ゴールデンウィークにおける山岳遭難の防止
ゴールデンウィーク期間中は、県内の山々に県内外から多くの登山者が訪れます。昨年は、4月27日から5月6日の間に6件の遭難が発生し、2人が負傷、5人が無事救助となっています。
ゴールデンウィーク中とはいえ、「ふもとは春でも山は冬」といった状態も多く、天候が急変し吹雪になることもあるほか、残雪やアイスバーンにより冬山装備が必要な場合があります。
安全で楽しい登山となるように、次のことに注意してください。
登山計画は、家族や職場にも具体的に知らせてください。
- 平成29年10月の「山梨県登山の安全の確保に関する条例」が施行により、「富士山(概ね六合目以上、一部登山道を除く。)、南アルプス、八ヶ岳」での登山には、登山計画書の提出が努力義務化されています。
- 単独登山は「もしも」の時のために、控えましょう。
- 非常時に備え、携帯電話で緯度経度の確認方法を調べておきましょう。
- 地図、食料、水、防寒着、ヘッドライト、携帯電話の予備バッテリー、熊よけの鈴等、装備を万全にしましょう。
- 自己の体力や経験等を過信することなく、自己の技量に見合った山を選ぶとともに、健康診断の受診や事前のトレーニングを行い、ベストな体調で入山してください。
- 登山アプリやSNS等で最新の情報を収集し、事前にシミュレーションしてから登山しましょう。
- 「早立ち・早着き」を行動原則とし、ゆとりある計画を立て、体調が悪くなったり、天候が崩れた場合は、山小屋等に避難するか引き返す勇気を持ちましょう。
- 入山すれば誰もが遭難する危険性があります。
十分な装備、体力、知見を備えた上で、気象条件、行程等、状況に応じた慎重な判断や行動が必要です。
- 山菜取り等の際も、単独入山せず、必ず家族等に行き先を伝えましょう。
山菜取り等で入山し、滑落、道迷い、発病等の山岳遭難に遭うケースが発生しています。体調の悪い日の入山は控えるとともに、地図、食料、水、ヘッドライト、携帯電話、熊よけの鈴等を必ず持参し、靴は「登山靴」若しくは「トレッキングシューズ」等を着用しましょう。
お問い合わせ先
県警察本部地域課TEL055-221-0110(代)
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