定例会議開催概要(R051108)

開催の日

令和5年11月8日（水曜日）

開催の場所

山梨県公安委員会室

議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

決裁事項

意見の聴取について

運転免許課長から、運転免許の取消処分7件に係る意見の聴取について説明があり、原案どおり決裁された。

報告事項

「令和5年度安全・安心なまちづくり山梨県民大会～地域安全・暴力追放～」について

刑事部長から、「防犯意識の高揚や暴力団追放の推進などを目的に、山梨県、山梨県警察、山梨県教育委員会ほかが主催し開催している「安全・安心なまちづくり山梨県民大会」について、今年度は、日本弁護士連合会民事介入暴力対策委員会全国大会が当県で開催されることに伴い、「暴力追放」を主なテーマとして、11月17日（金曜日）、YCC県民文化ホールにおいて開催する。」旨の報告があった。

緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練への参加について

警備部長から、「地震等による大規模災害に備え、県内消防本部、関東ブロックの緊急消防援助隊等の関係機関との連携強化を図ることを目的として、本年11月14日（火曜日）、県内の複数の訓練会場において「緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練」が実施されるが、県警察では、地震による被災を想定した2つの現場において、消防、自衛隊等と連携した被災者の救出救助訓練等に参加する。」旨の報告があった。

全警察官を対象とした総合的な警察力向上の推進について

鰍沢警察署長から、「当署においては、全警察官を対象として、昇任者による教養訓練、事前アンケートによる実戦教養、全部門参加型の各種教養訓練等を実施することにより現場執行力の強化を図るとともに、勤務日の弾力的な割振りによる休祭日等の体制の強化と専務員の超過勤務の縮減及び心身の負担軽減を図るなど、総合的な警察力の向上を推進している。」旨の報告があった。

総合的な交通事故抑止対策について

南部警察署長から、「当署においては、管内における交通事故の発生状況や中部横断道開通後の交通流等を分析した上で、高齢者交通事故抑止対策、重点路線対策、飲酒運転根絶対策、官民一体による啓発活動等、管内の特性に応じた総合的な交通事故抑止対策を推進している。」旨の報告があった。

本部長総括

本部長から、「鰍沢警察署の総合的な警察力向上の推進について、現在県警察では、若手職員の育成に力を注いでいるところ、警察署においても独自の取組が行われており、今後に期待するところである。また、ワークライフバランスに関しても独創的な取組となっており、実施効果を検証しながら、良い部分を取り入れてまいりたい。」旨の発言があった。

公安委員意見等

委員から、「鰍沢警察署については、署員の年代や階級、経験の度合い等に合わせた教養が行われている。伸び盛りの若手職員に対して、治安維持における執行力の強化と併せ、人間形成やマネジメントスキルの向上といったソフト面の充実を期待している。南部警察署については、中部横断道の開通に伴い、一般道における事故件数が減少する一方で、高齢者による交通事故の割合が高くなっている。管内の特性を見極めながら、重点的な対策をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「安全・安心なまちづくり山梨県民大会のテーマである「暴力追放」について、近年、暴力団同士の抗争事件のような報道が少なくなっている一方、その手口は巧妙化し、特殊詐欺などの背後に暴力団が介在しているとのことであるが、暴力団の態様や犯罪状況等を分析、研究し、暴力団根絶に向けた引き続きの取組をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「鰍沢警察署の総合的な警察力向上の推進について、小規模署で署員数も少ないが、それぞれが120％の力を出せば署員数以上の執行力が生まれる。署員のやる気を引き出しながら、効果的な教養・訓練をお願いしたい。」旨の発言があった。