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更新日:2023年7月20日

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定例会議開催概要(R050607)

開催の日

令和5年6月7日(水曜日)

開催の場所

山梨県公安委員会室

議題・報告事項の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

議題事項

公安委員会宛ての苦情申出の受理について

総務室次長から、「本県警察職員の職務執行に関し、本年3月16日、4月10日及び5月1日、中央市在住の男性から警察法第79条に基づく公安委員会宛の苦情の申出があったので受理したい。同じく本県警察職員の職務執行に関し、本年5月26日、甲府市在住の女性から警察法第79条に基づく公安委員会宛の苦情の申出があったので受理したい。」旨の説明があり、決裁された。

意見の聴取・聴聞について

運転免許課長から、運転免許の取消処分9件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。

警察法第60条第1項の規定に基づく長野県公安委員会への援助要求について

地域課長から、「北杜市地内の鞍掛山において発生した山岳遭難に伴う救助活動に際し、警察法第60条第1項の規定に基づき、6月1日(木曜日)付けで長野県公安委員会に対し、航空機及び航空従事者の援助要求を行った。本来、他の都道府県警察に対する援助の要求は、公安委員会で審議の上意思決定されるべきところ、緊急を要する事案であることから、山梨県公安委員会事務専決規程で定める専決処理区分により、本部長専決とさせていただいたので報告する。」旨の説明があり、後閲された。

報告事項

令和5年度6月補正予算案の概要について

総務室長から、「6月補正予算案の総額は3億9,125万2千円であり、内訳は、全額物件費である。補正後の警察費の予算総額は、恩給費を除き220億6,985万円となる。補正予算案の内容は、駐在所等建設費として、小瀬交番及び清里駐在所の建設等に要する経費1億7,906万9千円を、警察本部庁舎等整備費として、科学捜査及び初動捜査の拠点となる機動センターの建設等に要する経費9,320万2千円を、交通安全施設整備費として、信号機、道路標識・標示の整備等に要する経費1億1,898万1千円をそれぞれ要求する。本補正予算案は、6月定例県議会に上程し、審議を受けることとしている。」旨の報告があった。

犯罪被害者支援大学生ボランティアの登録書交付式等の開催について

警務部長から、「犯罪被害者支援大学生ボランティア制度は、次代を担う大学生が、犯罪被害者支援に関する広報啓発活動等に参加することにより、犯罪被害者等に対する配慮及び協力への意識をかん養するとともに、地域社会全体で犯罪被害者等を思いやり、支える気運の醸成を図ることを目的としている。登録書交付式は、6月8日(木曜日)午後3時から警察本部において開催し、今年度新たに応募のあった現役大学生に対し登録書を交付する。登録書交付式終了後、犯罪被害者支援室員による講習、大学生ボランティアOBである若手警察官による体験談の発表等を行い、大学生ボランティアとしての活動や警察による被害者支援について理解を深めてもらうこととしている。本年度の新規登録者数は、男性10人・女性18人の合計28人で、昨年度からの継続登録者を含めると、本年度の全登録者数は、男性18人・女性29人の合計47人となる。今年度予定している大学生ボランティアの主な活動内容については、記念行事や各種イベント、警察音楽隊コンサート等において、犯罪被害者支援の呼び掛けを行うほか、県内の中学、高校で開催している『命の大切さを学ぶ授業』、犯罪被害者支援に係る講演会・研修会の運営補助等を予定している。犯罪被害者支援の重要性をより広く県民に周知するため、こうした大学生ボランティアの活動を積極的に推進してまいりたい。」旨の報告があった。

少年補導功労者表彰(栄誉金章)の受賞について

生活安全部長から、「少年補導功労者表彰は、多年にわたり少年の非行防止や健全育成に尽力し抜群の功労があった少年警察ボランティアを称賛するとともに、その士気の高揚に資するため、警察庁長官及び全国少年警察ボランティア協会会長が連名で行う表彰であり、今回受賞された栄誉金章は、少年補導功労者表彰の最高位である。受賞者は、北杜市在住の山梨県少年補導員連絡協議会会長、小尾靖氏(65歳)である。受賞者は、平成18年に少年警察ボランティアに委嘱されて以降、少年の健全育成を図るとともに、少年を厳しくも温かい目で見守る社会気運を醸成するという強い信念のもと、地域の実情に精通したリーダー的存在として、非行防止広報活動、街頭補導活動及び環境浄化活動に尽力され、これまでに関東管区地区少年補導功労者表彰、少年補導功労者栄誉銅章、同じく栄誉銀章を受賞されている。表彰式は、6月8日(木曜日)に東京都内で開催される全国少年警察ボランティア協会通常総会において行われる。」旨の報告があった。

初任科生の更なる待遇改善について

警察学校長から、「初任科生の自主性を尊重した警察学校の運営を行うため、初任科生への必要な指導・教養を徹底した上で、『特別在寮期間の短縮等による長期休暇の取得』、『外出制限の早期緩和』、『スマートフォン使用制限の早期緩和』、『外泊時における私有車両運転制限の早期緩和』等の待遇改善を行った。今後も、学生の健全な育成に資する指導・教養を実践するよう、教職員間で意思統一を図ってまいりたい。」旨の話題があった。

その他

本部長から、「初任科生の更なる待遇改善について、初任科生に規律をしっかりと身につけさせるための厳格な指導は必要であるが、無用なストレスは排除すべきであることから、初任科生の自主性を尊重した学校運営を行うため、更なる待遇改善を指示した。こういった改善が優秀な人材の確保にもつながっていくものと考えている。果実盗対策について、いよいよ果実の収穫時期を迎える中で、今週から、広範な果樹地帯を管轄する警察署における果実盗警戒活動を開始した。警察本部からの人的支援も行いながら、9月末まで、夜間を中心にパトロールを実施していく。」旨の発言があった。

委員から、「老朽化した交番・駐在所の建て替えについて、優先順位等を十分に検討した上で、計画的な予算措置をお願いしたい。果実盗対策について、難しい面もあろうかと思うが、警戒の範囲や方法、時間帯等有効な対策を検討し、十分な対応をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「初任科生の更なる待遇改善について、学校教養の目的を逸脱することのないよう十分に検討しながら、継続した取組をお願いしたい。犯罪被害者支援大学生ボランティア制度について、各種活動に参加する中で、警察官を目指す学生も出てくると思う。優秀な人材確保にもつながるよう、積極的な活動をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「初任科生の更なる待遇改善について、本県独自の取組であると思うが、待遇を緩和すべき範囲の判断は非常に難しく、また、全国警察における基準の統一性も必要であることから、本改善の実施効果を分析の上、警察庁及び各県警察への申報、提案等を検討していただきたい。犯罪被害者支援大学生ボランティア制度について、多くの学生の登録があり良いことだと思う。このようなボランティア活動には様々な苦労があると思うので、感謝の心を持って処遇していただきたい。」旨の発言があった。

お問い合わせ

山梨県警察本部総務課公安委員会補佐室 
住所:〒400-8586 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(221)0110(代表)