トップ > 選挙制度における投票できる制度・環境づくりについて
ページID:67112更新日:2015年6月30日
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「コンビニを活用した投票を」と投書しました。
今回の私の意見は、コンビニを頼って投票を、とういうことが先行してしまいました。確かに数年前には、コンビニで納税など、誰が思ったでしょうか?しかし今はコンビニは多種多様な住民ニーズに対応しております。そのような中で、投票に行きたくても行けない理由のある方々、政治への関心はあるものの、投票所が遠い、時間的に都合がつかない、あるいは高齢の方、身体に何らかの障がいがあり、一人では投票所まで行けない方等、そうした方々への配慮として、簡易な選挙投票制度、また機能的な期日前投票所の開設などできないだろうか?と申し上げたかったのです。
選挙管理委員会が選挙のたびに啓発活動を行っておることも承知しております。しかしながら、以前は不在者投票制度、そして期日前投票制度になってからは、本選挙は投票率は下がっているものの、期日前投票に行かれる方は増えているとのこと。
いまこそ、投票制度に斬新的なアイデアが必要ではないでしょうか。投票率より住民の意識が大切。「自分達の社会は自分達でつくるのだ」という思いが大切だ。との御意見はもっともです。しかし、そうした考えや思いのある方々は決して少なくないのではないでしょうか。選挙制度、投票のしくみを考えることで多くの投票者が得られる、つまりは参政権の行使、それが民主主義の目指すところではないでしょうか。投票率はやはり大切です。そのためには簡易な選挙、コンビニ投票が無理ならば、大型ショッピングセンターやスーパーマーケット等に期日前投票所を設ける、今回の大学構内に期日前投票所を設ける、さらにそれが無理ならば、せめて期日前投票所を各地区単位に設ける等、考慮されたらいかがでしょうか。お金もかかりますが、必要なことと思います。
そうした選挙手法の改革はけっして強要されての投票ではありません。「尻たたかれながら渋々投票する」ことは、簡易な選挙制度の構築では無く、例えば一部の外国にある棄権者には罰金・罰則を科すような義務投票制を行っている国のことではないでしょうか。
選挙制度は一県の対応のみではないかと思いますが、今後、選挙制度を論じる機会の中で、考えてみてはいかがでしょうか。
いただいた「選挙制度における投票できる制度・環境づくり」の件につきまして、選挙管理委員会事務局からお答えします。
政治への関心のある有権者の皆様に、より有効な投票機会を提供できるよう、投票環境の制約についてはできるだけ解消、改善し、更なる投票機会の創出や利便性の向上に努めるべきだと考えております。
こうした投票環境を向上するための選挙制度改革につきましては、今回の県議選等において、初めて山梨大学甲府キャンパスにおいて、期日前投票所が設置されたところでありますが、この他にも現在、国におきまして、ICTを活用した選挙当日における投票区外投票や●●様にもご提案いただきました商業施設等への期日前投票所の設置といった内容が研究会の場で議論されております。
まず多くの方々に政治に対する関心を高めていただくことと併せ、こうした国の動向等も注視しながら、投票環境の向上のための取組につきまして検討して参りたいと考えております。
受理日 | 2015年05月18日 |
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回答日 | 2015年05月25日 |