ページID:24807更新日:2023年1月20日

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知事記者会見(平成21年5月12日火曜日)

 

本館2階特別会議室

11時30分から
                                  

発表事項

なし

質疑応答

 「小沢民主党代表辞任について」

記者

昨日、民主党の小沢代表が辞任を表明したわけですけれども、知事の率直な感想と、自民党側からは辞めたからといって、政治と金の問題について説明責任を果たしていないのではないかとういう指摘が出ているのですが、知事のお考えについて、どう思いになられるか教えてください。

知事

私は、いつかはお辞めになるのではないかと思っておりましたから、別に驚くことはありませんでした。解散の日に辞めるのではないかと憶測もありましたけれども、それではあまりにも、代表選をして、代表を選び、かつ代表の考え方に基づいて政策綱領、マニフェストを作っていくには、時間的に間に合わないわけですから、タイミングとして8月あるいは9月に選挙が想定されている中で、良いタイミングでお辞めになったのではないかなという感じがしております。説明責任の問題は確かにありますけれども、既に刑事事件として裁判になっている話ですから、裁判の中で事実関係を含めて明らかにされていくことだろうと思っております。

 「山梨県環境整備センターの開所について」

記者

昨日、知事が東京に要望活動に行ってらっしゃる間に、明野の廃棄物最終処分場について、オオタカの営巣等もあるということで申し入れがあったのですけれども、来週が操業予定ということで、その辺について影響があるのかどうか、如何でしょうか。

知事

明野廃棄物最終処分場(山梨県環境整備センター)につきましては、5月20日に開所式をやって21日から具体的に埋め立て処分を開始するということでありまして、この方針は変わっておりません。オオタカの問題を昨日、確かに反対派の皆さんから指摘をされたようでありますけれども、これについてはオオタカの保護対策会議という、鳥類の専門家も含めた皆さんも入った会議で検討した結果として、生息に支障がある所には立ち入らない、立ち入り制限を課してやっておりますし、これからも引き続きそれをやっていきたいと思っておりまして、オオタカの保全については、万全な措置を取っていると思っております。従って、それによって開業の時期が影響をされるということはありません。

記者

今、立ち入り制限等が対策として設けられているとありますが、操業が始まりますと、今まで工事でしたら繁殖期間中、中断するとか可能だったかと思いますけれども、操業が始まりますと、なかなかこの辺が難しいかなと、素朴な疑問が浮かんだのですけれども、専門家の方々の意見は?

知事

(環境整備課長に対して)会議については?

環境整備課長

オオタカ保護連絡会議でございます。そちらのほうで具体的な対策を検討しておりまして、先月4月27日に開催をして、対策の状況については取り決めをしたところでございます。繁殖の段階に応じて配慮をした作業を行って適切に対応していくということでございます。

 「次期衆議院議員総選挙の争点について」

記者

総選挙の関係で改めて伺いたいのですが、今回「政治と金」という問題が小沢(一郎)さん辞任の一因だと思うのですけれども、次期総選挙においては、何が争点になろうと知事はお考えになるのか。企業献金の禁止だとか世襲制限、このあたりが議論になってくるのですが、知事は、企業献金並びに世襲制限というものについてどういったお考えをお持ちか教えていただきたいと思います。

知事

争点はいろいろありますけれども、やはり戦後最悪といわれる不況の状況で、国民の皆さんは、将来に対してたいへんな不安を持っているわけであって、一日も早く政府・与党がしっかりして、この難局を乗り切ってもらいたいと、そして自分たちの未来に明るい希望の光を開いてもらいたいと思っているわけでありますから、どちらの政党が、あるいはどういう政治体制ならば、この今の厳しい状況をしっかりと乗り切っていけるような政治をしてくれるか、言ってみれば政治のガバナンス(統治する力)、それが一番の争点になるのではないでしょうか。個々には具体的ないろいろな課題がありますが、そのように私は思っています。

あと、企業献金ですが、これも長い、古くて新しい議論ですけれども、それぞれ一定の考え方の元に、政治に対して法律の範囲内で支援をしていくことは、あり得ることではあると思いますけれども、やはり今のこの状況では、企業献金を禁止していくという方向は、やむを得ないという感じはいたします。

それと世襲制限については、要は有権者が候補者の人をしっかりと見て選べば良いことであって、世襲であるから直ちにそれはだめなんだと、これはやはり問題があるのではないかという気がします。もちろん法律で書くということは憲法違反でありますけれども、それぞれの政党の綱領とかに書くということも憲法違反の恐れがあるのではないかという気がいたします。政党というのは公の組織でありますから、それに世襲制限を書くこと自体、憲法違反の疑いがあるのではないかと思います。要は有権者が候補者の人を見て選ぶということが大事であり、そのことに尽きるのではないかと思っております。

 「山梨県環境整備センターの開所について」(追加質問)

記者

明野の廃棄物最終処分場の件に関してお話を伺いたいのですが、用地選定をされてから開業に至るまで15年近くかかるという歴史的な経過があろうかと思います。知事がご就任される以前のことも多々あるかと思うのですが、今後公共関与の処分場整備を進めていく上で、今回の明野の処分場整備の教訓として学んだこと、反省点として生かすべきこと等あれば伺いたいと思います。

知事

確かに15年のいろいろな紆余曲折があって、ようやく開業を迎えるということになるわけですが、教訓あるいは反省点といえば、やはり早い段階から地域住民と十分に話し合っていくという姿勢が大事であったと思います。時々の関係者もそういう努力をしたのでしょうけれども、やはり結果から見れば、反対派といわれる皆さん方に様々な不信というものがあったわけでありますから、やはり同じ山梨県民であるし、別に悪いことをしているわけではないのであって、県の発展、県民生活のためにやっていることでありますから、県民の皆さんの反対があれば、虚心坦懐によく話し合うという努力が必要なのですけれども、そういう点に欠ける点があったのかなという感じはいたします。その点が反省点だと思います。

 「新型インフルエンザ対策について」

記者

インフルエンザの関係です。今鋭意体制づくりを進めていらっしゃるのだと思いますが、将来パンデミックという状態になった場合、県内では700くらいベッドが必要になるという計画でありますけれども、なかなか医療機関でその確保が難しいのではないかという話しも洩れ聞こえるのですが、その辺のベッドの確保についての見通し、楽観的に見られるのか、厳しい見方をされているのかご所見をお願いします。

知事

確かに1日最大必要病床数は、感染が県内で拡大した第三段階、ピーク時には700床必要であるとの推計がなされていますけれども、現在のところこの確保の状況は325床確保されているという状況です。これからも計画的に病床数の確保を図っていきたいと考えているわけでありますが、決して難しいことではないのではないか、すでに半分近く確保されているわけでして、これから引き続き確保の努力をしていけば、大丈夫だろうと思います。


(以上)

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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