更新日:2019年10月11日

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PB0010

国指定 重要文化財 絵画

絹本著色法然上人絵伝1

第一幅

絹本著色法然上人絵伝2

第二幅

  • 絹本著色法然上人絵伝(けんぽんちゃくしょくほうねんしょうにんえでん)

平成22年6月29日指定

所在地 笛吹市御坂町成田1501-1

所有者又は管理者 山梨県・山梨県立博物館

 

法然は長承2年(1133)、美作の国(岡山県)に生まれ、父の遺言により出家し、比叡山で修行し、浄土宗の開祖となった僧である。

この法然上人の生涯を伝記として表した絵巻(絵伝)は後に数多く作られ、布教の一環として、絵画を通じて仏の教えを説明する絵解きによる教化活動に用いられた。

本絵伝は、元々は甲州市勝沼町にある源誓上人が開いた万福寺に伝わった掛幅装の四種の絵伝(聖徳太子、法然上人、親鸞聖人、源誓上人の各絵伝)のうちの一つで、法然上人の生涯を自然景、建物、群像などを配置して細密な描写によって描いた作品である。二幅からなり、第一幅(日輪幅)は法然の前半生である生誕・出家・修学・談義・教化等発展の相を、第二幅(月輪幅)は、専修念仏停止・追放・配流・赦免・最後の布教・往生等受難の相を収録するという顕著な対比が認められる。

なお、聖徳太子絵伝二幅(現在、四天王寺蔵か)、親鸞聖人絵伝六福(現在、西本願寺蔵)、源誓上人絵伝(現在、東京藝術大学蔵、シアトル美術館蔵)は万福寺から散逸した。

鎌倉時代にさかのぼる法然上人絵伝としては絵巻形式の作品に優品が多いが、特に数百人に及ぶ人物は極めて克明に描かれており、その細密な描写と鮮烈な彩色から、本図は掛幅装の現存作例の中では制作時期が早いものの一つである。

 

 

 

 

 

 

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