ページID:3902更新日:2023年2月9日
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温泉は古くから人々の健康の増進や疾病を治療するために利用され、親しまれてきました。貴重な天然資源である温泉を無駄なく有効に利用し、健康増進を図りましょう。
温泉とは、地中から湧出(ゆうしゅつ)する温水、鉱水、水蒸気、その他ガスで摂氏二十五度以上の温度があるか、特定の物質のうちいずれか一つを有するものをいいます。
(温泉法第2条)
次の疾患の場合は、浴用しないこと。
病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、
少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期
このほか、高齢者、高血圧症若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、42℃以上の高温浴は避けること。
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 | 泉質 | 浴用 | 
|---|---|---|
| 特殊成分を含む療養泉 | 酸性泉 | 皮膚又は粘膜の過敏な人、高齢者の皮膚乾燥症 | 
| 硫黄泉 | 酸性泉に同じ | 
温泉は泉質によって、次のような適応症があるといわれてます。
| 泉質 | 浴用 | |
|---|---|---|
| 単純泉 | 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消火器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進 | |
| 塩類泉 | 塩化物泉 | きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児・慢性婦人病 | 
| 炭酸水素塩泉 | きりきず・やけど・慢性皮膚病 | |
| 硫酸塩泉(鉄-硫酸塩泉及びアルミニウム-硫酸塩泉を除く) | 動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚病 | |
| 特殊成分を含む療養泉 | 二酸化炭素泉 | 高血圧症・動脈硬化症・きりきず・やけど | 
| 含鉄泉 | 月経障害 | |
| 含銅-鉄泉 | 含鉄泉に準ずる。 | |
| 硫黄泉 | 慢性皮膚病・慢性婦人病・きりきず・糖尿病(硫化水素型)高血圧症・動脈硬化症・その他は上記に準ずる。 | |
| 酸性泉 | 慢性皮膚病 | |
| 含アルミニウム | 酸性泉に準ずる。 | |
| 放射線泉 | 痛風・動脈硬化症・高血圧症・慢性胆嚢炎・胆石症・慢性皮膚病・慢性婦人病 | |
塩類泉・特殊成分を含む療養泉は上記の適応症に単純泉の適応症が加えられます。
脱衣場などに掲示してある温泉の成分、禁忌症、入浴上の注意事項を守り正しく利用しましょう。
環境・エネルギー課では「温泉利用」「温泉成分の定期的な分析」「可燃性天然ガスの安全対策」等に関する事務を行っています。
