの栽培方法が果実・ワイン品質に及ぼす影響

[要約]「甲斐ブラン」「サンセミヨン」の棚仕立ては、垣根仕立てより収量が多く、ワイン品質は同程度かやや優れる。「甲斐ノワール」の棚仕立ては垣根仕立てより収量が多いが、ワイン品質は垣根仕立てがやや優れる。また、「甲斐ノワール」の収量制限によるワイン品質の向上は認められない。

[担当]育種部・醸造ブドウ育種科

[分類]技術・普及

[成果情報名]スモモ「サマービュート」「サマーエンジェル」の収穫適期

[要約]スモモの新品種「サマービュート」は市場出荷に向けて、地色が淡黄色になり、果実にやや弾力があることを目安に、また「サマーエンジェル」は果実全面が着色し、やや弾力があることを目安に収穫する。

[担当]栽培部・落葉果樹栽培科

[分類]技術・普及

[成果情報名]モモハモグリガに対するコンフューザーMMの安定利用

[要約]コンフューザーMMはモモハモグリガの交尾を阻害するが、成虫密度が高まると効果が低下しやすい。落花後および袋かけ前の防除を適期に行い初期密度を抑えることで、秋期まで安定した防除効果が得られる。

[担当]環境部・病害虫科

[分類]技術・普及

[成果情報名]ブドウ草生栽培における早期草刈りによる養分競合緩和

[要約]草生栽培において、刈草をブドウ樹体へ添加すると、緑肥効果により樹体生育が向上する。C/N比が低い若い草は分解されやすく、刈草の緑肥効果が高い。したがって、窒素競合が起こりやすい4~6月には、刈り取り間隔を短くすれば養分競合が緩和される。

[担当]環境部・生理加工科

[分類]技術・参考

[成果情報名]果樹園の法面や支柱下の雑草抑制を目的としたグラウンドカバープランツの利用

[要約] 法面の雑草抑制には、ヒメイワダレソウ、キャットミント、センチピードグラスが有望であり、とくにヒメイワダレソウは被覆速度が速く、定植1年目から除草時間を削減できる。キャットミントは、支柱の下に定植すると、定植翌年から除草時間を削減できる。

[担当]栽培部・ブドウ栽培科

[分類]技術・普及

[成果情報名]無機養分の過剰蓄積モモ園土壌における養分含量の適正化

[要約]モモ園土壌におけるカリ、マグネシウムの過剰蓄積は減肥により緩和され養分状態は適正となるが、リン酸での効果は明らかではない。しかし、急激な減肥では、果実重、収量が低下するので、減肥は県の標準施肥基準を遵守しながら徐々に行う。

[担当]環境部・生理加工科

[分類]技術・参考

[成果情報名]気候温暖化は30年後の果樹生産にどんな影響を及ぼすか(第3報)発育速度モデルによる果樹生育の将来予測

[要約]発育速度モデルを利用することで、ブドウ、モモの生育予測が可能である。発育速度モデルを将来の高温環境に適用すると、ブドウでは生育の前進化が顕著であるが、モモでは生育ステージに大きな変化はないと推定できる。

[担当]プロジェクト

[分類]技術・参考

[成果情報名]低温保冷によるモモ水浸状果肉障害果の褐変化抑制

[要約]水浸状果肉障害果は室温条件下では収穫後経過時間とともに褐変化が進み、褐変状果肉障害と酷似した症状を示す。この変化を抑制するためには、出荷段階での健全果の確保とともに流通過程における15℃の低温保冷が有効である。

[担当]プロジェクト

[分類]技術・参考

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山梨県農政部果樹試験場 
住所:〒405-0043 山梨市江曽原1204
電話番号:0553(22)1921   ファクス番号:0553(23)3814

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