ページID:108015更新日:2025年4月22日

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国指定 重要文化財(建造物)

富岡家住宅

 

  • 富岡家住宅 主屋 書院(とみおかけじゅうたく おもや しょいん)

令和4年12月12日指定、令和5年9月25日追加指定

所在地 甲府市善光寺町

所有者又は管理者 個人

 

 富岡家住宅は、甲府市所在の国指定重要文化財・甲斐善光寺の真北、愛宕山の東麓を流れる高倉川の扇状地の要の位置にあり、山梨県の藤村紫朗県令のもと、参事として県の勧業政策を推進した富岡敬明の本邸である。

 主屋は明治8年頃の建築で、甲府盆地を一望できる2階正面ベランダにアーチ付のガラス戸や饅頭型の柱頭飾りの円柱を立てるなど、典型的な擬洋風の意匠(伝統的な和風建築に洋風を取り入れた建築技法)を持つ。

 国内最古級の擬洋風住宅であり、藤村治世における洋風建築推進の住宅版と考えられ、歴史的に重要であり、明治26年頃に建てられた書院とともに令和4年12月12日に重要文化財に指定された。

 各建物は傾斜のある敷地を石積で区画して造成した平地に巧みに配置され、書院の前方には池のある庭をつくる。敷地は重要文化財建造物と一体となって価値を形成しており、敷地内の石積等とあわせ保存を図る。

 

 

 

 

 

 

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