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更新日:2011年9月16日

 畜産試験場試験研究目標

試験研究・改良増殖の背景と目標

 

近年における我が国の畜産業は、原油や穀物価格の高騰に起因した飼料価格の高騰により大きな打撃を受けている。また、食料の60%を海外に依存している我が国としては、国内生産の増大を図ることを基本として、食糧自給率の向上に積極的に取り組むことが必要である。今日の大量生産・大量廃棄の現状を見直し、環境保全に重点を置いた農業生産活動、特に資源を循環させる農業活動の推進も重要な課題となっている。畜産においても配合飼料価格の高騰に対応して、エコフィード等の低コスト飼料の利用拡大が大きな課題となっている。

 このような状況下、食糧・農業問題に対する様々な課題の解決に向けて省力化また低コスト生産技術の開発、安全安心で特徴のある畜産物生産のための新品種の開発、環境に配慮した未利用資源有効活用技術の開発等が畜産試験場に求められている。

 

そこで当場では、目標として、 

 

  • やまなしブランド確立のための優良品種の開発
  • 生産性・効率性を高め、環境と調和した高品質安定生産技術の確立  

 

を掲げ、試験研究・改良増殖を推進していくこととしている。

具体的には、次のとおり養豚・養鶏の畜産現場に即応した課題を設定し、事業を推進する。

 

1. 優良品種の開発(「やまなしブランド」の確立)

  • アイオワ州から導入した優良種豚を基礎豚とし、新しい山梨の新銘柄豚を作出する。
  • 系統豚「フジザクラ」の維持と増殖を図るとともに、他系統との系統間交雑及び組合せ検定を行う。
  • 新しい銘柄鶏(甲州頬落鶏)の生産普及のための種鶏の導入とヒナの生産を行う。 
  • シャモの能力低下と近交係数の上昇を抑え、甲州地どりの維持と増殖を行う。

 

2. 高品質・低コスト生産技術の開発(生産性・効率性を高める産地強化対策の推進)

  • 消費者ニーズに対応した、肉質やおいしさの面で特徴のある豚肉生産のための飼料生産技術を確立する。
  • 鮮度の高い「朝どり卵」を消費者に提供するため、光線管理等を行い、産卵時間を調整する技術を開発する。 
  • 肉用鶏のふ化直後の初期栄養を改善することで、その後の生産性向上と早期出荷を可能にする技術を確立する。
  • エコフィードを活用する中で、豚肉中のビタミンB1含有量及び脂肪の融点が低下する要因を明らかにし、低コストで食味の良い豚肉の生産方法を確立する。
  • 鶏肉は不飽和脂肪酸が多く、品質低下が早いため、抗酸化力の強い地域資源の飼料化や新開発された機器を利用した長期保存技術を確立する。
  • 輸入穀物飼料の代替として飼料米を用いた卵の高付加価値化技術を開発する。

 

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山梨県農政部畜産試験場 
住所:〒409-3812 中央市乙黒963-1
電話番号:055(273)6441   ファックス番号:055(273)9423

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