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更新日:2015年2月27日
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私は個人的に各自治体の地域おこしの事例をいろいろと調べております。
最近、地域おこし協力隊という制度を知り、さらに調べていたところ、市町村レベルでの受け入れが多いものの、山梨県では、県として地域おこし協力隊を受け入れており、また、その受け入れ数が群を抜いて多いことを知りました。
可能な範囲で結構ですので、下記、お教えいただけましたら幸いです。
(1)県として地域おこし協力隊を受け入れている自治体はまだまだ少数だが、なぜ、そして、どのような目的で、県として、地域おこし協力隊の受け入れをするに至ったのか?
(2)県の隊員と、市町村の隊員の役割分担について、どのようにすみわけをされているか?
(3)実際に県として隊員を受け入れていることのメリットとして、どのような点を感じているか?
(4)県の隊員の具体的な活動事例をお教えいただけますでしょうか?
お忙しいとは思いますが、何卒、よろしくお願いいたします。
いただいた「県としての地域おこし協力隊」の件につきまして、農政部担い手対策室からお答えします。
(1)県として協力隊を受け入れるに至った経緯、目的
山梨県では、農業の担い手の高齢化、減少により、地域力の低下と共に耕作放棄地が増加しており、これらに歯止めを掛けるため、新たな担い手確保が急務となっています。
一方、東京、神奈川、千葉など近隣都市地域の住民の中では、田舎暮らしを希望する方や、自然と共に生きる農業に魅力を感じ、就農を志す方が増えてきています。
このような意欲ある都市住民の方々を、本県の新たな農業の担い手となる人材として積極的に誘致するため、総務省の地域おこし協力隊事業をいち早く取り入れ、山梨県では「農業協力隊」として、平成21年度より事業を行っています。
(2)市町村隊員とのすみわけ
市町村の地域おこし協力隊員は、委嘱された市町村の地域おこしに関することを幅広く活動対象としていますが、本県の農業協力隊員は、将来的に山梨県に定住し、生活していけるようになるために、農業生産活動に隊員活動の軸を置き、栽培技術の習得、耕作放棄地の解消などを行いながら、地域行事への参加、協力を行っています。
(3)隊員受入のメリットを感じる点
都市住民を新たな農業の担い手として誘致することは、新規就農者及び定住人口の確保の対策となっており、いずれにも効果的である点をメリットであると感じています。
一方、隊員にとっても、農業の技術を習得することで隊員期間終了後の就業が容易になるメリットがあります。こうしたことから、本県農業協力隊員の地域への定着率は全国平均を上回っています。
(4)具体的な活動例は
Aさんは、平成21年度よりT市で隊員活動を開始。地域の農協や先輩農家から指導、助言を受けながら、自身の目指す有機農業の栽培技術を習得。また、地域に溶け込み、受け入れて貰うために、地域行事への参加や友人とサークルを立ち上げるなど、積極的に活動。平成24年4月から同市内で自営就農し、隊員期間中に知り合った地域の方々の助力を得ながら、野菜の有機栽培を行っています。
受理日 | 2015年01月13日 |
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回答日 | 2015年01月19日 |
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