ページID:41656更新日:2023年10月26日

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 山梨の文化財ガイド(データベース)建造物11

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 K0101

県指定 有形文化財(建造物)

千野六地蔵幢

  • 千野六地蔵幢

ちのろくじぞうとう / 昭和46年4月8日指定 / 甲州市塩山千野 / 千野六地蔵幢講

 

石幢は、鎌倉末期から室町時代にかけて隆昌をきわめ、地蔵信仰に関するものが多い。この石幢は県内最古の六地蔵幢であり、造顕は応永17年(1410)。塔身に在銘あり。最大の特色は、平面六角の幢身が撥(ばち)型を呈する点である。軽快の中にも適度な安定感を示す逸品。

 K0102

県指定 有形文化財(建造物)

山王権現社本殿

  • 山王権現社本殿

さんのうごんげんしゃほんでん / 昭和52年5月23日指定 / 甲州市塩山下粟野 / 山王権現社

 

本神社は、大己貴命・素盞鳴命を祀り、勧請は大同元年(806)とし、慶長8年(1603)には徳川家康から社領が寄進され、元禄11年(1698)には社殿が再建されたという。本殿は井桁に組んだ土台の上に建てられた2間社流造。本殿の創建については明らかでないが、様式手法から室町末期から桃山期初頭ころと推定される。

 K0103

県指定 有形文化財(建造物)

神部神社本殿

  • 神部神社本殿 付金銅十一面観音坐像1躯、棟札2枚

かんべじんじゃほんでん つけたりこんどうじゅういちめんかんのんざぞう1く、むなふだ2まい / 昭和58年3月10日指定 / 甲州市塩山上萩原 / 神部神社

 

『延喜式』神名帳にある神部神社で、岩間明神ともいわれる。附の金銅十一面観音坐像は祭神の本地仏である。

 

 K0104

県指定 有形文化財(建造物)

神部神社隋身門

  • 神部神社隋身門  附棟札3枚

かんべじんじゃずいじんもん つけたりむなふだ3まい / 平成8年2月19日指定 / 甲州市塩山上萩原 / 神部神社

 

3間1戸八脚門。切妻造、亜鉛引鉄板葺。

 K0105

県指定 有形文化財(建造物)

恵林寺三門

  • 恵林寺三門 附棟札1枚

えりんじさんもん つけたりむなふだ1まい / 昭和60年3月19日指定 / 甲州市塩山小屋敷 / 恵林寺

 

1間1戸楼門、入母屋造、柿葺。三門は寺院の本堂に至るまでの空門、無相門、無作門の3解脱門の略称である。

 K0106

県指定 有形文化財(建造物)

大善寺山門

  • 大善寺山門 附棟札1枚 扁額1面

だいぜんじさんもん つけたりむなふだ1まい へんがく1めん / 平成14年3月4日指定 / 甲州市勝沼町勝沼 / 大善寺

 

この山門は、県内には類例の少ない二階二重門の三間一戸門である。江戸時代を象徴する主要部は欅作りで、一階の三手先組物や二階の禅宗様の組物と軒の二軒扇垂木などが力強い景観を呈している。また、一階内部の大きな獅子木鼻等に、下山大工らしい手法が窺われる。

 K0107

県指定 有形文化財(建造物)

旧宮崎葡萄酒醸造所施設

  • 旧宮崎葡萄酒醸造所施設 附裏板1枚、宅地勝沼町下岩崎1110、1112,1113

きゅうみやざきぶどうしゅじょうぞうしょしせつ つけたりうらいた1まい、たくちかつぬまちょうしもいわさき / 平成9年6月12日指定 / 甲州市勝沼町下岩崎 / メルシャン株式会社

 

明治37年(1904)に建築された土蔵造のワイン醸造施設。設備施設とともに往時の姿を留める。

 K0108

県指定 有形文化財(建造物)

穂見八幡神社本殿

  • 穂見八幡神社本殿

ほみはちまんじんじゃほんでん / 昭和40年5月13日指定 / 中央市布施 / 穂見八幡神社

 

本神社の創立年代は明らかでないが、社殿について『甲斐国志』は仁安元年(1166)建立の古棟札があり、文安6年(1449)に再建したと伝える。本殿は向拝つき2間社流造、桧皮葺、礎石は自然石である。この建物は随所に和様・唐様・天竺様を混用した折衷様式で、細部に室町・桃山的な古風をよく残し、古建築の少ない盆地の湿地帯における貴重な遺構である。

 K0109

県指定 有形文化財(建造物)

浅利与一層塔

  • 浅利与一層塔 付五輪塔6基

あさりよいちそうとう つけたりごりんとう6き / 昭和46年4月8日指定 / 中央市大鳥居 / 大福寺

 

武田信義の弟で遠矢の名手浅利与一(承久3年・1221没)の墓所。基壇に背の低い基礎をおき、その上に平面円の軸部と方形の屋根とを交互に4階重ね、最上部を宝珠とするもので、凝灰岩製。細部構造からみて、平安調の濃厚な鎌倉期の遺構と考えられる。

 K0110

県指定 有形文化財(建造物)

表門神社石鳥居

  • 表門神社石鳥居

うわとじんじゃいしどりい / 昭和46年4月8日指定 / 市川三郷町上野 / 表門神社

 

全体の構成が直線的につくられ、反りの少ない笠木と島木の両端は垂直に切られていて、春日型の形態を示している。柱真々2.57mに対し、総高2.64mという、背の低い安定感に富んだ遺構である。雄大な木割、幅に対する背の低いこと、直立に近い柱、笠木及び島木の両端の切り方などに、一種の風格をそなえた鎌倉時代の秀作。

 

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