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ページID:57679更新日:2024年4月3日
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交雑組合せ:サニードルチェ×シャインマスカット
大粒で食味良好な赤色の二倍体品種である。満開期は育成地(標高:470m)において6月上旬で、成熟期は育成地において8月下旬である。2回のジベレリン処理(1回目はフルメット加用)により種なし化した果房の果粒形は長楕円形で、果粒重は18g程度と大粒になり、摘粒で30~35粒前後に調節すれば、果房重600g程度の果房になる。糖度は19%程度であり、マスカット香を呈し皮ごと食べられ、食味も優れる。十分着色すれば、果房全体が鮮やかな赤色になるが、果頂部はやや薄い着色となるほか、果底部の着色も進みにくい傾向がある。果房の上部支梗が伸びやすく、果房上部が密着しにくい傾向がある。
品種登録番号:第28891号(2022年1月17日)
交雑組合せ:ピオーネ×山梨46号(巨峰自殖)
大粒で着色良好な紫黒色の四倍体品種である。満開期は育成地(標高:450m)において六月上旬で、成熟期は育成地において八月中旬である。2回のジベレリン処理(1回目はフルメット加用)により種なし化した果房の果粒形は円形で、果粒重は20g程度になり、摘粒30粒前後に調節すれば、果房重600g程度の果房になる。糖度は18%程度、酸度は0.6%程度であり、多汁で食味は優れる。はく皮性は巨峰と同程度である。アントシアニン含量が巨峰に比べて多く、着色性に優れる。
品種登録番号:第26591号 (2018年2月9日)
交雑組合せ:ピオーネ×山梨46号(巨峰自殖)
早生で着色良好な紫黒色の四倍体品種である。満開期は育成地(標高:440m)において6月上旬で、成熟期は育成地において8月上旬である。2回のジベレリン処理(1回目はフルメット加用)により種なし化した果房の果粒形は円形で、果粒重は14g程度になり、摘粒で35粒前後に調節すれば、果房重500g程度の果房になる。糖度は18%程度、酸度は0.6%程度で食味は優れている。はく皮性は巨峰と同程度である。アントシアニン含量が巨峰に比べ多く着色性に優れる。
品種登録番号:第22551号(2013年3月25日)
交雑組合せ:山梨47号(ジュライマスカット×リザマート)×シャインマスカット
大粒で外観が優れる黄緑色の二倍体品種である。満開期は育成地(標高:440m)において6月上旬で、成熟期は育成地において9月上旬である。2回のジベレリン処理(1回目はフルメット加用)による種なし化した果房の果粒形は長楕円形で、果粒重は18g程度と大粒になり、摘粒で30~35粒前後に調節すれば、果房重600g程度の果房になる。糖度は18%程度、酸度は0.4%程度で食味は優れる。皮剥れしにくいが、肉質は崩壊性で皮ごと食することができる。成熟後期には「かすり症」が発生することがある。
品種登録番号:第22550号(2013年3月25日)
交雑組合せ:バラディー×ルビー・オクヤマ
外観と食味に優れる赤色系品種である。樹勢は強く、発芽は良好である。満開期は育成地において6月上旬で、花は雄ずい反転性(雄性不稔)であるため、2回のジベレリン処理(満開時と満開10~15日)が必要である。成熟期は育成地において8月下旬である。2回のジベレリン処理により果粒形は短楕円で、果粒重は11g程度になり、摘粒で45粒前後に調整すれば、果房重500g程度になる。直光着色性が強く、棚面を明るく管理すれば果皮は鮮やかな赤色となる。皮剥れしにくいが、肉質は崩壊性で果皮も薄く、皮ごと食することもできる。栽培年によっては果梗部周辺にやや微裂果が発生することがある。また、収穫期に果粒が萎びる現象が発生することがあるが、2回目のジベレリン処理液にフルメット液剤を加用し、果粒肥大を促すと発生が軽減される。糖度は17%程度、酸度は0.6%程度で青リンゴのような独特な風味を有し、渋味はない。
品種登録番号:第23171号(2009年12月21日)