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安全で快適に旅行し帰国頂くために特に注意すべき感染症についてお知らせします。海外へ渡航する際には、渡航先での感染症に注意して旅行を楽しみください。
世界的に蚊を媒介した感染症が多く発生しています。特にマラリア、デング熱は熱帯・亜熱帯 地域で広く流行しています。
ウエストナイル熱は北米を中心に毎年患者が報告されています。
蚊に刺されないように注意してください。
ジカ熱(ジカウイルス感染症)は、蚊を介した感染のほか、性行為による感染も確認されています。
妊婦がジカ熱にかかると、生まれつき脳が小さい異常の児が生まれる可能性があります。
このため、妊娠中の方は、ジカ熱の流行国地域への渡航を控えることが望まれます。
妊娠を予定している方も、流行国地域への渡航についてはリスクを慎重に検討し、現地では厳格な防蚊対策が求められます。
詳しくは、「ジカウイルス感染症(ジカ熱)について」をご確認ください。
エボラ出血熱とは、エボラウイルスによる急性熱性疾患であり、ウイルス性出血熱のひとつです。
エボラウイルスに感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を呈します。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。
平成26年3月以降、西アフリカのギニア、シエラレオネ及びリベリアを中心に、エボラ出血熱が流行していましたが、現在では終息しています。
海外でエボラ出血熱の患者やエボラ出血熱を媒介する動物に触れた場合は、接触日から21日間、健康観察を行う必要があります。
帰国時には、接触歴に応じて検疫所から指示がありますので、正しく申告しましょう。
中東呼吸器症候群(MERS)は、アラビア半島を中心に多数の発症事例が報告されています。
平成27年1月21日から感染症法上の二類感染症に分類され、適切な医療を公費により提供する体制や検疫体制が整備されています。
アラビア半島又はその周辺諸国で、ラクダなどの動物との接触や、殺菌されていない乳や肉の喫食を避けましょう。
東南アジアから欧州、アフリカと拡大し、鳥からヒトへの感染事例も増加してます。
生きた鳥が売られている市場や養鶏場に近寄らないようにし、手洗いうがいの励行に努めましょう。
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