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更新日:2023年6月26日

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定例会議開催概要(R050510)

開催の日

令和5年5月10日(水曜日)

開催の場所

山梨県公安委員会室

議題・報告事項の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。

議題事項

運転免許関係事務の委託に係る公示について

運転免許課長から、「道路交通法第108条第1項及び道路交通法施行規則第31条の4の2の規定に基づき、運転免許関係事務を(一財)山梨県交通安全協会、(一社)山梨県指定自動車教習所協会等15法人に委託したので、道路交通法施行令第40条の2第2項及び道路交通法施行規則第31条の4の4の規定に基づき公示したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。

審査請求に対する弁明書の作成について

運転免許課長から、「南都留郡富士河口湖町在住の女性から、令和4年10月18日付けで提出された運転免許更新処分に関する審査請求書について、処分庁である公安委員会から本件の審理を行う審理官に対し、弁明書を送付したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。

指定自動車教習所に対する行政処分の実施について

運転免許課長から、「公安委員会指定の自動車教習所について、令和5年4月19日に随時検査を行ったところ、中型第二種免許に係る技能教習及び技能検定を行うために必要な物的基準を満たしていないことを確認したことから、道路交通法第99条の7第1項の規定に基づく「適合命令」の行政処分を実施したい。なお、行政手続法第13条第1項第2号に基づき弁明の機会を与える必要があるため、弁明通知書を発出した後、令和5年5月中を命令執行日として処分命令を実施することとしたい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。

意見の聴取について

運転免許課長から、運転免許の取消処分10件に係る意見の聴取について説明があり、原案どおり決裁された。

警察法第60条第1項の規定に基づく長野県公安委員会への援助要求について

地域課長から、「南巨摩郡早川町地内の間ノ岳において発生した山岳遭難に伴う救助活動に際し、警察法第60条第1項の規定に基づき、5月3日(水曜日)付けで長野県公安委員会に対し、航空機及び航空従事者の援助要求を行った。本来、他の都道府県警察に対する援助の要求は、公安委員会で審議の上意思決定されるべきところ、緊急を要する事案であることから、山梨県公安委員会事務専決規程で定める専決処理区分により、本部長専決とさせていただいたので報告する。」旨の説明があり、後閲された。

報告事項

音楽隊の活動状況について

総務室長から、「音楽隊の活動状況について、本年度の体制は、隊長の広報官以下30人であり、内訳は、隊長1人、副隊長2人、楽長1人、演奏隊20人、カラーガード隊6人である。訓練は、毎週木曜日、警察学校体育館等において、個人・パート別合奏訓練、全体合奏訓練及びカラーガード隊訓練を実施している。本年4月8日には、警察官採用募集活動の一環として警察学校で行われたオープンキャンパスに合わせ、音楽隊活動を体験できるインターンシップを初開催し、高校生及び大学生の計5名が参加した。」旨の報告があった。

令和5年度山梨県警察官友の会による功労職員等の表彰について

警務部長から、「(一財)山梨県警察官友の会では、警察職員の士気の高揚を図り、県民と警察の融和を深めるため、毎年、功労職員と駐在所勤務員の表彰を行っている。功労職員表彰は、警察活動に多大な功労のあった職員を、また、駐在所勤務員表彰は、多年にわたり家族同伴で駐在所勤務員として地域住民に密着した活動を行っている警察官を対象としている。本年度は、功労職員表彰18人、駐在所勤務員表彰2人が受賞する。表彰の授与は、功労職員表彰については、5月17日(水曜日)に警察官友の会総会において、また、駐在所勤務員表彰については、6月から7月頃に会長が両駐在所を訪問して行う予定である。」旨の報告があった。

令和5年春の全国交通安全運動の実施について

交通部長から、「県民に交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的に、令和5年春の全国交通安全運動を実施する。運動の期間は、5月11日(木曜日)から5月20日(土曜日)までの10日間であり、20日(土曜日)は、『交通事故死ゼロを目指す日』としている。本運動は、県交通安全対策本部及び県交通対策推進協議会の主唱により実施するもので、主催機関である県を始め合計124の機関・団体が参加する。運動の重点は、全国重点として、『こどもを始めとする歩行者の安全の確保』、『横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上』及び『自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底』の3項目、県重点として、『飲酒運転の根絶』及び『二輪車の交通事故防止』の2項目としている。期間中の主な取組について、『歩行者事故防止対策の推進』では、新入学児童を始めとした、交通環境に不慣れな子どもに対する道路の安全な通行に必要な知識、技能習得のための交通安全教育を推進するほか、通学路における一斉取締りを実施する。また、運転者に横断歩道を歩行する際の安全確認を徹底させるダイヤチェック運動と、歩行者と運転者がお互いに手で合図をすることで安全を確保するハンドサイン運動を引き続き実施する。『飲酒運転等の悪質・危険な運転の防止に向けた対策の推進』では、昨年、南甲府警察署管内で発生した飲酒運転による死亡ひき逃げ事故のような悪質、危険な交通事故を無くすため、重大事故に直結する飲酒運転や、妨害運転等の積極的な取締りを図る。特に、飲酒運転については、酒類提供飲食店等を対象としたハンドルキーパー運動の推進、飲酒運転周辺三罪の周知など、飲酒運転を根絶する環境の構築を図る。『自転車に対する交通事故防止対策の推進』では、本年4月1日から自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたことに伴い、通勤、通学等、自転車の通行が多い時間帯を中心に、ヘルメットの着用を呼びかけるほか、悪質性の高い違反や交通に危険を生じさせた場合については、積極的な検挙を図ってまいりたい。」旨の報告があった。

その他

本部長から、「ゴールデンウィークが終了したが、職員の中には、留置業務、交番勤務等の業務を継続するため休めなかった者もあることから、このような職員に対し、代休取得等による代替措置を徹底するよう指示している。新型コロナウイルス感染症の5類移行について、県警察におけるマスクの着用基準等に関し改めて通達を発出したところである。5類移行後も、警察業務の継続に支障を来たさぬよう、引き続き感染防止対策を徹底してまいりたい。」旨の発言があった。

委員から、「春の全国交通安全運動について、連休以降、ますます人流が多くなっている上に、新型コロナウイルス感染症の5類移行も加わり、日本全体が活性化しているように感じている。交通量や交通流等にも大きく影響すると思うので、しっかりとした取り組みをお願いしたい。また、本日の新聞に、『県内の飲食店に人出が戻る中、車で訪れた客が飲酒後に利用する運転代行業者が、依頼に対応できないケースが増えている。』といった記事があった。飲酒運転の根絶を目指す中で極めて危険な状態であり、危機感をもって対策を徹底していただきたい。山梨県警察官友の会による功労職員等の表彰について、職員の地道な活動に目を向け、評価していただけたことが士気高揚につながるものと感謝するところである。受賞者を始めとする職員の皆さんには、服務を遵守し、ますます職務に精励していただけるようお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「山梨県警察官友の会による功労職員等の表彰について、受賞者の皆さんには、長年の御労苦が評価されたものであり、心からのお祝いを申し上げる。これを励みに引き続き職務に邁進していただきたい。春の全国交通安全運動について、新型コロナウイルス感染症の5類移行等に伴い、私の地元でも観光客が増加し大変な混雑が見られている。人流増による事故等の増加が危惧されることから、積極的な活動をお願いしたい。」旨の発言があった。

委員から、「先日、銀座の高級時計店における強盗事件のニュースを見たが、白昼堂々と店内を破壊して商品を持ち去るといった映像が公開されていた。近年においては、サイバー犯罪や電話詐欺などの巧妙な手口の犯罪が増加している印象があったが、最近発生している強盗事件等は、非常に単純かつ暴力的なものであり、『安全な日本』という考えが揺らぐような態様の事件が多発していることに大きな不安を感じる。今回の事件は山梨県におけるものではないが、こういった犯罪に対する徹底的な取締りをお願いしたい。」旨の発言があった。

お問い合わせ

山梨県警察本部総務課公安委員会補佐室 
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