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知事記者会見(平成19年4月17日)

詳細内容

平成19年4月17日知事記者会見(JPG:27KB)知事記者会見
平成19年4月17日(火曜日)11時30分~
本館2階特別会議室

<発表事項>

○「『県政ひざづめ談議』の開催について」

(知事)最初に、「県政ひざづめ談議」についてでありますが、私の知事選挙における公約であります「県政ひざづめ談議」の開催を始めたいと思います。
「県政ひざづめ談議」は、県内各地域の特色や課題に配慮したテーマを設定し、私が出向いて関係者と対話を行うものでありまして、年20回の開催を予定しております。
第1回目は4月24日に甲州市において、ワイン関係者の皆様にお集まりをいただきまして開催をいたします。当日は、「ワイン産地山梨の確立をするための取り組みについて」をテーマとして対話をしたいと思っております。ワイン関係者の皆様から様々なご意見を伺って、実りある交流がもてるものと期待しております。
出席の予定者は、甲州市内のワイナリー関係者20名前後と、甲州市長さんにもご同席をお願いしております。当方は、私とワイン産業に関わる課長に出席をしてもらうことになっています。
なお、開催の概要は県のホームページや「ふれあい」などで公表することにしております。

<質疑応答>

(記者)実施要領の中に、第5として「結果について、広聴情報処理要領により処理するものとする」と書いてありますが、具体的にはどういうことでしょうか。たぶん、結果についての公開ということだと思うのですが。具体的にどういう方法で、どういう形で公開していくのか教えてください。

(知事)これは、その前のページにありますように、ホームページや「ふれあい」などで公表するものであります。

(記者)山本前知事は「こんにちは、知事です」というので地域の県民の方と話す場を持っていたと思いますが、それとの具体的な違いと、「ひざづめ談議」で得たい効果をお話ししていただけますか。

(知事)「こんにちは、知事です」というやり方もいいと思うのですが、ただ、参加者が100人くらいと数が多いということと、テーマを絞らないで何でもいいということですから、どうも散漫になると言いましょうか、そういうことが一点。それと密度の濃い議論というものができにくいのではないかということがあるのではないかと思いまして。
どっちが正しいとか間違っているということではないのですが、私の方針として、テーマを特定して皆さん方と突っ込んだ実りのある議論をしたい。そのためには数は、やはり20人程度に絞った方がいいと思いますし、その回ごとにテーマを決めていく方が、実りのある対話になるのではないかと思いまして、そのようにしております。

(記者)そこで得られた内容に対して、政策に実現させていくことも今後あり得るということですか。

(知事)当然、そのとおりですね。

(記者)テーマの設定の仕方なのですけれど、これは部局の方で選んで、知事が全て決めていくという形なのでしょうか、それとも県民から寄せられたものを設定するのでしょうか。

(知事)県民から寄せられたというか、私とそれぞれの担当部局と相談をしながら決めていくことになると思います。
例えば、私が関心を持っていますのは、マルチハビテーションで、定年後、山梨に来て居住をしておられる方がずいぶん増えてきましたが、そういう方々のいろいろな意見があろうと思いますから、そういう方々と一回会ってみたいと思います。
峡東地域で言えば、果樹農家の皆さんのいろいろな悩みがありますから、そういうことも聴いてみたいと思ったり、あるいは温泉の関係者であれば、温泉の再生のために非常に苦労しておられますから、そういう問題を聴いたり、富士五湖地方であれば、富士山の世界遺産登録の問題だとか、あるいはあの地域にあるいろいろな富士講の遺跡その他について、どうやってそれを保存し、観光に役立てていくかとか。我々が関心を持っているありとあらゆるテーマがあるわけです。そういうものを一つずつ、その都度、その都度の状況に応じながら、地元の市町村とももちろん相談をしなければなりませんが、取り上げていきたいと思っております。

(記者)20人から30人という参加者の選び方ですが、これは何か原則があるのでしょうか。公募とか。

(知事)特に原則はありません。また、公募で選ぶということも特にしていないわけですが、その地域におけるそのテーマに関係のある方というのを市町村に聞く。あるいは、そういう組織・団体がありますから、組織・団体の皆さんに聞く。その他いろいろな方法でバランスの取れた人選をしていきたいと思っております。特に公募ということまで考えているわけではありません。

<発表事項>

○「県政クイックアンサー制度の実施について」

(知事)これも私の公約でございまして、県政クイックアンサー制度を実施に移したいと思います。
これは、県民の皆様方から、県政に対するご意見・ご要望を受け付けて、これに対して1週間でお答えをするというものであります。明日18日から実施をしたいと思っております。
これによりまして、県民の皆様に県政に対する理解を深めていただくと同時に、県民の皆様のいろいろなご意見やニーズを把握をして、それを県政に迅速に反映していきたいという目的で実施するものでございます。
県のホームページを通じて、インターネットメールによる受け付けができるわけでありますが、それを明日18日から開始をいたします。また、県下各地にあります県政ポストにも、専用の用紙を4月の下旬までに配置をいたしまして、随時受け付けをすることにしております。県民の皆様と県庁をつなぐ直通便、ホットラインとしてご利用をいただきたいと思っております。
回答は、時間が限られておりますので、関係課長が責任を持って行い、いただいたご意見・ご要望及びその回答内容については、私が毎週必ず目を通すことにしたいと思います。また、いただいたご意見・ご要望等及び回答内容については、個人情報を伏せながら県庁の中で共有し、県政運営の参考にさせていただきたいと思っております。なお、従来からやっておりました「知事への手紙」は廃止することにしております。

<質疑応答>

(記者)回答の方法なのですが、具体的にどういう方法で回答するのかということと、実施要領の中に「広聴広報課が意見等の到達を確認した日をもって受信した日とする」とありますが、意見等の到達を確認したというのは、どういう方法で行うのでしょうか。

(知事)回答の方法は、基本的には寄せられたものと同じ方法でやるということなると思います。メールで来たものについてはメールで回答する、手紙で来たものについては手紙で返事をしていく、ファックスについてはファックスというやり方になると思います。
到達の時期ですが、時間外ということになると次の日という扱いになります。閉庁日においては、次の週の月曜日に到達をしたということとしたいと思います。

(記者)確認というのは、意見をくれた人に、「到達しましたか」と聞くということではなくてですか。

(知事)こちらが出したものの確認ですか。その確認をするかどうかですが、確認をしますか。(広聴広報課長に対して)

(広聴広報課長)特に考えておりません。

(記者)これは、匿名でも大丈夫なのでしょうか。

(知事)匿名でもいいです。匿名でもいいのですけれども返事ができませんので、できるだけご本人のご住所とお名前を記していただきたいと、記載要領には書きたいと思います。匿名だからといって受け付けないということではありません。

(記者)メールだと(匿名でも)返信はできると思いますが。

(知事)メールは返信ができるわけですね。それはそれでいいのではないでしょうか。それはどうですか。(広聴広報課長に対して)

(広聴広報課長)中には、回答を要しないという方もあります。

(記者)ハガキは専用の用紙でなければダメなのでしょうか。

(知事)県政ポストに専用の用紙を置くわけです。したがってそれを使っていただきたいと思っておりますが、そうでないからといって受け付けないわけにはいかないと思いますから、それは受け付けたいと思います。

(記者)これで公約二つ実現したということですが、これまでにいくつ公約が果たされたという言い方をしてよろしいでしょうか。

(知事)それは計算はしていないのですが、後で調べてご返事いたします。

(記者)回答の内容の深さといいますか、例えば、いただいた意見はありがたく拝聴して、「今後、善処していきます」とか、当たり障りのない回答だと実質的な効果がないと思いますが、例えば、明野のように非常に利害の絡むものについての陳情や意見などが来た場合、どのような形で対応していかれるか、そのことについてお伺いします。

(知事)それは、内容次第ですけれども、一般的な県政に対する意見ということであれば、やや抽象的というか、県としてこうしたいとか、今後県政に貴重な意見として反映をしていきたいとか、そのような返事になるかもしれません。
しかし、個別の問題について質問されれば、具体的に答えていくのは当然だと思います。当然のことながら、返事が不十分であれば再度、意見が来るわけですから、納得がいく十分な具体的な返事をするようにしていきたいと思います。

<発表事項>

○「県立大学飯田キャンパスの開放時間延長について」

(知事)県立大学の飯田キャンパスの開放についてでありますけれども、去る4月1日付けの県立大学の学生新聞にエープリルフール報道として、「飯田キャンパスが24時間開放されることになった」という記事が掲載されたということが、某紙の報道にございました。
このことは、学生の間に大学施設の開放時間の延長を望む声があるということと私どもは受け止めまして、大学と協議を重ねた結果として、そうした学生のニーズを踏まえて、今回、開放時間を2時間延長し、24時までとすることにいたしました。
開放時間を延長するのは、学生から要望のあるカフェテリアとパソコンコーナーといたしまして、5月の連休明けからを予定しております。
なお、教員が研究室を利用するのは24時間、現在でも可能でありますし、教員と一緒に、例えば、ゼミなどで学生が研究室を利用して深夜まで議論をするということは、教員と一緒ならば現在でも可能であります。学生が単独でカフェテリア、パソコンコーナーを利用するのは、夜中の24時まで2時間延長するということであります。
今後とも、教職員や学生の声を聞きながら、開かれた魅力ある大学づくりに努めていただくよう、大学にお願いしたところであります。

<質疑応答>

(記者)24時間開放を求めている声に対しては、さすがに24時間は無理ということでしょうか。

(知事)そういうことですね。24時間ということになりますと、管理そのものが基本的に変わってきまして、夜中は基本的には機械管理になっておりますから、常時監視員を配置しなければならないということになりますと、これは管理としては、新たに人を雇ったり、手間がかかる話になってきます。
他の大学の例も調べましたが、24時間開放している例は少なくて、だいたい夜の10時までとか、長くても夜中の12時までという大学が圧倒的に多いということがありまして、この県立大学についても24時までの開放ということにいたしました。
先ほど言いましたように、教員と一緒にゼミなどで夜遅くまで論議するというのは、教員と一緒であれば現在でも可能であります。

(記者)これは、県民も利用できるということでしょうか。

(知事)県民はどうなのですか。大学に入れるのですか。(私学文書課長に対して)

(私学文書課長)基本的には学生ですけれども、学生が一緒に他の大学の学生とサークル活動でカフェテリアで論議しているケースもありますから、そういうケースの場合は入っているということもあります。

(記者)それは、一般の方でもいいですか。学生と一緒の一般の方は。

(私学文書課長)基本的には、学生と一般の方が学校の利用目的以外の形で入ってくるということを歓迎するものではありませんから、それはご遠慮していただきたい。学生活動の一環として、他の関係者も必要であれば、一緒になって地域の方々と話し合うことはあるわけですから、そういう場合は、学生ではないからダメだとはいたしませんが、それ以外の方だけで自由に使うということは全く想定しておりません。

<質疑応答>

○「県議会の会派について」

(記者)県議会会派の話ですが、先週旧自民党政和会が、次の議会においても存続するということを決めまして、自民党会派が分裂スタートとなりましたが、その点についての感想と、一方で、横内知事派の会派についてまだ固まっていないのですが、会派を一本化することが、知事ご自身として望ましいと考えているのか、この2点について教えてください。

(知事)これは議会のことでありますので、私としては、基本的には、どちらがいいとか、悪いとかというコメントは差し控えたいと思います。
いずれにいたしましても、与党が多いとか、野党が多いとか、そんなことも含めて議会がどういうかたちになるにせよ、私としては、誠心誠意、議会に対して我々の考え方を説明して、理解をいただくという努力をしていきたいと思っております。

○「知事定例記者会見について」

(記者)先日、宮崎県の東国原知事が、定例記者会見について「物事が起きた時、その都度やればいい。定例的に行う必要はない。」と発言したのですが、横内知事は、今後記者会見を毎週1回開くということですが、これについてはどのようにお考えですか。

(知事)県政の状況について、その都度できるだけ密度濃く、県民の皆様にご説明するということは、知事の義務だと思っていますから、私は、これからも日程上支障があればともかくとして、そうでない限り、今までのやり方を続けていきたいと思っております。
何か問題が起きた都度やればいいとなると、では問題が起きたときはどうするのか。例えば、地震でも起きたとか、大きな事件でも起きたときだけにやればいいのかということになると、それは、どうもやはりおかしいのではないかなと思います。従って、もちろん記者クラブの方がそこまでいらないよということであればともかくとして、私としては、原則1週間に1回記者会見をお願いして、その都度の問題についてご説明をさせていただきたいと思っています。

○「南アルプス市長選挙について」

(記者)南アルプス市長選が、この前の日曜日に告示になったのですが、出陣式に、横内知事は今沢忠文さんのところにだけ出席をして、後は電報対応だったということなのですが、今沢さん陣営のみに出席した理由と、市長選においては、今沢さんを支持するということでよろしいか、この2点についてお伺いします。

(知事)今沢さんのところも、出陣式は10時ということで聞いておりました。
しかし、3候補の事務所へは、挨拶に行きたいということで、今沢さんのところへもお伺いしたのですが、9時過ぎに。そうしたら大勢の支持者が出陣式前だということがあって集まっておられて、結果として、そこでご挨拶をすることになりましたが、出陣式は10時からですから、出陣式に出たということではありません。それ以外の候補に対しても、事務所に挨拶に行っております。
3候補の、どの方を支援するかということは、3候補それぞれ長年一緒に活動してきた友人でもありますし、私を支援した方々も大勢ついておられますから、私の気持ちとしては、それぞれ悔いのない戦いをされるよう頑張っていただきたいというのが、今の私の気持ちです。

(記者)先日の会見では、知事は、選挙の恩は選挙で返すのが政治家の常識というような発言もあったのですが、その点でいくと今沢さんは県議として知事選で支えてくれたかと思うのですが、一方で小池さんは山本陣営の方についたということで、その点はどうなのでしょうか。

(知事)そうですね、選挙の義理は選挙で返したいと思いますけれども。今沢さんはそういうことで私をご支援いただいた、斎藤さんもまたご支援いただいた。小池さんは、多少スタンスが違っていたかもしれませんが、私をご支援していただいた方々が、大勢小池さんを支援しておられるという状況があります。
そういう中でありますので、なかなか今の段階で、特定の方だけを支持するとは言えない状況にあるということですね。先ほど申しましたように、繰り返しになりますが、お三方それぞれ自分の主張を大いに有権者に訴えられて、悔いのない戦いをされますことをお祈り申し上げたいというのが今の心境です。

(記者)南アルプス市長選関連なのですが、知事が挨拶に立たれた時に、今沢さんのことに対して、県庁あげて応援する体制ができているとおっしゃられました。その意味と、私は知事選で今沢さんにご厄介になって、100%今沢さんの言うことは聞かなければいけないと言われた、あとパートナーとして一番相応しいのは今沢さんとおっしゃられた。これについて、先ほどのコメントと関連を持たせてお話いただきたいのですが。

(知事)大勢の支持者の前で、応援の挨拶をするということになりますと、その場に反するようなことはもちろん言えないわけでありますし、是非頑張っていただきたいという意味で、そういうことを申し上げたわけであります。
今沢さんは、県議会議員をしておられましたから、私自身も、県庁の職員の皆さんも、今沢さんに頑張ってもらいたいと言っている方は大勢おります。また、私も今沢さんとは、長年の親しい同士でありますから、今沢さんがもし当選をされれば、今沢さんの政策については、要望事項があれば十分に配慮していかなければならないという思いでおります。そういうことは、申し上げたわけであります。

(記者)確認なのですが、そうすると3候補、別に誰に肩入れするというわけではないということですか。

(知事)今の段階で特定の誰かを応援をし、それ以外の人を応援しないと言っているわけではありません。

(以上)

リリース日:2007年4月18日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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