ページID:55809更新日:2019年6月21日
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甲州富士桜ポークは、山梨県畜産試験場(現山梨県畜産酪農技術センター)が開発したランドレース種の系統豚「フジザクラ」の血を継ぐ雌に、同試験場が7年の歳月をかけ平成24年に完成した合成系統豚「フジザクラDB」の雄を交配して生産された豚で、甲州富士桜ポーク生産組合員が飼育マニュアルに基づき統一飼料を与え育て、(株)山梨食肉流通センターでと畜され、山梨県銘柄豚普及推進協議会が定める認定基準に合格した豚肉が「甲州富士桜ポーク」と名乗ることが出来ます。
昭和34年(1959年)、山梨県の台風災害の見舞いとして米国アイオワ州から種豚35頭、飼料用とうもろこし1500トンが山梨県に贈られ、これを契機に昭和35年(1960年)に山梨県と米国アイオワ州は姉妹県州を締結しました。当時、外国の大型種の導入や飼料用とうもろこしでの豚の飼育は、日本で初めて山梨県が手掛けたもので、後にこれが全国に普及していきました。平成22年(2010年)には、山梨県とアイオワ州との姉妹県州締結50周年を迎えました。
山梨県は種豚の導入や養豚研修を通じてアイオワ州との交流を深め、山梨県畜産試験場(現山梨県畜産酪農技術センター)において、アイオワ州から導入した種豚を元に平成2年(1990年)にはランドレース種の系統豚「フジザクラ」を、平成24年(2012年)にはバークシャー種とデュロック種の合成系統豚「フジザクラDB」をそれぞれ開発しました。
これらの系統豚を活用した山梨の新しい銘柄豚の生産が県内農家で始まり、平成25年(2013年)「甲州富士桜ポーク」が誕生しました。
平成25年9月より「甲州富士桜ポーク」の出荷が始まりましたが、生産体制が整うまでの間、PR期間として限定販売が行われました。
平成26年6月より市場流通も始まり小売店での販売が行われています。
詳しくは山梨県農政部畜産課(電話055-223-1605)までお問い合わせください。