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更新日:2023年6月30日

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定例会議開催概要(R050517)

開催の日

令和5年5月17日(水曜日)

開催の場所

山梨県公安委員会室

議題・報告事項の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

議題事項

第73回全国植樹祭に伴う職員の派遣について

警備部長から、「第73回全国植樹祭に伴い、岩手県公安委員会から警察法第60条第1項の規定に基づく援助要求がなされたことから、岩手県警察に職員を派遣したい。」旨の説明があり、決裁された。

保有個人情報一部開示決定に対する審査請求の受理について

総務室次長から、「令和5年5月9日、長野県松本市の男性から、保有個人情報一部開示決定に対する審査請求書が提出されたので受理するとともに、山梨県個人情報保護条例第43条の規定に基づき、審議会への諮問の手続を行いたい。」旨の説明があり、決裁された。

留置施設視察委員会委員の任命について

監察課留置管理室長から「留置施設視察委員会は、刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律に基づき、県内の留置施設を視察し、その運営に関し、留置業務管理者に対して意見を述べることを任務とし、県公安委員会が任命する。委員の定数は4人で、今回任命される委員の任期は、本年6月1日から来年5月31日までの1年である。委員候補者については、それぞれの知見を生かし、多角的な視点から被留置者の処遇及び運営の改善に関し、建設的な意見をいただける方で、再任2人及び新任2人を任命していただきたい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。

運転免許の事後取消について

運転免許課長から、運転免許の事後取消1件について説明があり、原案どおり決裁された。

意見の聴取・聴聞について

運転免許課長から、運転免許の取消処分9件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。

報告事項

広聴事案の取扱状況について(令和5年4月中)

総務室長から、「令和5年4月中の広聴事案取扱状況について、感謝が3件寄せられ、いずれも生活安全部関係で、地域活動及び生活安全活動に対するものであった。これらの感謝事例については、関係所属において各種会議等を通じて事例紹介し、職員の士気高揚を図っている。また、要望、意見はなく、苦情については、警察官の対応に対する苦情8件を受理した。」旨の報告があった。また、首席監察官から、「本年4月中に処理を終了した苦情事案は、警察官の対応に対する苦情6件である。」旨の報告があった。

会計検査院による実地検査の結果について

総務室長から、「会計検査院法の規定に基づき、本年4月18日(火曜日)から同年4月21日(金曜日)までの4日間、会計検査院の実地検査を受検した。検査は、山梨県警察及び関東管区警察局山梨県情報通信部の国費及び国庫補助対象経費を対象に行われたものであるが、検査最終日における講評事項はなく、最終的な検査結果については、内閣に送付後、国会に提出される予定である。」旨の報告があった。

業務の合理化・効率化の取組について(令和4年度中)

警務部長から、「令和4年度中における業務の合理化・効率化の取組について、県警察では、各所属から随時提案される意見要望について、警務課及び本部関係所属において検討を進めた上で、業務の合理化・効率化を推進している。令和4年度中の提案件数の合計は38件で、内訳は警察本部が10件、警察署が28件であった。提案に対する検討結果は、合理化を実施したものが25件、検討継続中のものが5件、現状維持としたものが8件であった。長期検討項目については、これまでに提案された要望のうち6件が継続検討となっているが、放置することなく継続して検討してまいりたい。令和4年度中に合理化・効率化した主な業務として、『簡易ネクタイの採用』については、制服ネクタイについて、受傷事故防止や着脱の効率化の観点から、マジックテープで取り外しが可能なネクタイを新たに採用するものである。また、『文書審査の一部省略』については、例規通達案は、全て警務部警務課長による文書審査を受けていたところ、法令の改廃に伴い、当該法令の条項又は用語を引用する規定の整理のみを目的とするものや実質的な変更を伴わないものについては、審査を不要とするよう要領を改正したものである。今後の取組方策として、職員の合理化・効率化に対する意識を深化させるため、巡回指導や部内資料等による継続的な指導教養を実施する。また、職員の取組に対する気運を醸成するため、要望、提案をし、かつ、それが実現に至ったものについては、積極的な賞揚を引き続き行っていく。」旨の報告があった。

その他

本部長から、「5月19日から21日に開催される広島サミットには、本県からも職員を派遣しており、また、本日の議題のとおり、岩手県公安委員会からも、第73回全国植樹祭への援助要求がなされたところであるが、本県の治安維持に影響が生じないよう、十分な体制を確保してまいりたい。」旨の発言があった。

委員から、「業務の合理化・効率化の取組について、社会一般において働き方改革が進められている中で、『合理化・効率化』というイメージばかりが先行し、正しく理解されていないケースが散見される。一例として、民間企業の中堅管理職から、「わからないことを部下が上司にすぐ尋ねることができるようにするのは効率化か」と問われたが、私は違うのではないかと思う。若手職員には、自ら汗をかき、苦労してしっかりと基礎を学んでもらうための手順や工程というものが必要であるが、組織が『合理化・効率化』を求めるあまりにその手順等を省略してしまっては、原理原則を学ぶ機会が失われ、いずれ幹部となる職員の将来に憂いを残すようなことになる。自らの組織における合理化とは何か、効率化とは何かということをしっかりと示し、『合理化・効率化』という言葉の定義を正しく理解させた上で、業務改善への取組を進めていっていただきたい。」旨の発言があった。

委員から、「業務の合理化・効率化の取組について、長期検討項目の6件については、それぞれ難しい問題であるが故に長期間の検討を要しているものと思うが、そういうものこそ知恵を出し合い、早期に解決できるよう努力していっていただきたい。」旨の発言があった。

委員から、「広聴事案の取扱状況について、本部長が個々の苦情の内容を把握し、適正に指示されている様子がうかがわれる。私の経験から、苦情に的確に対応するということは、会社の体質を是正し、より良い組織にするために非常に有効であると思っている。引き続き本部長指揮の下、適正な対応をお願いしたい。」旨の発言があった。

お問い合わせ

山梨県警察本部総務課公安委員会補佐室 
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