ページID:38381更新日:2023年1月20日

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知事臨時記者会見(平成23年7月25日月曜日) 

本館2階特別会議室

14時から

発表事項

  • 山梨学院大学との「観光・ホスピタリティ」に関する連携協定の締結について

※山梨学院大学との共同会見

配付資料「山梨県被災建築物応急危険度判定士の招集に関する協定書の締結について」

山梨学院大学との「観光・ホスピタリティ」に関する連携協定の締結について

知事

本日、山梨学院大学と「観光・ホスピタリティ」に関する連携協定を締結することができましたことは、私どもとして大変に喜ばしくうれしいことだと思っております。締結に向けましてご尽力賜りました古屋学長をはじめ山梨学院大学の先生方、関係の皆さま方に心から御礼を申し上げたいと思います。

県では現在、観光振興を一層推進していくために県民ぐるみで「おもてなしの心」をもって観光客をもてなしていくスタンスに立った観光振興条例の制定も検討しているところでございます。

こうした中で、山梨学院大学におかれましては、平成24年度から、学部横断的な観光・ホスピタリティプログラムを新たに設置されまして、観光・ホスピタリティ産業に携わる人材の育成に取り組まれるということでございまして、今回のプログラムは私どもの考え方とピタリとあった本当にありがたいものだと思っているところであります。

県としては、山梨学院大学と連携をしっかりと行いながら、本県の一層の観光振興につなげていきたいと思っておりまして、県として、例えば観光関係の行政実務の中から得られた様々な情報を大学に提供させていただく、そのようにして大学において実学的な教育、そして研究を進めていただく。一方において、山梨学院大学からは、学者の先生方が大勢おられるわけでありますから、その方々に県のいろいろな組織に加わっていただいて学術面の知識とか情報を提供いただくことは当然といたしまして、本県の観光を担う有能な人材を社会に送り出していただきたいと思うわけであります。

今後、山梨学院大学と本県の観光に関する連携を通じて、お互いにWin-Win(ウィンウィン)の関係で、本県の観光振興が、そして本県の大学の発展が一層図れることを期待いたしまして、ごあいさつとさせていただきます。

本日は、ありがとうございました。

山梨学院大学学長

皆様、本日は私どもと山梨県とのこの提携に関しましてお集まりいただいて誠に光栄に思います。山梨学院では今お話のありましたように来春を目途に既存の3学部4学科に専門の学部を超えた、副専攻という名称で呼んでおりますけれども、自分たちの専門の学問のほかに在学中に様々なジャンルに卒業に必要な単位の中に含める新たなユニークな手法でもありますが、三つの柱を立てることにいたしました。観光・ホスピタリティとスポーツ、さらに国際教養というこのジャンルで学生たちは必要な自分の所属する学部の専門の教科目のほかに、この三つの中からどれか一つを選択して4年間にわたってヴァリエーション豊かな学生生活、時代がそういう時代でありますから、学生たちをより社会人としてたくましくというかシフトの広い若者に育てるための新しい戦略であります。

その中の主力になるのが、観光ジャンルでありますけれど、たまたま今日、富士急行株式会社の堀内社長にもご同席いただいておりますけれど、ふるさと山梨にとって、山梨県は活性化の切り札として観光をかねてから計画されておりましたし、私どもの今度新設しますこのコース、これは学部とか学科とは違いますけれど、非常に柔軟性をもって適用できるコースですので、たぶんどれが一番人気になるか分かりませんけれども、山梨の長所を生かすという点ではこのジャンルは必ずうけると思います。行政の力と私ども大学の力を合わせて、さらには産業界がどうしてもこれは不可欠であります。特に学生は大学で座学を中心に勉強しますので、インターンシップを通じて山梨の代表的な産業界のリーダー的な観光企業の富士急行株式会社だけではありませんが、他の企業にもご協力をいただくことになっておりまして、このジャンルで新しい山梨を行政と産業と一緒に手を携えて切り拓いていきたいと、大げさな表現でありますけど、そんな抱負を持っております。

是非、一つ皆さんもその点に注目いただきまして、来春からスタートいたしますが、ゆっくりと時間をかけて、成功するまで頑張り続けたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

富士急行株式会社社長

ただいま、ご紹介にあずかりました富士急行株式会社社長の堀内でございます。今回古屋学長先生から直接、ご要請を賜り、大変光栄に存じております。私ども、観光事業に関わる人間にとりまして、このホスピタリティということ、こういったことをしっかりと理解した人材の育成、人づくり、これがもっとも重要なことでもありますし、また、同時にもっとも困難な仕事でございます。こういう大変困難であり、また重要な仕事につきまして、今回知事と古屋学長先生、山梨を代表するお二人のリーダーのもとで、県とまた山梨学院大学の力、この連携のもとで、こういった大切な仕事にお取り込みをいただける、これは私ども観光業界にとりましても、本当にありがたいことでございますし、意義深い仕事であると思っております。私どもといたしましては、先ほど先生からお話しがありましたけれども、現場として、この人づくりにしっかりと関わって、また微力でございますけれども、できる限りのお役に立てるように頑張って参りたいと思っておりますので、是非これから先もご指導お願いしたいと思っております。

以上でございます。ありがとうございました。

質疑応答

記者

産学官の協力ということで、協力の仕方が様々あるかと思いますけれども、具体的に挙げるならば県、学校、そして産業界、インターンシップと授業ということで、アバウトなところは承知していますが、具体的なところで何かお考えがあるところをご紹介していただけますでしょうか。

山梨学院大学学長

今日はたまたまそのプロジェクトに関わりましたうちのスタッフが同席しておりますので、これから実は県とも締結を機にどういうサポートを相互にできるのかを詰めます。

一方、産業界とも山梨には地域的に国中と郡内という分類がありますけれども、観光という分野に関して言えば、富士山を中心とした富士五湖地方に南アルプスや八ヶ岳、とにかく様々な宝庫でもありますから、どういう切り口でやっていけばいいのかこれから詰めます。

具体的には、部長か誰か説明していただけますか。

山梨学院大学院教授

産官学の連携ということで、具体的なとこですけれども、今日こうして県と提携を結ぶことができました。今後ですけれども、この山梨県内における各市町村、そういうレベルまで提携を結んでいく。

具体的には、例えば大学の講義において県の観光に携わる方、または市町村の観光に携わる方、そういう方に大学に来ていただいて、そしてどういう取り組みをしているのか、また観光に対してどの様な課題があるのか、そのようなところをオムニバス方式で学生に講義していただくという連携を考えております。

また企業に関しましても、今日、富士急行株式会社の堀内社長も来ていらっしゃいますけれども、その他にもこの観光圏の中のできるだけたくさんの企業と提携いたしまして、同じようにどういう取り組みをしているか、どういう課題があるのか、そのようなことをやはりオムニバス方式で大学に来て、そして受講する学生に講義していただく。それも一つの具体的な方策かなと考えております。

また、今、来ていただくと話しがありましたけれども、逆に学生が赴いて、例えば企業実習であったり、行政の実習、インターンシップです。そのようなところで逆に学生が赴いて、そして実際の現場を体験するという、大学で学んだことを実体験としてより深く学ぶという連携を考えております。

 

以上

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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