ページID:69196更新日:2015年11月4日

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国指定 重要文化財(建造物)

北口本宮冨士浅間神社東宮本殿

  • 北口本宮冨士浅間神社東宮本殿 附棟札1枚きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃひがしのみやほんでん つけたりむなふだ1まい)

明治40年8月28日指定

所在地 富士吉田市上吉田5558

所有者又は管理者 北口本宮冨士浅間神社

 

東宮本殿は本社本殿の東に北面して建っており、祭神には彦火々出見命(ひこほほでのみこと)が祀られ、富士権現と呼ばれてきた。東宮の創立については明らかでないが、社記によれば、貞応3年(1224)に平義時(鎌倉幕府第2代執権北条義時)が建立したという。現在の建物は武田晴信(信玄)が永禄4年(1561)に本社本殿として再興したもので、のち文禄3年(1594)に郡内を支配した浅野氏重(甲府城主浅野家の家老)によって東宮の本殿として移された。ついで元和元年(1615)に谷村藩主鳥居成次による修理があり、以後、慶安2年(1649)、延宝6年(1678)に谷村藩主の秋元氏が、さらに享保20年(1735)には富士講の指導者藤原光清(村上光清)による修理が加えられてきた。

本殿は一間社流造で正面に1間の向拝を設けている。屋根は桧皮葺切妻造である。この本殿は、本社本殿及び西宮本殿に比較してやや小規模であるが、構造や手法に室町時代の特色を示しており、3殿のうちで最も古い建物である。しかし外部に施された彩色や彫刻などの装飾的な意匠は桃山時代以降の修理の際加わったものと認められる。

 

 

 

 

 

  

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