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令和5年9月6日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議題・報告事項の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
総務室次長から、「令和5年6月5日、南アルプス市在住の男性から提出された保有個人情報不開示決定に対する審査請求について、個人情報の保護に関する法律第105条の規定に基づき、審議会に諮問を行いたい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。
監察課長から、「令和5年8月9日、甲府市在住の男性から運転免許取消処分に対する審査請求書が、また、令和5年8月25日、南巨摩郡富士川町在住の男性から運転免許停止処分に対する審査請求書が提出されたので、それぞれ受理するとともに、これらの請求に対する審理手続を行いたい。」旨の説明があり、決裁された。
刑事部参事官から、「逮捕状、没収保全等を請求することができる司法警察員の指定を受けた職員が改姓したことに伴い、改めて当該指定を行うとともに、甲府地方裁判所に通知したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課長から、運転免許の取消処分9件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。
総務室長から、令和4年度における歳入及び歳出決算の概要について報告があった。
刑事部長から、令和5年2月から同年7月までの間における街頭防犯カメラシステムの設置及び運用状況について報告があった。
警備部長から、「本年9月1日、神奈川県相模原市内において行われた東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市の九都県市合同防災訓練において、当該訓練場所を管轄する神奈川県警察から本県警察に対し、隣接県としての参加依頼があったことから、当該訓練に参加し、関係機関と連携しての救出救助訓練を実施した。」旨の報告があった。
警備部長から、「本年9月5日に実施した令和5年度山梨県警察総合防災訓練については、県内に台風接近による大雨警報が発令される中、甲斐市を震源とする震度6弱の地震が発生したものと想定し、災害警備本部運営訓練、救出救助訓練等のほか、山梨県歯科医師会及び山梨大学医学部と連携した被害者身元確認訓練を実施した。」旨の報告があった。
本部長から、「令和5年度山梨県警察総合防災訓練については、訓練参加者に想定等を知らせることなく、実際の災害発生時と同様の状況下で、訓練参加者が自らの立場で考え、対処するといった、より本番に近い環境で実施した。実戦的な訓練の中で生ずる問題点をしっかりと解消していくことで、実際の災害に備えてまいりたい。」旨の発言があった。
委員から、「災害発生時においては、警察や消防、自衛隊、医療、自治体等がそれぞれの役割を果たしていくことも重要であるが、これらの機関がいかに組織的、体系的に連携し、協働していくかといったことが、被災者等に対する迅速で的確な対応につながっていくものと思う。防災訓練の実施に当たり、このような面からの検証もしっかりとお願いしたい。」旨の発言があった。
委員から、「令和5年度山梨県警察総合防災訓練について、実効性の高い訓練が行われているが、日頃からこのような訓練を重ねることが実際の災害発生時に活かされてくるので、継続して行っていただきたい。また、今年は富士山登山者数も増加しているが、平成26年の御嶽山の噴火で多数の登山者が被災したように、災害は兆候もなく発生することが多い。万全な対策は非常に難しいとは思うが、英知を結集して有事に備えていただきたい。」旨の発言があった。
委員から、「街頭防犯カメラシステムについては、7月に甲府市街で発生した時計店における持凶器強盗事件の初動捜査を始め、多くの事件捜査において実績を上げているものと思う。引き続き設置効果をアピールしていただきたい。総合防災訓練については、防災週間であるこの時期に実施することが多いが、暑いとき、寒いときなどで被災状況や対応要領等も変わってくると思う。様々な環境を考慮して訓練を計画していただきたい。」旨の発言があった。
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