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令和7年11月05日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
総務課から、公安委員会宛ての苦情申出の受理について、申出者、苦情申出の概要等の説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課から、運転免許の取消処分12件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。
総務室長から、令和7年9月県議会の結果について、会期、本会議・総務委員会における質問に関する報告があった。
警務部長から、令和7年度山梨県警察拳銃射撃競技大会の開催について、日時及び場所、実施要領等に関する報告があった。
生活安全部長から、令和7年9月末における電話詐欺の認知件数(暫定値。以下同じ。)は65件(前年同期比+14件)、被害金額は2億9,540万円(同+1億5,846万円)、SNS型投資詐欺の認知件数は13件(同-4件)、被害金額は1億3,524万円(同-5,895万円)、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は20件(同+4件)、被害金額は3億2,829万円(同+1億6,957万円)となっていることのほか、7月から9月中に実施した主な犯罪抑止対策について報告があった。
刑事部長から、令和7年9月末における刑法犯認知件数(暫定値。以下同じ。)は2,437件(前年同期-121件)、検挙件数は973件(同-23件)、検挙率は39.9%(同+1.0ポイント)となっていることのほか、重要犯罪、窃盗における認知件数について報告があった。
交通部長から、令和7年9月末における交通事故の発生件数(暫定値。以下同じ。)は1,446件(前年同期比+27件)、死者数は14人(同-2人)、負傷者数は1,711人(同-22人)となっていることのほか、7月から9月中の主な交通事故抑止対策について報告があった。
日下部警察署長から、協定に基づく関係機関と連携した大規模災害訓練の実施について、訓練目的、訓練内容等に関する報告があった。
上野原警察署長から、総合的な交通事故抑止対策の推進について、管内の交通事故発生状況、主な交通事故抑止対策、交通事故抑止に資する交通指導取締りの推進に関する報告があった。
本部長から、「各部から第2四半期における統計数値の報告があったが、県民の体感治安に直結する犯罪の抑止、飲酒運転を含む交通事故防止について、引き続き重点的に取り組んでまいりたい。先日開催された全国警察本部長会議においては、神奈川県警の人身安全関連事案、警視庁公安部の大川原化工機事案、佐賀県警のDNA鑑定事案、匿名・流動型犯罪グループ対策、優秀な人材の確保等が話題として取り上げられた。現在、全国的に課題となっている熊対策については、住民の安全確保を最優先にすべく、自治体や猟友会等関係団体との連携を図って対応していきたい。」旨の発言があった。
委員から、県民の身近で発生する犯罪の抑止対策の推進状況について、「SNS型投資・ロマンス詐欺の被害が増えているが、投資詐欺やロマンス詐欺に関する相談について、110番に電話するのは少しハードルが高いと感じている。こうした詐欺に関して♯9110など相談窓口の存在を広くPRし、気軽に相談できる入口を作ることも被害防止の一助になると思う。また、これまでに相談のあった事例なども教えていただければと思う。」旨の発言があった。
委員から、日下部警察署長から報告のあった協定に基づく関係機関と連携した大規模災害警備訓練の実施について、「地域に密着した訓練であると思う。災害時には、効率の良い指揮命令が求められることから、情報の収集、指揮命令権、情報の伝達が非常に大切だと思う。」、上野原警察署長から報告のあった総合的な交通事故抑止対策の推進について、「高齢者対策として自動車教習所と連携したドライブレコーダーを活用した運転指導について、具体的に高齢者の運転の特徴があれば教えていだたきたい。」旨の発言があり、上野原警察署長から、「ドライブレコーダーを見ると、例えば、ブレーキが遅い、右側に寄って走行する、右折時に交差点の中心を避けてショートカットするなど本人が自覚しないところで運転の癖などが分かる。」旨の説明があった。
委員から、県民の身近で発生する犯罪の抑止対策の推進状況について、「様々な対策が行われている中、電話詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害が後を絶たない。引き続き詐欺に遭わないための啓発に取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。
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