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更新日:2015年2月27日
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富士山の世界文化遺産から始まり、オリンピックと日本が世界的に脚光を浴びる出来事が続きます。四季のある国、日本は海外から見ても魅力的で観光したい国への変貌を遂げていくでしょう。そこでの山梨県の立ち位置ですが、海外旅行者や国内の旅行者も含め富士山へ行こうと思ったら、中央線の大月で下車して富士急行線での河口湖駅のルートか、バスで中央道、もしくは東名御殿場からのルートです。これは、リニア開発から乖離しており、リニア甲府駅から降りた旅行客は途方にくれます。
そこで、提案ですがリニア甲府駅から若彦トンネルの横にもう一本トンネルを掘り、河口湖まで小型のモノレール(リニアでも良い)を通して、更に御殿場まで一直線につないでしまう。経営はJR東日本と小田急でコラボ折半する。このルートは車が非常に混雑する部分であり、電車(モノレール)を利用することで景観や排気ガスへの対策にも一役買うこととなる。採算も富士山へのアクセスを考える旅行客は海外、国内を問わず多いことから車を規制することで大きく影響し、さまざまな旅行会社、バス会社、鉄道のバランスを見ながら調査すれば、おのずと採算ベースが確立できよう。
県として、新知事決定後のプランに是非とも入れていただき、今後の観光立国の一番槍になれるよう県政を進めて頂きたい。
いただいた「リニア甲府駅から富士山へのアクセス」の件について、リニア交通局リニア推進課及び観光部観光企画・ブランド推進課からお答えします。
2013年に策定された「山梨県リニア活用基本構想」においては、リニア中央新幹線開業を見据えた県内各地へのアクセス強化として、高規格道路やスマートICなどの道路整備の推進のほか、公共交通でも利用しやすい駅とするため、県内のバスネットワークの再編整備を行っていく必要があるとしております。
バスネットワークの再編整備については、現在、リニア新駅と各地域拠点を結ぶ幹線路線網や地域内におけるバス交通網などの検討を、交通政策会議において始めております。
ご提案いただきました富士山へのモノレール等によるアクセスですが、新たな交通手段については、建設費、維持管理費、採算性、及び需要予測などから検討を行う必要があり、専用軌道やトンネルなど初期投資額も大きくなることから、経済性の観点より慎重に判断していく必要があると考えております。
環境に配慮した都市づくり・まちづくりの重要性が一層高まる中、ご指摘のとおり環境にやさしい公共交通を充実していくことは必要であると考えることから、まずは、既存交通手段であるバスによるアクセスを検討していきたいと考えております。
また、基本構想の中では、リニア中央新幹線の整備に伴う観光へのプラス効果として、これまで以上に中京圏、関西圏からの誘客が期待できることや、外国人観光客の増加によるインバウンド観光の進展、そして本県での長時間滞在が可能となることから、多様な観光需要の創出が期待できるとされています。
このため、現在観光部では、中京圏、関西圏における観光説明会・商談会の開催や海外におけるトップセールスの実施など、様々な観光振興施策を展開しております。
観光部としては、今後も関係部局と連携し、リニア中央新幹線を活用した観光振興を図って参りたいと考えております。
このたびは、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
受理日 | 2014年12月12日 |
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回答日 | 2014年12月19日 |
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