ページID:82706更新日:2019年12月19日
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第11回やまなし農村風景写真コンクールにたくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、入賞作品22点を決定しましたので発表します。
| 賞 | 受賞者名 | 住 所 | 作 品 名 | 
| 山梨県知事賞 | 外川 歩海 | 忍野村 | お散歩中に”パチリ!!” | 
| 審査委員長賞 | 中村 知子 | 中央市 | 桃源郷物語 | 
| 農政部長賞 | 鈴木 定 | 神奈川県 | 鈴なり | 
| 富士山賞 | 志村 茂雄 | 笛吹市 | 田植の季節 | 
| 季節賞(春) | 上野 俊人 | 甲州市 | 桃花歴乱草青燃 | 
| 季節賞(夏) | 河西 啓 | 富士吉田市 | ふじに見守られ | 
| 季節賞(秋) | 真田 幸彦 | 甲府市 | ころ柿の里 | 
| 季節賞(冬) | 渡邊 希美子 | 富士吉田市 | 水面鏡 | 
| 入選 | 井沢 雄治 | 埼玉県 | 水田に咲く | 
| 入選 | 岩谷 秀雄 | 甲府市 | ころがきすだれ | 
| 入選 | 荻原 修 | 山梨市 | ブルーベリーおいしいね | 
| 入選 | 小尾 明 | 甲府市 | 豊作ですね | 
| 入選 | 菊地 和夫 | 上野原市 | 春風に乗って | 
| 入選 | 窪田 紀之 | 甲府市 | 春の桃畑 | 
| 入選 | 小林 松夫 | 笛吹市 | 摘花作業 | 
| 入選 | 沢登 圭造 | 南アルプス市 | 黄金色の里山 | 
| 入選 | 内藤 均 | 南アルプス市 | 花咲く田園 | 
| 入選 | 中村 陽平 | 甲州市 | ぶどうがいっぱい嬉しいな | 
| 入選 | 野村 宗夫 | 甲府市 | 刈り入れ | 
| 入選 | 林辺 幹奈 | 東京都 | カブトムシィィー! | 
| 入選 | 星野 郁男 | 上野原市 | 徳和天神祭の日 | 
| 入選 | 文珠川 史 | 甲府市 | 春の訪れ | 
入選はあいうえお順
 
[講評]富士山をバックに幼いお子さんが6人座っている。いずれも健康そうで朗らかである。いかにも現代の子どもさん達の活力を示して余すところがない。遠景の富士山と比べても格段に生き生きしている。これからも今のように元気に育ってほしい。
 
[講評]子は人生の宝だという。丈夫で健康な子どもの笑い声を聞くと、おのずと私達の頬も緩んでくる。この子たちがいつまでも幸せに育ってほしいと思わざるを得ない。私達が体験した不幸な戦争には決して会わしたくない。それが私達の願いである。
 
[講評]櫛形山の中腹、平林から望む富士山は確固とした意志を持って私達の前にそびえている。私達はこの富士を眺め、受けた感動を、私達だけではなく私達の周囲、そして後世にしっかりと伝え、この美しい姿を永久にこの地上にとどめなければならない。
 
[講評]釜無川の左岸に盛り上る御坂山塊を超えて、更に高みに白雪を輝かす富士山…これが私達のふるさとの富士、日本の山である。私はこの姿を常に心に映して、この山にふさわしい生き方をしなければならない。それが私達の願いである。
 
[講評]御坂の山嵮から下って来た。一歩下るごとに私の頬を撫でる山風は柔らかく暖かく、私を慰めてくれる。山嵮から出はずれると小さな細道が延々と絶えることなく続いて、私を甲府の盆地に導いてくれる。私をほっこりと抱いてくれる暖かい空気、それはこの日本に生を受け私を抱いてくれる空気だ。私はこの国を愛する。
 
[講評]甲斐、駿河の国境から、高い日本一の富士がいつも私を覗いている。それは私が生まれてから今まで、また私が死ぬまで続く視線だ。この富士山を見て、一日一日を過ごし、なおかつこの山に愛着を感じるのだ。この山があるおかげで私達の幸せは確かなものとなった。私はこの山を愛する。
 
[講評]私の生まれた家の近くに数本の柿の木があり、口に入れるのもためらう渋柿があった。干柿にするといつか甘くなる。当時の柿の味は今も脳裏に残って私を慰めてくれる。いつか柿の木のそばに小さな家を建てて、その柿の木と暮らしたい、などとはかない夢を見る。
 
[講評]初めて麓から富士を見上げたのは、師のともをして雪深い忍野を訪れた時だ。新雪を踏み抜いて水中に落ちることもあった。山頂に陽か赫々とあたる富士を幾度見ただろう。私は今も富士を訪ね富士を仰ぐ。たぶん、死ぬまで続く私の宿命であろうか。






 





 
 