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2022年12月11日、U・Iターン就職を考えている大学生等に向けてオンラインで開催しました。Uターン就職で県内企業等に内定している大学4年生5名によるパネルトークの様子をお伝えします。
Aさん メッシュ素材メーカー内定 | Bさん 総合エネルギー企業内定 |
Cさん 金融機関内定 | Dさん 総合情報メディア内定 |
Eさん 地方自治体内定 |
Aさん 大学に入学した頃は、山梨に帰ってこようという気持ちはなく、航空業界に進もうと考えていました。しかし、コロナの影響などで航空業界の採用募集がなかったことや、自分の周りの環境が少し変わったことが、Uターンするきっかけになりました。
Bさん 私の場合は、山梨県か神奈川県での就職で迷っていました。しかし、そのときはやりたいことが特別なく、神奈川で就職する理由もないなと感じたことが、Uターンをした理由の一つです。また、満員電車が好きではないので、毎日満員電車に乗って通勤するという生活のイメージが湧かず、それなら山梨で暮らしながら働きたいなと思い、Uターン就職を決めました。
Cさん 私は、就職活動をする上で、働く場所を重視していました。そのため、自分が好きな場所や落ち着ける場所で働きたいなと考えたとき、地元である山梨県で就職しようと思ったことがきっかけです。また、コロナ禍により、大学生活のうち1年間を山梨で過ごしていましたが、そのときに自分に合った場所だなと感じたことも、Uターン就職をするきっかけになりました。
Dさん 将来的には山梨県に戻りたいな、という思いのもと就職活動をしていましたが、その“将来的に”が自分の中では分からなくて。それなら今山梨に戻って、自分が頼れる人や自分を助けてくれる人がたくさんいる山梨で生活することが、自分にとって一番いいなと感じたので、Uターン就職を選びました。
Eさん 私は、大学2年生の時は、山梨と神奈川・東京のどちらで就職しようか考えていました。そのとき、都会の人の多さに少し嫌気がさした部分があります。また、山梨は自分に合った環境だと思っているので、そこで働きたいなと思ったことがきっかけです。
Aさん 私は、約20社のインターンシップに参加しました。情報収集は、やまなし暮らし支援センターからの案内や合同説明会、就職サイトなどをフル活用していました。コロナの影響で、オンラインでのインターンシップが増えたことは、都心から離れた場所に住む自分にとっては良かったと思っています。2月に入ってからは、インターンシップや早期選考を受けていました。
Bさん 大学3年生の夏からインターンシップに参加しはじめ、それと同時にエントリーシートの作成も行っていました。インターンシップの参加社数は、山梨県4社、神奈川県3社の計7社です。12月頃からは、インターンシップに参加した企業の早期選考を受けたり、就職サイトのスカウト機能を利用したりすることで、面接の機会を増やしていました。また、その際聞かれたことや基本的な質問に対する回答作成なども並行して行っていました。
Cさん 大学3年生の夏休みに、1 dayのインターンシップに3社参加しました。10月、11月は、学校の就職ガイダンスに参加したり、自己分析や自己PRを考えたりする時間に充てていました。12月は、オンラインでの業界セミナーや県内での会社説明会に参加して、希望する業界や会社を探していました。1月、2月は、オンラインの会社説明会に加え、会社見学や冬期インターンシップに1社参加しました。
Dさん 私は、大学3年生になった時から公務員試験の勉強をしていたため、2月まではほぼ毎日学校に通っていました。そのため、夏のインターンシップは1社も受けておらず、インターンシップに参加したのは、冬にオンラインで受けた2社のみです。それ以外には、12月から都内の企業選考を受けはじめました。就活エージェントに登録をし、アドバイスをもらいながら面接対策をしたり、合同説明会に参加したりと、基本的にはオンラインでの活動でした。山梨での就職活動は大学3年生の3月から始めたので、それまでは主にやまなし暮らし支援センターから情報をいただいたり、合同説明会に行ったりと、情報収集のみをしていました。
Eさん 私は、就職活動を始めたときから公務員志望だったことや、最初の頃は就職活動に対するモチベーションが低かったこともあり、民間企業6社、公務員2回の説明会を受けました。1月以降は、早期選考を2社受けました。
Aさん 毎日説明会や一次面接を受けていました。また、2月頃には早期選考が始まっていたので、3月はその選考結果が来ることもあり、かなりバタバタしていました。エントリーシートの準備は1月から始めており、面接練習を大学のキャリアセンターにお願いしたり、友人と一緒に行ったりしていました。
Bさん 3月以降は、10社にエントリーし、実際に面接を受けた企業が6社ほどでした。また、県内の合同説明会に1、2回参加し、そこで興味を持った企業にはエントリーし、選考も受けました。面接は、一次面接がオンラインの企業もありましたが、一次面接から最終面接まですべて対面という企業が県内の場合は多かった印象です。3月は、ほぼ毎日説明会や面接が入っていて比較的忙しかったのですが、大学4年生の4月以降は選考に進む企業のみの対応だったので、そこまで忙しくありませんでした。
Cさん 私は、エントリーした企業が約25社、面接を受けた企業が約10社でした。面接は、オンラインで実施する企業が多かったなという印象です。また、面接対策では、大学の就職支援センターや、やまなし暮らし支援センター、インスタグラムの就活アカウントの投稿を活用していました。
Dさん 私は、東京の企業10社、山梨の企業10社の計20社ほどにエントリーし、ほとんどの企業で面接も受けました。また、大学4年生の4月下旬から6月下旬までのあいだは、就職活動のため県内にいました。県内企業は、圧倒的に対面での面接が多く、そのための移動と一人暮らしとの両立が難しいなと感じたことが理由です。就活対策は、都内の企業はエージェント、県内の企業はやまなし暮らし支援センターの方にお手伝いいただきました。エントリーシートの添削や面接練習など、丸々お世話になりました。
Eさん エントリーした企業が3社、面接をした企業が2社、それに加えて公務員試験を受けました。公務員試験の勉強も大詰めになってくる時期だったので、民間企業のエントリー数は増やさないようにしていました。面接練習はやまなし暮らし支援センターを利用し、その際にはエントリーシートの添削も受けつつ、対策をしていました。
Aさん 人の目に見えないところで活躍する“縁の下の力持ち”に憧れをもっていて、自分もそのようになりたいなという思いがありました。そこで、就職活動の軸である「B to B の会社に勤めること」を前提に、自分のやりたいことや成長できる環境があると思ったので、この会社に決めました。
Bさん 企業選びの軸として、業界問わず営業の仕事がしたかったこと、完全週休2日制といった働きやすい環境があることを重視していたので、その希望にマッチしたことが大きな決め手になりました。他には、ネームバリューがあって安定している企業や、面接官の人柄など、総合的にみて非常に魅力的だと感じたことも決め手です。
Cさん 私は、地元や地域の人に貢献できる仕事がしたいなと思っていました。内定先の会社なら、そのような自分の希望のもと様々な仕事ができると思い、決めました。また、転勤がなくて、山梨で過ごせることも決め手の一つです。
Dさん 自分のやりたいことが叶う企業だったからです。私は、大学3年間イベント運営のサークルに入っていたので、仕事でもそのようなことができたらいいなと思っていました。その中でも、自分の第1希望だった企業から内定をいただけたので、そこに入社することに決めました。また、幅広くメディアを扱っている企業なので、今後自分のやりたいことが変化したとしても、新たに挑戦できる環境があるなと思ったことも、入社を決めた理由です。
Eさん やはり、もともと志望していたところだったので、試験に受かったら絶対そこにしようと決めていました。様々な分野で山梨県に関われるというところが決め手として大きかったと思います。
Aさん 月に1回、オンラインで就職活動の進捗状況の報告や、情報提供をしてもらいました。親身になって話を聞いていただいたので、就職活動中は心強い味方のような存在でした。
Bさん 志望業界の企業紹介とエントリーシートの添削を主にしていただきました。また、選考を受ける企業の、過去の面接での質問を教えていただくことで対策ができたので、非常に助かりました。
Cさん 月に1回ほど利用していました。就職活動の相談からエントリーシートの添削、先輩方が実際面接で聞かれた質問まで紹介していただいたので、とても感謝しています。
Dさん 月に1度オンラインで面談をし、自分では見つけられない企業の情報や就職活動の進め方について、具体的にアドバイスをしていただきました。また、エントリーシートの作成では、一人ひとりの背景にあわせた言葉選びや、提出期限間際まで添削をしてくださったので、自分でも納得のいくものができました。
Eさん 月に1回面談をしていただき、説明会の紹介、エントリーシートや公務員試験の面接カードの添削を行っていただきました。メールで送ったエントリーシートもすぐに添削してくださり、とても親身になってくださったので感謝しています。
Aさん 周りのサポートをフルに活用することが大事になってくると思います。選考に落ちてしまったときにフォローしてくれる環境があると心強いです。また、就職活動の軸をぶらさないことも大事です。自分は、約20社のインターンシップに参加しましたが、そこから自分の軸に沿って企業を絞っていきました。加えて、親とよく話すことも大切だと思います。知人の話では、自分の希望と親の意見が合わず、そこへの就職を辞めてしまったということも聞いていたので、親とはコミュニケーションをとるようにしていました。
Bさん 幅広く業界をみることが大事だと思っています。私の場合は、志望をIT系に絞ろうかと考えていましたが、インターンシップを通して様々な業界をみていく中で、最終的にインフラ系の内定先に決めました。そのため、後悔せずに就職活動を終えることができました。また、事前準備も大事だと感じました。特に面接は、しっかり準備をすればその分本番は楽になるので、面接の回数を増やして場慣れする工夫も必要になってくると思います。
Cさん 友人からの意見を聞いておくことが大事だと思います。自己分析や他己分析をする際、自身の長所や短所をエピソード付きで聞いておくと、後々役立ちます。面接の時にも、「友人からどのような性格だと言われますか」、「グループ内ではどのようなキャラクターですか」といった質問もあったので、前もって準備しておくことが必要だと感じました。
Dさん 新聞を読むことは、本当に大切だと思います。面接では、気になるニュースや山梨県の課題について聞かれることもよくありました。また、自分の考えを新聞記事に関連付けて話すことで、説得力のある返答ができたと思いますし、自信にもつながりました。
Eさん 公務員に限らず全員にいえる話として、やはり面接練習は大事だと思います。早期選考を受けていた頃は、エントリーシートの作成に力を入れていたのですが、面接まで気が回らず、一次選考落ちのことが多かったです。そのときに面接対策の重要性を痛感し、面接練習や実際に企業の選考を何回も受け、場慣れをする機会を増やしました。加えて、公務員を目指す方に向けの話になりますが、大学4年生の4月、5月以降は孤独な戦いになってくるので、周りの人とコミュニケーションをとりながらメンタルを安定させ、自分のパフォーマンスが十分発揮できる状態で本番を迎えることが大事だと思いました。
就活エージェント:就活生に専任のアドバイザーがつき、カウンセリングや求人紹介、面接対策など、就職活動を包括的にサポートしてくれるサービス。
B to B:“Business to Business”の略。企業が企業に対して、モノやサービスを提供するビジネスモデル。
(参考)B to C:“Business to Customer”の略。企業が消費者に対して、モノやサービスを提供するビジネスモデル。
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