ページID:1988更新日:2018年12月8日
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ブドウの最重要病害であるべと病の耐病性程度はリーフディスク法を用いることで簡易に判定できる。この方法により、効率よくべと病耐病性を有した新品種を選抜できる。
[担当]育種部・ブドウ育種科
[分類]科学・参考
種なし「ピオーネ」の超早期加温栽培での4年間の平均収穫実績は、平行整枝、自然形整枝とも2600kg/10a程度とほぼ同じである。平行整枝は自然形整枝より、効率的に高品質な果実が生産でき、新梢管理の省力化も図られる。
[担当]栽培部・ブドウ栽培科
[分類]技術・普及
ブドウ種なし「ピオーネ」の超早期加温栽培は、所得率、農業所得とも高い。また、露地栽培ブドウとの競合が少なく、労力分散にも有効な作型である。
[担当]栽培部・ブドウ栽培科
[分類]技術・普及
スモモおよびオウトウにおいて、低温に最も弱い生育ステージは満開期である。スモモの満開期における低温許容限界は、「大石早生すもも」および「太陽」で-2~-3℃、「ソルダム」では-3~-4℃である。オウトウでは「高砂」が-2~-3℃、「佐藤錦」は-2℃である。両樹種とも、品種により低温許容限界は異なる。気温が低温許容限界を下回る場合は、凍霜害による被害が急激に高まる。
[担当]栽培部・落葉果樹栽培科
[分類]技術・参考
モモ若木の枯死障害の発生は、冬季の強せん定が要因の一つである。大きなせん定切り口からの枯れ込みが養水分の通道を妨げ、枯死に至ると考えられる。また、せん定程度の目安として、せん定強度1.0が障害発生の指標となる。
[担当]栽培部・落葉果樹栽培科
[分類]技術・普及
セイヨウオオマルハナバチは、曇雨天日や低温日でも安定して訪花活動し、経済栽培上必要な結実率を確保できる。このため、オウトウ、モモ、スモモのハウス栽培において人工受粉作業が省力化できる補助的な資材となる。
[担当]栽培部・落葉果樹栽培科
[分類]技術・普及
リンゴコカクモンハマキは幼虫越冬後、花蕾、新梢、果実を加害するが、特に果実被害が問題となる。成虫の発生は5月中下旬、7月上中旬、8月中下旬、9月下旬~10月上旬の年4回発生である。本種に対してラービンフロアブル1000倍、スピノエースフロアブル2000倍、カスケード乳剤4000倍はいずれも効果が高い。
[担当]環境部・病害虫科
[分類]技術・普及
ナシマルカイガラムシのふ化幼虫発生時期は、5月下旬~6月下旬。7月下旬~8月中旬、9月上旬~12月中旬である。機械油(97%)乳剤50倍の休眠期散布は、越冬幼虫に対して高い防除効果が認められ、有効な防除法である。
[担当]環境部・病害虫科
[分類]技術・普及
被覆尿素肥料はモモでは窒素流亡が少なく、施肥効率が高い。効果的な施肥位置は根の多い樹の近くとする。また、根の少ない樹間部は草生管理を行う。これらは施肥窒素の流亡を抑制し、環境への負荷を軽減する技術となる。
[担当]環境部・生理加工科
[分類]技術・参考
果樹園で生産されるせん定枝を粉砕後、鶏ふんを添加し3回切り返し作業を行えば、せん定終了から基肥施肥の間の6~8ヶ月間で完熟堆肥が生産され、環境に配慮したリサイクル農業が可能となる。
[担当]環境部・生理加工科
[分類]技術・普及