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ページID:62793更新日:2017年1月5日
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平成26年9月25日、当センターにおいて「平成26度第2回課題評価委員会」が開催されました。これは、外部の評価委員に試験・研究の課題や研究成果に対する評価をいただき、関係業界の技術高度化や新製品開発への貢献及び試験研究活動の活性化や効率化を図ることを目的とするものです。
1 評価委員(敬称略五十音順)◎:委員長 ○:副委員長
氏名
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所属・役職
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専門分野
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小澤一昭 | (株)山梨県環境科学検査センター 代表取締役社長 |
化学
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◎
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清弘智昭 | 山梨大学 名誉教授 |
機械・電子
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○
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園家啓嗣 | 山梨大学 大学院医学工学総合研究部 教授 |
機械
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前田市郎 | (株)前田源商店 代表取締役 |
繊維
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三浦幸徳 | 三浦化成工業(株) 専務取締役 |
プラスチック
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2 評価対象課題
平成27年度に実施予定の研究課題(5テーマ)に対する事前評価をいただきました。
No.
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研究課題
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評価分類 |
1
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3d遷移金属錯体の混合媒染効果に関する研究 | 事前評価 |
2
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自然画像を元にしたジャカード織物組織の生成手法の研究 | 事前評価 |
3 | プラスチック射出成形金型冷却管の形状及び配置による成形加工の効率化 | 事前評価 |
4 | プラスチックの色移りの機構に関する研究 | 事前評価 |
5
|
製品内側のバリ取り技術の開発 | 事前評価 |
3 評価方法
評価対象の5課題については、研究内容の概要をまとめた「研究計画書」並びにポンチ絵等の「補足資料」を予め評価委員に送付し、事前に書面審査をお願いしました。
評価委員会当日は関係職員が出席し、各課題の研究主任者が研究の目的や研究の方法、見込める成果等の説明を行った後、委員各位から意見・助言を受け、全課題の個別説明が終了した後に、評価委員長より各課題に対する評価と講評をいただきました。
なお、評価、採点に関する基準は次のとおりです。
【事前評価の評価項目】
1) 研究目的の的確性
2) 研究内容の合理性・新規性
3) 目的達成の可能性
4) 期待される成果
5) 予備研究の実施状況
【評価点】
評価点は5段階評価とし、各ランクの評価基準を次のように設定しました。
5 |
適切 |
4 |
| |
3 |
妥当 |
2 |
| |
1 |
不適当 |
4 評価の結果
評価対象5課題(事前評価)の総合評点は以下のとおりです。
No.
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研究課題
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総合評点 |
1
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3d遷移金属錯体の混合媒染効果に関する研究 |
4 |
2
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自然画像を元にしたジャカード織物組織の生成手法の研究 |
5 |
3
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プラスチック射出成形金型冷却管の形状及び配置による成形加工の効率化 |
5 |
4
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プラスチックの色移りの機構に関する研究 |
3 |
5
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製品内側のバリ取り技術の開発 |
3 |
課題評価の主な意見は次のとおりです。
○課題毎のコメント
「3d遷移金属錯体の混合媒染効果に関する研究」
・機能向上、コストダウンにより競争力が上がる。
・特許を取得すべき。
「 自然画像を元にしたジャカード織物組織の生成手法の研究」
・ノイズ除去を全自動ででき、効率化につながる。
・実製品も視覚的に優れ有望。
「プラスチック射出成形金型冷却管の形状及び配置による成形加工の効率化」
・「冷却の方法」が品質に影響するので、重要な研究である。
・特許も取得してもらいたい。
「プラスチックの色移りの機構に関する研究」
・企業へもどす時は、色移りする材料の組み合わせで示すべき。
「製品内側のバリ取り技術の開発」
・小形の穴(3mmφ)のバリ取りを半自動でできれば価値がある。
・評価方法(内視鏡など)が確立できれば良い。
以上