ページID:123386更新日:2025年12月3日
ここから本文です。
第19回やまなし農村風景写真コンクールにたくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、入賞作品23点を決定しましたので発表します。

【講評】
バランスよく人が配置されており、やや下からのアングルで7人誰もがカメラを意識しておらず、懸命に作業をしているその姿から作者の狙い目が伝わってきます。人々の並びが対角線構図を生み出し、画面全体を引き締めています。山梨県を代表する農業の一シーンです。

【講評】
朝日を浴びたジャージー牛の位置、そして新緑の先には雲が漂う山並み、さらに富士山、その上に青空が続く時間帯をうまく捉え、高原の爽やかさをよりよく演出しています。ほのぼのとした牧場風景です。

【講評】
にんじん畑で天真爛漫の姉妹の表情がなんとも言えず可愛らしい。右上の大人の姿も目立たないほどユーモアのある写真です。2人にはあとあとまで残る立派な成長の記録となります。

【講評】
多分休みの日に、老若男女が一斉に田んぼに入り、一列に並んで田植えをしている光景が遠近感を強調し、待ちに待った春を楽しんでいる姿がよく現れています。右の米印の人が強いアクセントになっているのも良いと思います。

【講評】
富士山を背景に鉄道とうまく撮れる場所は意外と少ないですが、ここは鉄道愛好家には人気の場所です。この写真は田んぼの苗の生え揃ったわずかな時間に富士急のカラフルな電車が映り込み電車の後ろにある建物をうまく隠し、架線柱の位置を計算して完全なシャッターチャンスをものにしています。

【講評】
たわわに実った黄色のゆずの木の向こうに山並み、そして見事な紅富士を捉え、日本画のような仕上がりになっています。縦位置構図により画面をさらに引き締めています。場所と光の具合をよく観察し、難しい露光も完璧です。

【講評】
まるで画面いっぱいの桃の木に、新たな白い実をつけたかのような作品。寒い冬にフォトジェニックなものを見つけ、本当は次の実を育てるための大切な作業です。ブルーの空いっぱいに広がる白い袋のコントラストが綺麗です。



【講評】
どの写真もしっかりした作品の狙いがわかり、構図も無駄がなく、良い作品になっています。目線を上から画面いっぱいに広がった田んぼの中、秋のハザかけ、春の田植え作業とも背景を生かした素晴らしい作品です。また可愛らしい女の子2人のバンザイシーンは後ろ姿からでも稲穂に感謝と十分想像がつきます。明るくたのしい写真です。













| 賞 名 | 入賞者名 | 作 品 名 | 撮影場所 |
| 山梨県知事賞 | 横森 賢治 | 総出の摘花作業 | 韮崎市 |
| 審査委員長賞 | 内藤 均 | 初夏の高原 | 北杜市 |
| 農政部長賞 | 木谷 昌経 | 大塚にんじん採ったどー!! | 市川三郷町 |
| 季節賞(春) | 丸山 茂秋 | 田植え体験 | 富士川町 |
| 季節賞(夏) | 三浦 正明 | 横切る電車 | 富士吉田市 |
| 季節賞(秋) | とがわ ゆかり | ゆずの里から | 富士川町 |
| 季節賞(冬) | 星野 郁男 | 剪定作業 | 韮崎市 |
| スクール賞 | 木谷 晴衣 | 稲刈りどき | 南アルプス市 |
| スクール賞 | 堀内 優太 | 代搔き | 北杜市 |
| スクール賞 | 山本 英茉 | 日本の米は世界一 | 甲斐市 |
| 入選 | 犬飼 千賀子 | 受け継がれる秋の灯り | 甲州市 |
| 入選 | 岡田 泰文 | 梅園と富士 | 甲斐市 |
| 入選 | 河西 茂彦 | 霧晴れて、柿に宿る朝 | 南アルプス市 |
| 入選 | 菊地 和夫 | 早朝の見まわり | 北杜市 |
| 入選 | 小林 忠 | 旭光を浴びて | 富士川町 |
| 入選 | 土屋 美恵子 | キレイに撮ってね! | 北杜市 |
| 入選 | 名倉 盾 | 高原キャベツの夏 | 鳴沢村 |
| 入選 | 林 めぐみ | ハイ、チーズ! | 南アルプス市 |
| 入選 | 保坂 優太 | 赤い果実 | 笛吹市 |
| 入選 | 村上 敏幸 | 花桃満開 | 大月市 |
| 入選 | 山下 文明 | みんなで力を合わせて | 南アルプス市 |
| 入選 | 渡邉 輝実 | 茜雲染める | 忍野村 |
| 入選 | 渡邉 勝 | 春の丘 | 富士川町 |
スクール賞・入選は五十音順