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麻しん(はしか)の発生状況
県内において麻しん患者の発生が報告されています。詳細は以下をご確認ください。
・麻しん(はしか)患者の発生について(4月15日)(PDF:424KB)
・麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起(4月9日)(甲府市HP)
・麻しん(はしか)患者の発生について(4月7日)(PDF:135KB)
定点情報(2026年第15週:4月6日~4月12日)/ その他情報(公表までに把握した情報)
(4月16日 山梨大学医学部附属病院 鈴木哲也 医師)
【要約】
麻しん(はしか):今年に入ってから近隣の都県で多数の患者が報告されています。山梨県内でも4月に入って複数の症例が報告されています。
インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症:いずれも目立った流行は見られません。
水痘(みずぼうそう):富士・東部保健所管内で注意報レベルに入りました。
〇リスクアセスメント
【麻しん(はしか)】
今年に入ってから近隣の都県で多数の患者が報告されています。海外渡航歴がない方や、麻しん患者との明確な接触が確認できない事例も多くみられます。日本は麻しん排除状態(国内にウイルスが常在していない状態)とされていますが、海外で感染した方が入国・帰国し、そこから免疫のない人を中心に感染が広がっていると考えられます。
山梨県内でも4月に入って複数の症例が報告されています。麻しんは感染力が非常に強く、電車の同じ車両に居合わせたり、同じ時間帯に同じ施設を利用したりするだけで感染する可能性があります。各事例の行動歴は順次公表されていますので、ご自身の生活との接点がないか今一度ご確認ください。
麻しんを予防する最も効果的な方法はワクチン接種です。1歳以降に2回接種すると、非常に高い確率で免疫を獲得できます。ただし、ワクチン接種や麻しんの流行状況から、各年代によって免疫の状況が異なります。下記を参考にしながら、ご自身のワクチン接種の記録を改めてご確認ください。
・60歳以上:ワクチンが導入される前に幼少期を過ごしており、多くの方が自然感染で免疫を獲得しています。
・50〜60歳:ワクチンは導入されていましたが接種率が低く、自然感染した方も多い世代です。
・37〜50歳:幼少期の定期接種は1回のみの世代で、自然感染の機会も減っていたため、免疫が十分でない場合があります。
・26〜35歳:中学生または高校生の時期に特例措置として2回目の接種機会がありましたが、未接種のままの方もいます。
・25歳以下:幼少期に2回の定期接種を受ける機会がありましたが、実際の接種率は90%前後で、1回のみの方もいます。特に高校生や大学生は人との接触が多く、流行時には感染リスクが高くなります。
【インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症】
いずれも目立った流行は見られません。
【水痘(みずぼうそう)】
富士・東部保健所管内で注意報レベルに入りました。小学校低学年くらいまでの子どもに多い感染症ですが、感染力が強いため、保育園や幼稚園などでは時々流行することがあります。現在は3歳までに定期接種としてワクチンを2回接種する機会があるため、大規模な流行にはつながりにくいと思います。
○対応
麻しん(はしか)の典型的な初期症状は、発熱・咳・鼻水・結膜炎で、これらの症状が数日続いた後に全身へ発疹が現れます。感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は通常10日前後で、長くても3週間程度です。麻しん患者と同じ電車の車両に居合わせたり、同じ時間帯に同じ施設を利用したりした後、3週間以内にこのような症状が出た場合には特に注意が必要です。また、明らかな心当たりがなくても感染・発症する事例も少なくありません。周囲への二次感染、三次感染を防ぐためには、早期に診断を受け、周囲への注意喚起をすることが重要です。ただし医療機関を受診する際は、通院途中や待合室で周囲の方に感染を広げてしまう可能性があるため、受診前に必ず医療機関へ電話などで事前相談を行ってください。受診の際には公共交通機関の利用を避け、自家用車などで受診してください。
流行を防ぐ最も効果的な方法はワクチン接種です。幼少期の定期接種(1歳と就学前)を忘れずに行い、大人の方も母子手帳などで接種歴を確認し、必要に応じて追加接種をご検討ください。
*関連ページ
インフルエンザ ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省(インフルエンザ/Q&A) / 国立健康危機管理研究機構
麻しん ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構
◆今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください !
*保健所毎や疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。
2026年4月16日作成
インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内35箇所の定点医療機関から報告された
患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【赤色警報 黄色注意報】。
対象期間:2026年第15週〔2026年4月6日(月曜日)~2026年4月12日(日曜日)〕
◆下記数値は、「初回公表時点での数値」を掲載しています。また、医療機関から報告がなかった場合は定点当たり数値の算出対象から除いています。
| インフルエンザ | |||||||
| 週 | 山梨県 | 中北 | 峡東 | 峡南 | 富士・東部 | 甲府市 | |
| 15週 | 報告数 | 24 | 12 | 5 | 1 | 5 | 1 |
| 定当 | 0.69 | 1.00 | 0.83 | 0.33 | 0.71 | 0.14 | |
| 14週 | 報告数 | 66 | 27 | 18 | 3 | 7 | 11 |
| 定当 | 1.89 | 2.25 | 3.00 | 1.00 | 1.00 | 1.57 | |
| 13週 | 報告数 | 134 | 69 | 27 | 2 | 18 | 18 |
| 定当 | 3.83 | 5.75 | 4.50 | 0.67 | 2.57 | 2.57 | |
| 12週 | 報告数 | 218 | 98 | 43 | 8 | 36 | 33 |
| 定当 | 6.23 | 8.17 | 7.17 | 2.67 | 5.14 | 4.71 | |
| 11週 | 報告数 | 255 | 118 | 68 | 4 | 37 | 28 |
| 定当 | 7.29 | 9.83 | 11.33 | 1.33 | 5.29 | 4.00 | |
| 新型コロナウイルス感染症* | |||||||
| 週 | 山梨県 | 中北 | 峡東 | 峡南 | 富士・東部 | 甲府市 | |
| 15週 | 報告数 | 51 | 30 | 10 | 3 | 1 | 7 |
| 定当 | 1.46 | 2.50 | 1.67 | 1.00 | 0.14 | 1.00 | |
| 14週 | 報告数 | 45 | 27 | 5 | 0 | 4 | 9 |
| 定当 | 1.29 | 2.25 | 0.83 | 0.00 | 0.57 | 1.29 | |
| 13週 | 報告数 | 46 | 33 | 3 | 1 | 2 | 7 |
| 定当 | 1.31 | 2.75 | 0.50 | 0.33 | 0.29 | 1.00 | |
| 12週 | 報告数 | 58 | 43 | 5 | 3 | 4 | 3 |
| 定当 | 1.66 | 3.58 | 0.83 | 1.00 | 0.57 | 0.43 | |
| 11週 | 報告数 | 62 | 38 | 9 | 3 | 8 | 4 |
| 定当 | 1.77 | 3.17 | 1.50 | 1.00 | 1.14 | 0.57 | |
*本県独自基準 以下の数値を目安にYCDC医師と協議の上決定(注意報目安:定点あたり10以上、警報目安:定点あたり15以上)
◆発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況や病原体検出状況などがご覧になれます)
◆集団感染事例及び学級閉鎖等措置状況(PDF:78KB) ※過去の分はこちら
(施設から報告のあった事例を保健所及び施設種類ごとにご覧になれます。県保健所管内のみの情報です)
*2025年第36週以降の状況
新型コロナ措置状況(PDF:366KB)
インフルエンザ措置状況(PDF:371KB)
感染性胃腸炎措置状況(PDF:355KB)
*甲府市の状況は こちら
新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
*新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。
新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。
下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。
詳しい情報は こちら
〇厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート
〇YCDCレポート
警報 |
なし |
注意報 |
水痘(富士・東部保健所管内) |
4月16日 |
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4月16日 |
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4月8日 |
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4月8日 |
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2月27日 |