トップ > これまでにお寄せいただいた主な意見等 > 平成26年度のご意見 > 盲導犬への理解の確保について
更新日:2014年10月24日
ここから本文です。
埼玉での事件の後、盲導犬に対する世間一般の見方がいろいろと変わったと感じます。
まず、報道されているように、盲導犬はパートナーたる視覚障害者の身が危険な状態にならない限り、自身が傷ついても「吠えない」。 盲導犬は約7~8年をその仕事で追われ、引退したらそのストレスからすぐに死んでしまう。つまり盲導犬は長生きできない。
しかしながら盲導犬は犬として主人に忠誠を尽くす、という習性を最大限に生かされ、正式に認められた訓練を受けて世の中に視覚障害者のパートナーとして喜んで参加していると思います。
統計的にも、盲導犬はその期間は選び抜かれた餌を調達されており、また予防接種は一般家庭よりも高度な接種を受けております。そのため、盲導犬の寿命は一般家庭の飼い犬よりも1~2年は長いと言われています。
今こそ、行政が中心となり、各種ボランティアや盲導犬訓練団体と連携して、その普及・啓発・理解に取り組むべきと考えます。
今回の事件、ユーザーが目の見えないことをいいことに刃物等で殺傷する行為はもちろん許しがたいですが、周りにいた人間が一言「盲導犬が出血していますよ~。」とかの声掛け。また、全く無知な方の「盲導犬は長生きできないのに可哀そう。」なる誤った認識を解くべきかと考えます。
そのためには、まず行政が中心となり改善すべきではないでしょうか。
いただいた「盲導犬への理解の場の確保」の件につきまして、障害福祉課からお答えします。
県では、視覚障害のある方に盲導犬を貸し出すとともに、ポスターの掲示やパンフレット配付等の理解促進活動を行っており、関連団体が行う街頭啓発や体験歩行等のイベント活動にも、積極的に協力しているところです。
また、盲導犬ユーザーによる入店拒否等の苦情に対しても個別に対応するとともに、身体障害者補助犬法の周知を行っております。
市町村での取組は様々ですが、学校や各種イベントで障害に対する理解促進活動を行っている他に、関連団体でも小学校で盲導犬の周知を行う等、多面的な理解促進活動が行われております。
県では、これからも障害者施策の内容を県民の皆様にお伝えするなかで、なお一層、盲導犬の理解・啓発に心がけて参りたいと考えております。
最後になりましたが、この度は貴重なご意見をいただきましたことに、改めて感謝申し上げます。
受理日 | 2014年09月24日 |
---|---|
回答日 | 2014年09月30日 |
このページに関するお問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
Copyright © Yamanashi Prefecture.All Rights Reserved.