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令和7年8月20日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
総務課から、公安委員会宛ての苦情申出の受理について、申出者、苦情申出の概要等の説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課から、運転免許の取消処分10件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。
総務室長から、令和7年7月中における広聴事案の取扱状況について、感謝8件を受理した旨の報告があった。
首席監察官から、関東管区警察局長感謝状の受賞について、表彰概要、受賞者、伝達式等に関する報告があった。
生活安全部長から、令和7年7月末までに発生したSNS型ロマンス詐欺被害について、被害者の年齢構成、月別発生状況、被害に遭った手口の特徴等を分析した結果、抑止対策等に関して報告があった。
警備部長から、令和7年度防災週間における訓練について、目的、内容等に関する報告があった。
警備部長から、令和7年度「テロ対策等官民ネットワーク・山梨」年次会議の開催について、開催目的、会議日時等に関する報告があった。
南アルプス警察署長から、官民一体による災害警備訓練の実施について、目的、訓練参加者、訓練内容に関する報告があった。
北杜警察署長から、八ヶ岳高原大橋の自殺防止対策について、自殺事案の発生状況、自殺防止対策に関する報告があった。
本部長から、「夏休み期間中であるが、お盆の時期が過ぎ、民間企業等においては通常業務が展開されていくものと思われる。県警察においても、改めて、課題や各種施策の推進、訓練等の実施について、計画的に取り組んでまいりたい。各取組については、関係機関との連携を図ることで、より多くの成果を得られると考えている。」旨の発言があった。
委員から、令和7年度防災週間等における訓練について、「訓練に際しては、緊張感を持って臨み、災害時に備えていただきたい。」、八ヶ岳高原大橋の自殺防止対策について、「対策に向けて積極的に取り組まれた結果、自殺発生件数が減少する成果が出ている。」旨の発言があった。
委員から、令和7年度防災週間等における訓練について、「実施に当たっては、反省点や課題の把握に努め、指揮・連絡系統の強化など実際の災害に備えた対応をお願いしたい。」、県内のSNS型ロマンス詐欺被害の認知状況について、「被害状況の分析結果についてよく理解できた。人間の心理を突くリアルな手口を聞いて、犯罪の態様が時代とともに変化していることを感じている。知らない電話番号からの着信があったときは、すぐに出ずに、インターネットで番号検索すれば詐欺の電話とわかるので、被害防止につながると思う。」旨の発言があった。
委員から、テロ対策等官民ネットワーク・山梨年次会議の開催について、「ローン・オフェンダーを含め、テロに関しては、事前に官民連携による情報共有を図り、テロ対策をしっかりやっていただきたい。」、八ヶ岳高原大橋の自殺防止対策について、「自殺者数が減少し、数値的に効果が出ているが、自殺防止対策としての防犯カメラの設置の効果はどのようなものか。また、景観上の問題等から、飛び込み防止の柵やネット等の設置が難しいようだが、関係機関に継続して働きかけることができないか。」旨の発言があり、北杜警察署長から、「効果としては、防犯カメラ自体の設置のほか、防犯カメラ作動中と記載された看板の設置により、防犯カメラの存在を周知させ、プライバシー面の配慮と、抑制効果が期待できるものである。また、飛び込み防止の柵やネット等のハード面での対策については、自治体や関係機関への働きかけや検討を継続していく。」旨の説明があった。
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