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山梨県の現在の警報等発令
 
伝染性紅斑:警報(峡東、富士・東部)
 新型コロナウイルス感染症(県独自基準):警報(中北)

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この時期注意が必要です!

100 madani

 

YCDC医師からのメッセージ

 定点情報(2025年第37週:9月8日~9月14日)/ その他情報(公表までに把握した情報)

                             (9月18日 山梨大学医学部附属病院 鈴木哲也 医師)

【要約】
・年代別に見ると10-14歳、15-19歳で増加が目立ち、学級閉鎖も少なくないようです。病院や高齢者施設等での集団発生報告も続いています。
・手洗いや換気、状況に応じたマスク着用など、可能な対策を継続することで、自分自身が感染する可能性を適切に管理していきましょう。
・百日咳は現在も新規感染者の報告が続いています。対象の月齢(生後2か月)に達した乳児は、百日咳を含むワクチン接種(定期接種)が遅れないようにしてください。


〇リスクアセスメント
【新型コロナウイルス感染症】
 第37週の報告数は定点医療機関あたり8.71 (報告総数305人)でした。前週(第36週)の数値は定点医療機関あたり8.03 (報告総数 281人)でした。地域別では、中北保健所管内で引き続き多くの新規感染者が報告されているほか、富士・東部保健所管内でも新規感染者の報告が増えています。峡東保健所管内や甲府市は前週と同程度の報告数ですが、峡南保健所管内では減少しました。年代別に見ると10-14歳、15-19歳で増加が目立ち、学級閉鎖も少なくないようです。また、病院や高齢者施設等での集団発生報告も続いています。直近数週間の推移を見ると、県全体で大規模に流行が広がっている状況ではなさそうですが、特定の地域や集団内での流行は続いているようです。

【伝染性紅斑】
 依然として峡東保健所管内と富士・東部保健所管内では警報が維持されています。

【百日咳】
 山梨県内の今週分の新規届出件数は8件でした。年間で合計332件に達しています。

○対応
 新型コロナウイルス感染症の報告数はお盆直後の時期の数値と比べると減少していますが、学校における学級閉鎖や、病院・高齢者施設等の集団発生報告は続いています。手洗いや換気、状況に応じたマスク着用など、可能な対策を継続することで、自分自身が感染する可能性を適切に管理していきましょう。

 百日咳は現在も新規感染者の報告が続いています。対象の月齢(生後2か月)に達した乳児は、百日咳を含むワクチン接種(定期接種)が遅れないようにしてください。また、妊婦が百日咳を含むワクチンを接種する(任意接種)ことで、生後間もない新生児を百日咳から守るという方法もありますので、参考にしてください。
 

*関連ページ
夏を安全に楽しもう! 感染症対策ガイド(厚生労働省)

百日咳 ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構
伝染性紅斑 ⇒ 山梨県感染症ポータルサイト / 厚生労働省 / 国立健康危機管理研究機構

 

感染症発生状況

 

今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください ! 

 *保健所毎疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。

      2025年9月18日作成

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内35箇所(2025年14週までは41箇所)の定点医療機関から
報告された患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【赤色警報 黄色注意報】。

対象期間:2025年第37週〔2025年9月8日(月曜日)~2025年9月14日(日曜日)〕

      トップページインフルエンザ流行マップ警報・注意報なし                              新型コロナウイルス感染症流行マップ35w                           

  ◆下記数値は、「初回公表時点での数値」を掲載しています。また、医療機関から報告がなかった場合は定点当たり数値の算出対象から除いています。

インフルエンザ   
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
37週 報告数 2 2 - - - -
定当 0.06 0.17 - - - -
36週 報告数 3 1 - - 1 1
定当 0.09 0.08 - - 0.14 0.14
35週 報告数 3 2 1 - - -
定当 0.09 0.17 0.17 - - -
34週 報告数 6 2 - - 3 1
定当 0.17 0.17 - - 0.43 0.14
33週 報告数 4 - - - 4 -
定当 0.11 - - - 0.57 -
新型コロナウイルス感染症*
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
37週 報告数 305 137 54 11 54 49
定当 8.71 11.42 9.00 3.67 7.71 7.00
36週 報告数 281 126 48 19 38 50
定当 8.03 10.50 8.00 6.33 5.43 7.14
35週 報告数 356 174 78 23 36 45
定当 10.17 14.50 13.00 7.67 5.14 6.43
34週 報告数 387 198 57 32 57 43
定当 11.06 16.50 9.50 10.67 8.14 6.14
33週 報告数 163 79 15 19 24 26
定当 4.66 6.58 2.50 6.33 3.43 3.71

*本県独自基準 以下の数値を目安にYCDC医師と協議の上決定(注意報目安:定点あたり10以上、警報目安:定点あたり15以上)

発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況病原体検出状況などがご覧になれます)

集団感染事例及び学級閉鎖等措置状況(PDF:37KB) ※過去の分はこちら
 
施設から報告のあった事例保健所及び施設種類ごとにご覧になれます。県保健所管内のみの情報です)

  *2024年第36週以降の状況
    新型コロナ措置状況(PDF:51KB)
    インフルエンザ措置状況(PDF:49KB)
    感染性胃腸炎措置状況(PDF:50KB)
  *甲府市の状況は こちら

 

新型コロナウイルス感染症について

 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
   *新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。

新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。

 

下水サーベイランス

 下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
 本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。

 詳しい情報は こちら

最新・話題のレポート


 〇厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート

 〇YCDCレポート

 〇感染症対策グループHP

山梨県で発生している感染症情報

警報

伝染性紅斑(峡東保健所、富士・東部保健所管内)
新型コロナウイルス感染症(中北保健所管内)【山梨県独自基準】

注意報

なし