更新日:2015年10月19日

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PB0002

国指定 重要文化財 絵画

絹本著色仏涅槃図(大蔵経寺)

  • 絹本著色仏涅槃図(けんぽんちゃくしょくぶつねはんず)

大正5年5月24日指定

所在地 笛吹市石和町松本610

所有者又は管理者 大蔵経寺

 

仏涅槃図の大きさは縦206cm、横145.5cmという非常に大幅なもので、床の間にかけて観賞する絵画ではない。釈迦の入滅(死)の2月15日を涅槃会(ねはんえ)といい、その法要を行う際に堂内にかかげるために描かれた。筆者は東福寺(京都府)の画僧明兆の弟子、霊彩とされており、永享7年(1435年)に浄居禅寺(静岡県)の涅槃会の本尊として描いたことが、本図の裏面に書かれている。大蔵経寺の所有となったのは、寺伝によると、天正15年(1587年)に浄居禅寺から譲り受けたものとされている。その図様は、沙羅双樹に囲まれた床台に、臨終の釈迦が大きく横たわり、その周囲には各菩薩や羅漢、弟子を始め王侯、貴族、庶民、動物に至るまで集まり、その入滅を悲しんでいる。上部にはマヤ夫人(釈迦の母)が雲に乗って急ぎおりてくるという内容のものである。釈迦や床台、人物などが、ていねいにかつ細かく描写され、霊彩の代表作ということができる。なお、霊彩の作品としては、「風吹き寒山」の通称で知られる重要文化財の紙本墨画寒山図(東京都 大東急記念文庫所蔵)などがある。

 

 

 

 

 

 

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