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知事記者会見(平成19年12月4日)

詳細内容

平成19年12月4日知事記者会見の様子(JPG:17KB)知事記者会見
平成19年12月4日(火曜日)10時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
・山梨県産花きのトップセールスについて

●発表票事項以外の質疑応答
・道路特定財源の一般財源化について
・ヴァンフォーレ甲府のJ2降格について
・輿石東参議院議員の国政報告会への出席について
・新県立図書館について
・郡内東部の小児初期救急医療センターについて

<発表事項>

●「山梨県産花きのトップセールスについて」

(知事)12月8日の土曜日に大田の市場(東京都中央卸売市場大田市場花き部)に行きまして、本県の花きのトップセールスを行うことにしております。
本県の洋蘭は全国で7番目の生産量であり、シクラメンを始めとする、いわゆる鉢物で全国で14番目の生産量でありまして、花き生産も比較的盛んな県であります。
そして、これからいよいよシクラメンを始めとして、本格的に花き類が需要期に当たり、出荷される時期になるわけでありますので、この時期に山梨県産の花きの販路拡大、産地イメージアップを図るために生産者団体の皆様と一緒になって、全国一の花きの取り扱いを誇っております東京都中央卸売市場大田市場花き部に行きまして、PRをしたいと考えております。この件については以上であります。

<質疑応答>

(記者)山梨県産の花きが全国の中で、順番は今おっしゃられましたけれども、作柄とか物の良さを含めて、全国の中でどういう位置づけにあると認識していらっしゃるのかということが一点と、具体的にどういう点をPRし、限られた時間の中で、関係者に山梨県産の花の良さを印象づけるお考えでしょうか。その二点をお願いします。

(知事)山梨県は割と晴天日数が多いということと、高低差が大きいものですから、そういう特別な風土を利用して、例えば蘭だとか、あるいはシンビジウムとか、そういうものの生産が行われているわけですね。夏の間は八ヶ岳の高いところへ持っていくとか、冬の間は(標高の)下の方に置いておくとか、そういう気象条件とか風土を利用した花きの生産が行われておりまして、そういう意味では蘭類ですとか、あるいはシクラメンなどについても長い生産実績を誇っているということであります。
全国のシェアは先ほど申し上げたとおりであります。そういう意味で花き生産大県とは言えないけれども、独特な個性を持った花き生産県だと、私は思っているわけであります。そういうことですから、特に蘭類とシクラメン、シンビジウムといった鉢物を中心にPRをしていきたいと思っております。
後は、花の関係では切り花というものがあって、例えばバラだとか、ある程度は生産している大変な熱心な農家もいるわけでありますが、全体として切り花の生産量というものは全国的に見ても低いものですから、全部の花き生産でいくと全国で37,38番目(正確には39番目)くらいでしたか、割と少ないんですよ。しかし、洋蘭類、それからシクラメン、シンビジウムを中心とする鉢物の点にかなり特化した生産になっているわけですね。それを中心に大いにPRしていきたいと思っております。

<発表事項以外の質疑応答>

●「道路特定財源の一般財源化について」

(記者)道路特定財源についてお伺いしたいと思います。今、国で一般財源化の論議が活発に行われているんですが、今日あたりの新聞によりますと、道路特定財源を高速道路料に充てて、高速道路料金を引き下げられないかという議論も出ているようですが、こうした一般財源化や道路整備以外の目的に使用することについて、知事はどのようにお考えかお伺いしたいと思います。

(知事)道路整備に対する需要というものは、まだ依然として、本県ももちろんそうでありますけれども、大変に高いものがありまして、まだまだ道路整備についてやらなければならないプロジェクトは多いわけであります。県に対して各市町村から上がってくる要望も、半分以上は道路整備に対する要望であるという状況であります。
そういう中で、国、地方を含めて道路特定財源というものを道路以外の目的に利用するということは、基本的にはこれは好ましいことではないと判断をしておりますし、これは全国知事会でも一致してそういう意見であります。知事会はよく大都市の都府県と地方の都府県で意見が違ってくるわけでありますけれども、この道路特定財源の維持という点については一致しまして、東京都知事を始めとして、是非これは堅持すべきものだとう意見で一致をしております。
道路特定財源の一部を高速道路の料金の引き下げに使ったらどうかという構想もあると聞いております。確かにこれも一つの案だと思っておりまして、例えば、これはまだアイデアの段階でありますけれども、郡内の方の国道139号線が非常に渋滞しているわけですね。特に通勤時間帯である朝晩は非常に渋滞をする。これが郡内地域における交通上の大きな課題になっているわけであります。これを例えばETCを利用しまして、大月インター、あるいは都留インターと河口湖インター、その間の通勤時間帯のETCによる利用については、例えば引き下げる、あるいは無料にするということにすれば、通勤者がかなりの程度139号線からこちらの方に代替えをしていくということになるわけであります。そういうような形でいろいろな使い方ががあるかと思いますけれども、特定財源を使っていくということは、十分あり得ることではないかと思っております。

(記者)一方で、最近の原油高を受けて、ガソリン価格が高騰しているということで、来春にも期限が切れる暫定税率について、見直すべきではないかという意見があるんですが、知事は今の暫定税率を維持すべきとお考えなのか、見直すべきとお考えなのか、その点をお願いします。

(知事)暫定税率は、例えばガソリン税であれば暫定税率が課せられて本則税率の倍になっているわけであります。しかし、それは道路整備に充てるという利用者負担というか、目的財源として使われるということで暫定税率が設けられているわけでありますから、道路特定財源を維持して道路整備に充てていくと、まだ道路のニーズがあるという以上は、暫定税率を引き下げるというのは適当ではないんじゃないかと思っております。

●「ヴァンフォーレ甲府のJ2降格について」

(記者)ヴァンフォーレ甲府のJ2降格が決まったわけですが、それに対する知事の感想と、今後の県の支援体制についてどのようなお考えがあるのか教えてください。

(知事)大変に残念なことですけれども、私も一回応援に行きましたけれども、選手諸君は非常に前向きのチャレンジ精神を発揮して、攻撃的にフルに頑張っていたなと思っておりまして、選手の何としても1部残留しようという熱意というか、思いというものがひしひしと伝わって参りまして、胸が熱くなる思いがしたわけであります。
しかし、如何せん得点力に欠けるところがあって、結果的に2部降格が決まったわけで、大変に残念なことだと思っております。しかし、勝負の世界というものは常に浮き沈みがあるわけであって、2部降格したからといって、決してそれにめげることなく、今のこの攻撃精神というものを維持しながら頑張っていけば、必ずまた花の咲くチャンスがあると思っておりますし、県もどういう支援ということは、具体的には考えておりませんけれども、県としてできることは最大限やっていきたいと思っております。

(記者)一度応援されたということですが、知事になってからでしょうか。

(知事)そうですね。

(記者)いつぐらいの試合だったでしょうか。

(知事)最終戦の二つ前でしたか。(11月)18日でした。

●「輿石東参議院議員の国政報告会への出席について」

(記者)今月の16日に民主党の輿石東参議院議員会長の国政報告会が予定されているんですけれど、こちらの方に知事が出席すると聞いておりますが、当日出席はされるのでしょうか。

(知事)そうですね。16日の輿石東先生の国政報告会というのは、民主党の代表代行に就任されたというお祝いを兼ねて、国政報告会をやると聞いております。本県選出の国家議員が民主党という公党のナンバー2である代表代行に就任するということは、県民としても大変喜ばしいことでありますので、私も知事という立場で出席をして、お祝いを申し上げたいと思っております。
同時に民主党にも、県としていろいろ県政推進の面でお願いをしなければならないことが多いわけでありまして、県政の推進に対するお力添えをその場でお願いしてきたいと思っております。

(記者)当日、小沢代表がお見えになるということですが、横内知事と小沢さんで時間を設けて話しをするということはお考えでしょうか。

(知事)それは、全く考えておりません。その場で突然ということは、あるいはあるかもしれませんが、私の方からお願いするつもりは、もちろんありませんし、今のところそういう予定はありません。

(記者)先ほど、「県政の推進についてお願いする」ということをおっしゃられましたが、それはどういったかたちで。

(知事)それは、その場でお祝いの言葉を申してあげると同時に、民主党も参議院においては第1党となられて、法案の成立その他については、大きな影響力を持つわけありますから、本県の県政推進上必要な法律とかについて、民主党としても、輿石先生としても、是非ご支援を願いたいという趣旨のことを申し上げるということです。

(記者)輿石東先生の国政報告会の出席についてお聞きしたいのですが、代表代行就任ということを記念した国政報告会でもあるわけですが、一方で、次期衆議院議員選挙をにらんで、民主党県連としての総決起集会的な位置づけも県連ではしているそうです。そういった意味で、自民党籍を持つ知事が、民主党の決起集会的な意味のある会合に出る整合性については、どのようにお考えでしょうか。

(知事)民主党県連が、そういう思いを持っておられるかもしれませんが、案内状とか、表向きの16日の会合というのは、輿石参議院議員の民主党代表代行就任を記念しての、祝っての国政報告会であると聞いておりますので、決して選挙のための総決起大会をやるのだということではなくて、そういうものだと認識してお祝いの言葉を述べに行くということであります。

●「新県立図書館について」

(知事)県立図書館についてですが、先日北口に設置することについて、知事が前向きな発言をされたという報道があったのですが、それについての知事の考え方を確認したいということと、最終的な結論をいつ頃どういうかたちで出されるのかということについてお伺いしたいと思います。

(知事)北口の県有地につきましては、駅から100メートルという、甲府駅のすぐ近くにあって、立地条件は良いし、とりわけ県内外からの交通条件が良いわけでありますから、県内外の人の交流、あるいは情報の交流の拠点になり得る地域だと思っております。そういうことからすると、あそこで山梨の情報を発信する情報拠点的な施設を整備していったらどうかという構想を持っております。
一方、図書館につきましては、先日、図書館検討委員会の中間報告があったわけでありますが、その中間報告においても、山梨発の情報発信の拠点たるべきものであるというご指摘もありましたし、そうだとすると北口に情報の発信拠点をつくる中で、その一環として図書館を位置づけて整備していったらどうかと、私としては思っているわけで、そのことをこの間の全員協議会の場で申し上げたわけです。
しかしながら、図書館検討委員会があり、場所の問題についてもこれから検討していただくわけでありますから、今申し上げたのは私の思いであって、これからの進め方としては、図書館検討委員会の場で場所の問題を議論していただいて、その検討委員会の検討結果を待って判断をすべきことかと思っておりまして、できれば早い方が良いのですが、具体的にいつまでということは、確かに年内にもう1回、図書館検討委員会がありますけれども、その場で検討委員会としての、その辺の結論がまとまるかどうかですね。あるいは来年になるかもしれません。いずれにしてもそんなに遠くないうちに場所の問題について決めたいと。いずれにしても検討委員会の結論を踏まえながら決めたいと思っています。

●「郡内東部の小児初期救急医療センターについて」

(記者)郡内東部の小児初期救急医療センターについてですが、昨日、県東部の4人の県会議員の先生方が、福祉保健部長に都留市への設置を要望されたということです。また明日は、富士北麓の県会議員、また市町村長の方々がいらっしゃって北麓への整備を要望するということですが、知事ご自身は郡内東部の小児初期救急医療センターをどこに設置したいとお考えなのか、またどのようにして結論を出したいとお考えなのか教えてください。

(知事)おっしゃるように、郡内につくることが決まっている小児初期救急医療センターの場所について、それぞれの地域からのご要望があるわけでありますが、私の基本的な考え方としては、小児救急医療センターを設置し運営するには、確か60人ぐらいの、甲府地区を含めた小児科の先生方のご協力が必要なわけです。さらに薬剤師さんも、数十人の薬剤師の先生方のご協力をお願いしなければならないということもあります。また看護師の皆様方にもご協力をお願いしなければならないということもあります。
したがって、これはあまり政治的、行政的に判断するというよりは、現在検討委員会で医師の先生方が議論をしてくれておりますから、その検討委員会の場でお医者さん、薬剤師さん、看護師さんそういう方々の判断、それからもちろん患者さんの利便性ということも含めて、この施設を運営していただく方々、運営に責任を持っていただく方々のご意見を私は尊重したいと。したがって、今検討委員会が開かれて、検討していただいておりますから、その場で、こちらが良いというように場所も含めてご意見を集約していただきたい。それを私としては尊重したいと思っています。

(以上)

リリース日:2007年12月5日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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