ページID:69443更新日:2016年1月13日

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国指定 重要文化財(建造物)

高室家住宅

  • 高室家住宅 主屋、離れ、長屋門、文庫蔵、新蔵、前蔵、籾蔵、味噌蔵、弁財天堂 附糠蔵及び納屋1棟、中門1棟、清風館記1冊、家相図3枚(たかむろけじゅうたく おもや、はなれ、ながやもん、ぶんこぐら、しんぐら、 まえぐら、もみぐら、みそぐら、べんざいてんどう つけたりぬかぐらおよびなや1とう、ちゅうもん1とう、せいふうかんき1さつ、かそうず3まい)

平成22年12月24日指定

所在地 甲府市高室町字金山754-1

所有者又は管理者 個人

 

高室家住宅は、甲府盆地の中央低部、甲府市外の南郊に所在する。

高室家は享禄4年(1531)に甲斐国守護の武田氏から当地を与えられたと伝えられる家柄で、江戸時代初期以降は医業および製薬業を家業とし、享保9年(1724)に武田家遺臣の子孫である柳沢氏が大和郡山(奈良県)に移封され、甲府藩が廃藩、天領となったのちに士分格を与えられ、藩に代わって置かれた甲府勤番の医家を務めた。

高室家住宅は、約5,000平方メートルにおよぶ広大な屋敷地に、主屋を中心として各建物を配している。主屋は、天明8年(1788)に建てられた入母屋造、茅葺の建物で、薬を調合するための調合所や薬草を乾燥させるための屋根裏部屋を設け、医薬業に由来する特徴をみることができる。

離れ、長屋門、籾蔵は江戸時代の建築で、文庫蔵、新蔵、前蔵、味噌蔵、弁財天堂は明治時代の建築である。

高室家住宅は、江戸時代における医家の施設を現在に伝える希少な遺構であるとともに、江戸時代を中心として明治時代までに整えられた屋敷構えは、当地方の伝統的な住宅の構成をよく伝えており、貴重である。

 

 

 

 

 

 

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住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
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