更新日:2021年10月1日
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都市計画道路とは、都市計画法に基づいて、あらかじめ位置・経路・幅員などが決められた都市の基盤となる道路のことで、都市内の道路を自動車専用道路、幹線街路、区画街路及び特殊街路に区分し、総称して「街路(がいろ)」と呼んでいます。
街路は、都市における安全かつ快適な交通を確保するとともに、活力と魅力ある都市形成を行う上で重要な役割を果たしています。
また、火災や地震など非常災害が発生したときには、避難路を提供し、延焼に対する防止帯の役割を果たすなど都市の基礎的な施設でもあります。
このように街路は、都市における自動車交通を処理するだけではなく、都市を代表する公共空間として整備を進めていく必要があります。
令和3年度都市計画課所管の整備中事業は15路線23工区(県施行10路線17工区、うち県代行1路線2工区、市町施行5路線6工区)です。
事業の早期完成は地域の利便性を向上させるばかりでなく、民間事業等の計画的参入の促進や地域活性化など経済効果上、とても重要な要因です。
このため、用地取得の進捗状況をみながら、事業完了時期を事前に公表する路線を「完了宣言路線」として位置づけ、このような路線について、予算の重点的な配分を行い、より一層の事業の早期完成を目指します。
近年の事業が完了した路線を紹介します。
甲府駅南口駅前広場は、県の玄関口にふさわしい街並みとするため、再整備のコンセプトを「歩行者にやさしい 県都の風格が感じられる広場づくり」としました。
整備前の甲府駅南口駅前広場は、一般車やバス・タクシーなど車両優先の空間が大部分を占めており、歩行者にとって「目的地へ遠回りを強いられる」「歩行空間が少なく危険」「混雑した車両や看板等で圧迫感がある」など利便性や安全面、景観面での課題がありました。
再整備に際しては、美しい自然に囲まれた山梨の玄関口であり、訪れる人を優しく迎え入れる公共交通の結節点として、もてなしの心と山梨らしさが感じられる空間づくりを目指しました。
「全国街路事業コンクール」は、街路整備に優れた業績をあげている地方公共団体等を表彰し、望ましい街路事業の推進と整備基準及び技術水準の向上を図ることを目的として、平成元年度から全国街路事業促進協議会の主催、国土交通省の後援により実施されています。
平成最後となった第31回全国街路事業コンクールでは、全国の都道府県等から推薦された22件の事業について、審査委員会(審査委員長;高橋洋二東洋大学名誉教授)による第1次審査(平成31年1月21日)及び第2次審査(令和元年5月9日)の厳正なる審査を行った結果、8事業の入賞が内定されました。
内定した事業については、令和元年6月13日に開催された全国街路事業促進協議会役員会において、表彰事業として決定されました。
平成29年度に完了した甲府駅南口駅前広場再整備事業については、『優秀賞』を受賞しました。
甲府都市計画道路田富町敷島線(立体工区)(PDF:324KB)
甲府都市計画道路愛宕町下条線(荒川渡河工区)整備概要図(PDF:1,776KB)
「全国街路事業コンクール」は、街路整備に優れた業績をあげている地方公共団体等を表彰し、望ましい街路事業の推進と整備基準及び技術水準の向上を図ることを目的として、平成元年度から全国街路事業促進協議会の主催、国土交通省の後援により実施されています。
今回の第23回全国街路事業コンクールでは、全国の都道府県等から推薦された32件の事業について、審査委員会(審査委員長;新谷洋二東京大学名誉教授)による第1次審査(平成23年3月30日)及び第2次審査(平成23年5月12日)の厳正なる審査を行った結果、11事業の入賞が内定されました。
内定した事業については、平成23年6月8日に開催された全国街路事業促進協議会役員会において、表彰事業として決定されました。
平成21年度に完了した愛宕町下条線街路整備事業(山梨県施行区間)については、『特別賞』を受賞しました。
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