更新日:2016年9月27日

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青少年を守れ

犯罪から青少年を守れ!

不良行為をさせない環境づくり

子どもを取り巻く環境が確実に悪化しています。
児童売春、児童ポルノ、出会い系サイト、薬物、いじめなど健全な育成を妨げるものから子どもを守るのは大人の責任です。
少年による殺傷事件や集団での強盗など凶悪な事件が増えています。

最近では街頭犯罪(ひったくりなど)で検挙される少年が増えているほか、少年が被害者にも加害者にもなりえる「出会い系サイト」を利用した事件が後を断ちません。
警察では、これらの少年に対する支援活動を行い、不良行為の段階での指導や被害少年の保護に力を入れています。
街頭指導や被害少年支援活動を通じて、不良行為の段階での指導や被害少年の保護に取り組みましょう。

SOSを発信しています

少年が不良行為を始めるのは、大人をはじめ周囲の人にもっと関心をもってもらいたいからです。帰宅時間が遅くなる、もしくは外出をまったくしなくなる、食事の量が減る、派手な化粧をするようになる、高価なブランド品を持つようになる。このような変化が少しでもあったら、責めるのではなく、関心を強く持って「何かあったの?」と問いかけましょう。

少年達をまもるのは大人しかない!

不良行為をさせない環境づくりを

少年を取り巻く環境が悪化の一途をたどっている今、我が子が不良行為に誘い込まれる機会は多くなっています。この状況は深刻化する非行の背景のひとつとなっており、浄化できるのは私たち大人しかいません。PTAパトロールや少年警察ボランティアなど、できることは身近にたくさんあります。警察と一体になって少年に悪影響を与える業者などを排除するように勤めましょう。

携帯電話は使用ルールをきめて!

犯罪に利用されやすい携帯電話をもっている中学生・高校生が増えており、犯罪に巻き込まれるケースが目立っています。出会い系サイトのほか、携帯電話のメール機能で偶然に知り合った異性から暴力を受けたり、「ワン切り」と呼ばれる悪質な業者に連絡してしまい金銭トラブルを起こしたりなど・・・子どもに携帯電話を持たせる場合は、「知らない人とは連絡をとらない」「広告メールは無視する」などの使用ルールを家庭内で決めるようにしましょう。

  • ピンクチラシを街や学校周辺から排除する
  • 深夜の外出はさせない
  • 日頃からからコミュニケーションを図り、友達や行動を把握する

薬物汚染

覚せい剤などの薬物を乱用する若者が多く見られます。
ダイエットに効果があるように言われたり、ファッション性のある言葉で呼ばれたりしますが、それは、人生をメチャクチャにする魔の薬なのです。

薬物にたすな人生の夢

少年にも、薬物の乱用が広がっています。『やせられるという誘い』

覚せい剤はやせるのに効くという誘いに乗らないで下さい。
覚せい剤の乱用は精神や身体に深刻な影響を及ぼします。

『軽い気持ちから覚せい剤の中毒に』「みんながやっている」・「一度くらいなら」といった軽い気持ちで、覚せい剤に手を出す例が見られます。
覚せい剤を乱用すると中毒に陥り、簡単にはやめられなくなります。

薬物乱用とは

医薬品を医療以外に使用すること、または医療目的のない薬物を不正に使用することをいいます。いわゆる「脱法ドラッグ」として販売されていたマジックマッシュルームは、平成14年6月に麻薬原料植物として規制されました。使用はもちろん、持っているだけでも厳しく罰せられます。

甘い言葉で誘われる

乱用されている薬物には、覚せい剤、大麻、MDMA、コカイン、ヘロイン、LSD、マジックマッシュルーム、シンナーなどがあります。売人は、「ダイエットに効果がある」「疲れをとる薬」「違法ではない」などと言葉巧みに売りつけようとします。また、若者の間では、仲間はずれを恐れて薬物に走るケースも目立ちます。

薬物の魔の手が少年に近づいている!

子どもの変化に気を配る

薬物乱用はもちろん、薬物を持っていたり、また友達と売買したり、譲ったり、譲られたりした場合でも厳しく罰せられます。また、一時的に食欲が減退することはあっても、ダイエット効果などありません。むしろ、依存症になり日常的な生活行動ができなくなります。食欲減退、無気力、幻覚など子どもの様子に変かがないか、普段から気を配りましょう。薬物乱用は重大な違法行為であることを認識させてくさい。

はっきりと断る勇気!

違法とはわかっていても、友人などにすすめられると少年は手を出してしまいがちです。「薬物はゼッタイにやらない」と断る勇気を我が子に持たせましょう。対処方法がわからないときは警察に相談して下さい。

脱法ドラッグ?とは
最近、薬物取締法令に触れず、多幸感や性的快感などの薬理作用が得られると宣伝している、いわゆる「脱法ドラッグ」を販売するケースが見られます。法に規制されなくても、薬理作用が規制薬物に近いものもあり、安易に乱用すると非常に危険です。また、それらの成分中に規制薬物が含まれるなど、取締法令に違反する場合は、取締まりの対象になります。

  • 薬物は持っているだけで厳しく罰せられることを教えましょう
  • 誘われても薬物に手を出さない勇気を待たせましょう
  • ダイエット効果など全くないことを教えましょう

出会い系サイト

携帯電話、パソコンなど、情報通信技術が発達し、見知らぬ者同士が簡単に知り合うことが可能になりました。そのため、さまざまなトラブルが発生しています。

出会い系サイトとは・・

パソコンや携帯電話などから接続して、種々さまざまな情報を入手できるインターネット。そのインターネットには、「出会い系サイト」と呼ばれるホームページがあり、見知らぬ男女が気軽に知り合うことができます。いま、この出会い系サイトが、犯罪の温床になりつつります。

援助交際などの犯罪が多発

簡単に男女が情報交換出来る出会い系サイトは、売春や買春に利用されるケースが、よくあります。なかでも問題となっているのが、いわゆる「援助交際」と呼ばれるものです。中学生や高校生の女子に、成人男性が金銭を与えて性的な関係をもつ場合は、レッキとした買春行為となります。

手口を知ることが大切!

家庭内で携帯電話の利用ルールを

未成年者が出会い系サイトを利用する場合、そのきっかけの多くが携帯電話に一方的に送られてくる広告メールです。普段から「広告メールは、無視する」といったルールを家庭内で決めておきましょう。

年相応の金銭感覚を

普段から子どもたちに年相応の金銭感覚をしっかり身につけさせましょう。

~出会い系サイトを規制する法律~
インターネット異性紹介事業(いわゆる「出会い系サイト」)の利用に起因する犯罪から児童(18歳未満の者)を保護するため

  • 児童を性行為の相手方となるように誘引する行為等の禁止
  • 児童によるインターネット異性照会事業の利用を防止する

ことなどを定めたものです。(罰則あり)

「出会い系サイト」に関係する犯罪から、子どもを守れ!

出会い系サイトのトラブル

出会い系サイトで知り合った男女がトラブルを起こすケースが増えています。恋愛のもつれから殺人事件に発展する場合もあります。最初から暴行の目的で出会い化サイトを利用する犯罪者もいて、未成年の女性が被害にあうケースが続発しています。

フィルタリング機能を利用しましょう

子どもの利用するパソコン・携帯電話にフィルタリング機能(閲覧・受信制限機能)を設定する。

  • フィルタリング機能をインストール、またはプロバイダの提供するフイルタリング機能を利用する
  • 電話会社によるフィルタリングサービスを利用する
  • 子どもの所持品を把握しておく
  • 年相応の金銭感覚を身につけさせる
  • 携帯電話の利用ルールを決める

山梨県警察では『ヤングテレホン』が設けられ、少年に対する相談を行っています。安心してご相談下さい。