ページID:72532更新日:2016年5月11日

ここから本文です。

新しい産業の提案について

ご質問

私は、飲食店を経営しております。30年間、駿河湾から海水と活魚を運んできました。海水を良好な状態に保つためにいろいろな研究努力をしてきました。
 その結果、海老の陸上養殖に成功しました。この海老は美味で、いままで日本では存在しませんでした。種類は車エビ属のエビ類になります。稚エビを池に入れ2ヶ月半で5cm~7cmになり、そのままおどり食いでき、かき揚げにすると駿河湾のさくらエビよりはるかに甘くて美味です。この大きさのエビを「富士の海老」と名づけました。さらに大きく、12cm以上の大きさにするのに育て、はじめから4ヶ月ほどかかりますが、1つの池で1年間に3回は収穫できます。
 現在、日本は、アジア、東南アジアから年間3000億円の冷凍エビを輸入しています。一般消費者の口に入るまでには、数兆円の産業になっていると思います。
 私は当初、この海老の陸上養殖を、山梨県で始めようか静岡県で始めようか迷いました。いろいろな人に相談しました。そんな中、農林水産省食料産業局の担当者さんが、山梨がおもしろいのではと助言してくださいました。私自身も、山梨県には起爆剤になる産業が必要と考えていましたので、山梨県で始めることにしました。
 農業と比較しましても、たとえば、一反の田んぼで米を作ると、1年間10万円ですが、エビなら60t=1億円以上の収穫ができます。山梨県の地方創生の起爆剤にしませんか?

回答

いただいた「新しい産業の提案」の件につきまして、農政部花き農水産課からお答えいたします。

 このたびは、エビの養殖により本県の地方創生の起爆剤とすることにつきまして、貴重なご提案をいただき、ありがとうございました。
 ご承知のとおり、本県では、今年度から「やまなし陸上養殖協議会」を設立し、新たな県産魚の産地化、ブランド化を推進するため、陸上養殖の導入に向けた取り組みを行っているところです。
 協議会では、会員の皆様の意見に基づき、希望の最も多かったトラフグについて当面取り組むこととしておりますが、エビを取り扱いたいという希望も多数ありましたので、来年度以降取り組む魚種とするかどうか協議会において検討して参りたいと考えております。
 ●●様も、協議会に入会していただいておりますので、ぜひ今後の協議会に積極的に参加していただきますとともに、本県水産業の発展に今後ともお力添えをいただきますようお願いいたします。

受理日 2015年02月01日
回答日 2015年02月03日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県農政部食糧花き水産課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1610   ファクス番号:055(223)1609

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを見た人はこんなページも見ています

県の取り組み

pagetop