定例会議開催概要(R051025)

開催の日

令和5年10月25日（水曜日）

開催の場所

山梨県公安委員会室

議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

決裁事項

保有個人情報一部開示決定に対する審査請求に係る審議会からの答申について

総務室次長から、「山梨県個人情報保護審議会に対し、令和5年2月15日付けで諮問した審査請求事案について、同審議会から令和5年10月17日付けの答申が送達されたので、これを受理したい。」旨の説明があり、決裁された。

交通規制の実施について

交通規制課長から、信号機の設置及び最高速度の指定に伴う交通規制の実施について説明があり、原案どおり決裁された。

意見の聴取について

運転免許課長から、運転免許の取消処分6件に係る意見の聴取について説明があり、原案どおり決裁された。

報告事項

令和5年9月定例県議会の結果について

総務室長から、「9月定例県議会は、令和5年9月26日（火曜日）から同年10月12日（木曜日）までの17日間の会期で開催された。警察関係の提出議案は、「待機宿舎等改修費の繰越明許費の設定」であり、原案のとおり可決された。」旨の報告があった。

令和5年全国優良警察職員表彰の受賞について

首席監察官から、「全国優良警察職員表彰は、警察職員として多大な功労が認められた警部補以下の警察官に対して警察庁長官が行う表彰であり、令和5年は、生活安全部生活安全企画課の有野貴久警部補が受賞した。」旨の報告があった。

第42回県民の警察官表彰について

首席監察官から、「県民の警察官表彰は、山梨日日新聞社及び山梨放送の主催により、県民の安全・安心を守るため日夜活躍している警察官を顕彰し、県民と警察との信頼関係を高め、安全・安心なまちづくりを推進することを目的として贈られるものであり、第42回となる本年は、甲府警察署交通課の佐野秀典警部補及び甲斐警察署の高野誠警部補が受賞する。なお、表彰式は、本年11月2日（木曜日）に、山梨文化会館にて行われる。」旨の報告があった。

令和5年度山梨県殉職警察職員及び警察協力殉難者慰霊祭の挙行について

警務部長から、「令和5年度山梨県殉職警察職員及び警察協力殉難者慰霊祭については、本年11月2日（木曜日）、警察学校招魂碑前において挙行する。」旨の報告があった。

第63回山梨県中学生交通安全弁論大会の開催について

交通部長から、「中学生の目線で交通安全について考え、体験を通じて得たことや日頃実践していることを主張し、交通事故防止の大切さを訴えることにより、交通安全意識の高揚を図ることを目的として、本年10月26日（木曜日）、桃源文化ホールにおいて、第63回山梨県中学生交通安全弁論大会を開催する。」旨の報告があった。

中部ブロックDMATとの合同訓練への参加結果について

警備部長から、「大規模災害発生時における災害派遣医療チーム「DMAT」と、警察及び消防の救助部隊との連携強化及び初動対応能力の向上を図ることを目的として、本年10月14日（土曜日）、中部ブロックDMAT主催による合同訓練が実施された。本県警察は、県内の消防本部とともに、地震想定現場におけるDMATと連携した負傷者の救出救助訓練に参加した。」旨の報告があった。

関係機関等と連携した電話詐欺防止対策の推進について

甲斐警察署長から、「当署においては、管内における電話詐欺の被害状況等を分析した上で、関係機関等と連携して、電話をとらない対策、だまされない対策、だまされてもお金を払わない対策を推進することで、電話詐欺被害の防止を図っている。」旨の報告があった。

笛吹市と連携した犯罪抑止総合対策の推進について

笛吹警察署長から、「当署においては、令和元年7月に笛吹市との間で締結した「笛吹市安全・安心なまちづくり協定」に基づき、管内における犯罪情勢を分析した上で、関係機関等と連携した果実盗難対策や電話詐欺防止対策、自転車盗難対策等の各種犯罪抑止対策を部門横断的に推進している。」旨の報告があった。

本部長総括

本部長から、「甲斐、笛吹のいずれの警察署においても、電話詐欺抑止装置について、各種広報媒体や警察活動を通じた取組により設置を促進している旨の報告があったが、高齢者宅を中心とした巡回連絡の際に、防犯診断として具体的な指導を行うとともに、電話詐欺抑止装置の有効性等について警察官から直接説明するなどの方法により、さらなる周知を図ってまいりたい。」旨の発言があった。

公安委員意見等

委員から、「甲斐警察署における電話詐欺防止対策について、管内の被害者のほとんどが65歳以上の女性とのことであるが、さらに独居・同居の別や年齢分布、日頃の生活の状況などといった特性を分析し、その蓄積されたデータを対策に役立てていただきたい。笛吹警察署における犯罪抑止総合対策については、地域に密着し、地域の特性を踏まえた対策が行われており、行政とも連携している様子がうかがえる。いずれの警察署においても、犯罪抑止に当たっては、地域から親しまれる警察署として活動していっていただきたい。」旨の発言があった。

委員から、「甲斐警察署における電話詐欺防止対策については、いかに住民に伝わるかということを重視し、戸別訪問やイベント等を利用した対面での広報や情報発信を心がけ、関係機関とも連携して様々な対策を推進している。また、笛吹警察署の果実盗対策では、広範な農地における防犯カメラやセンサーの設置状況等をしっかり把握し、自治体や生産者とともに防犯対策を強化している。いずれの取組も心強く感じており、引き続きの尽力をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「全国優良警察職員表彰及び県民の警察官表彰については、職員の努力の賜物であり、日頃の尽力に感謝申し上げたい。中学生交通安全弁論大会については、交通安全に対する意識を広く県民に伝える機会として、しっかりとアピールしていただきたい。甲斐警察署及び笛吹警察署については、数字的に見ても確かな改善の様子がうかがわれ、その努力を評価したい。引き続き日頃の業務をしっかりと行い、ベターからベストに向けて取り組んでいっていただきたい。」旨の発言があった。