ページID:67286更新日:2017年1月5日

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平成27年度第1回課題評価委員会の結果について 

平成27年6月23日(火曜日)当センターにおいて「平成27年度第1回課題評価委員会」が開催されました。これは、外部の評価委員に試験・研究の課題や研究成果に対する評価をいただき、関係業界の技術高度化や新製品開発への貢献及び試験研究活動の活性化や効率化を図ることを目的とするものです。

 

1   評価委員(敬称略五十音順)◎:委員長○:副委員長

氏名
所属・役職
専門分野
小澤一昭  (株)山梨県環境科学検査センター 代表取締役社長
化学
小谷信司  国立大学法人 山梨大学 教授
電気電子
平晋一郎  国立大学法人 山梨大学 准教授
機械工学
  前田市郎   (株)前田源商店 代表取締役
繊維
  三浦幸徳  三浦化成工業(株) 専務取締役
プラスチック

 

2   評価対象課題

平成26年度に終了した研究課題(6テーマ)の事後評価をいただきました。

No.
研究課題
評価分類
1
バナジウムによる緑色染色の研究(PDF:160KB) 事後評価
2
織物に特化した閾値サブマトリクスによるジャカード柄生成手法の研究開発(PDF:205KB) 事後評価
3 射出成形品の強度および寿命の予測に関する研究(PDF:402KB) 事後評価
4 チタン製品のバリ取り技術の研究(PDF:166KB) 事後評価
5 プラスチック射出成形加工における金型のレーザ洗浄に関する研究(PDF:389KB) 事後評価
6 ESD法による透明導電膜成膜技術に関する研究(PDF:159KB) 事後評価

 

3   評価方法

評価対象の6課題については、研究成果の概要をまとめた「研究結果報告書」並びに研究成果を詳細に記述した「研究報告書」を予め評価委員に送付し、事前に書面審査をお願いしました。 
   評価委員会当日は、関係職員が出席し各課題毎に研究主任者が研究の目的や研究の方法、結果等の説明を行った後、委員各位から意見・助言を受け、全課題の個別説明が終了した後に、評価委員長より各課題に対する評価と講評をいただきました。
   なお、評価、採点に関する基準は次のとおりです。

 

 【評価項目】

  事後評価の評価項目

   1) 研究開発の結果

   2) 研究成果の実用性及び今後の展開

 
 【評価点】

評価点は5段階評価とし、各ランクの評価基準を次のように設定しました。

 

5

  適切

4

    |

3

  妥当

2

    |

1

不適当

 

 

 

 

 

 

 

 

4   評価の結果

評価の採点結果は次のとおりです。

No.
研究課題

総合評点

1
バナジウムによる緑色染色の研究

5

2
織物に特化した閾値サブマトリクスによるジャカード柄生成手法の研究開発

5

3
射出成形品の強度および寿命の予測に関する研究

3

4
チタン製品のバリ取り技術の研究

4

5
プラスチック射出成形加工における金型のレーザ洗浄に関する研究

4

6
ESD法による透明導電膜成膜技術に関する研究

3

 

評価対象6課題(事後評価)の平均は「4」であり、最低「3」、最高「5」でした。

課題評価の主な意見は次のとおりです。

 

「バナジウムによる緑色染色の研究」

・濃緑色は価値が高い。効果と結果が有効である。

・オール山梨の物産、絹染色を検討してほしい。

 

「織物に特化した閾値サブマトリクスによるジャカード柄生成手法の研究開発」

・画期的な手法。評価高い。多色性の検討が楽しみ。

・手作業を自動化、機械化はすばらしい。職人が減っているので、期待したい。

 

「射出成形品の強度および寿命の予測に関する研究」

・現場とのやり取りを行ってデータを取ってほしい。

・今後の展開に期待したい。

 

「チタン製品のバリ取り技術の研究」

・チタン製品のバリ取り手法が鉄球砥粒、バレル加工で開発できた。

・人間ができないバリ取りをした方が良い。テーマを絞って展開してはどうか?

 

「プラスチック射出成形加工における金型のレーザ洗浄に関する研究」

・金型洗浄方法として、レーザー照射+ガス照射で洗浄できる技術の開発は評価できる。

・実用化にはもう少し進めてほしい。

 

「ESD法による透明導電膜成膜技術に関する研究」

・ESD方による導電性のZnO膜が作成できたことは評価できる。

・定量的な研究を進めてほしい。

  
 以上 

このページに関するお問い合わせ先

山梨県産業労働部産業技術センター 
住所:〒400-0055 甲府市大津町2094
電話番号:0555-22-2100   ファクス番号:0555-23-6671

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