ページID:68442更新日:2016年11月2日

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KA0002

国指定 国宝(建造物)

国宝大善寺本堂

  • 大善寺本堂 附厨子1基 (だいぜんじほんどう つけたり ずし1き)

明治40年8月28日 重要文化財指定 / 昭和30年6月22日 国宝指定

所在地 甲州市 勝沼町勝沼3565

所有者又は管理者 大善寺

 

大善寺は真言宗智山派に属し、古くは柏尾寺、柏尾山寺などと称した古刹である。現在の本堂は、文永7年(1270年)の火災後の再建によるもので、弘安7年(1284年)に鎌倉幕府9代執権の北条貞時が勧進し、甲斐、信濃の2国に棟別10文を徴収して費用に充て、弘安9年(1286年)に立柱が行われ、正応3年(1290年)に落成をみた。本堂の中に本尊である平安初期の木造薬師如来および両脇侍像(国重要文化財)を安置するため、本堂は別名薬師堂とも呼ばれる。本尊を秘仏として納める堂内の厨子は当初の作でなく文明5年(1473年)に再興されたものである。この本堂は、ヒノキの皮を重ね合わせた桧皮葺(ひわだぶき)寄棟造の大屋根をもつ鎌倉時代における密教本堂の代表例であり、伝統的な和様建築を示す重要な遺構である。また、本県最古の建物として知られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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