ページID:103530更新日:2023年2月1日

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原始古代の技に学ぶ第11回「けつ状耳飾り作り」

県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の大人の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。

今年度第11回のものづくり教室はけつ状耳飾り作りを開催いたします。

けつ状耳飾りの制作例

画像:玦状耳飾の制作例
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画像:玦状耳飾の制作例2
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石製耳飾は、日本では主に縄文時代前期から中期に見られる石で作られた装飾品です。今回作成する玦状耳飾(けつじょうみみかざり)は石製耳飾の一種で、その歴史は縄文時代早期までさかのぼります。古代中国の装飾用の玉器・玦に形状が似ていることがその名の由来とされ、C字状の切れ目から耳に通してピアスのように身に着けていたと考えられています。

画像:花鳥山遺跡出土・玦状耳飾
花鳥山遺跡出土・玦状耳飾

耳飾に空けられた3つの孔は、割れてしまった耳飾を補修するためのものと考えられています。

画像:酒呑場遺跡出土・石製装飾品
酒呑場遺跡出土・石製装飾品

丸玉や管玉などの装飾品とともに、半分に欠けた状態の玦状耳飾が数多く出土しています。

山梨県内では花鳥山遺跡(笛吹市)をはじめ、天神遺跡(北杜市)や酒呑場遺跡(北杜市)などから縄文時代の玦状耳飾が出土しています。

けつ状耳飾り作りの様子

画像:耳飾作りの様子

画像:耳飾作りの様子2

今回のものづくり教室では、縄文時代の装飾品の使用方法や移り変わりについて学習していただくとともに、石製耳飾づくりを体験していただきます。石材を紙やすりを使って削り・形に整えて、研磨剤(クリームクレンザーなど)で磨き上げます。完成した耳飾は飾り紐を取り付けて、ペンダントとしてお持ち帰りいただきます。(作品は実際の耳飾として身に着けるのは困難であるため、ペンダントに仕上げてお持ち帰りいただきます。あらかじめご了承ください)

皆様のご参加をお待ちしております。

参加者(来館者)の皆様へ

新型コロナウイルスの感染防止のため、入館時の検温や体調確認等、感染防止対策へのご協力をお願いしております。ご来館前に必ず次のページをご確認いただくとともに、感染予防にご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。

ものづくり教室のご案内

開催日時

令和5年3月11日(土曜日)9時30分~12時30分

会場

風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)

会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMap)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)

対象・定員

16歳以上の方・9名

参加費

1,000円

教材費およびイベント保険料です。参加時にお支払いください。

持ち物・服装

筆記用具

活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、マスクを着用の上、ご参加くださいますようお願いいたします。

お申込み方法

参加には事前にお申込みが必要です。

風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申込みください。

令和5年2月11日(土曜日・祝日)よりお申込みを承ります。お申込みが定員に達し次第、募集を締め切ります。

お申込み後、キャンセルまたはご欠席される場合は、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

お申込み・お問合せ

風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)

電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287

受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:毎週月曜日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部考古博物館 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3881   ファクス番号:055(266)3882

ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。

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