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令和6年8月21日(水曜日)
山梨県公安委員会室
議事の概要は、次のとおりであり、それぞれ審議した。
総務課から、令和5年5月9日付けで受理した保有個人情報一部開示決定に対する審査請求に係る裁決案について説明があり、原案どおり決裁された。
総務課から、令和5年11月17日付けで受理した保有個人情報一部開示決定に対する審査請求に係る裁決案について説明があり、原案どおり決裁された。
地域課から、「石川県公安委員会から警察法第60条第1項の規定に基づく援助要求がなされたことから、石川県警察に職員を派遣したい。」旨の説明があり、原案どおり決裁された。
運転免許課から、運転免許の取消処分10件に係る意見の聴取・聴聞について説明があり、原案どおり決裁された。
首席監察官から、関東管区警察局長感謝状の受賞について、表彰概要、受賞者等に関する報告があった。
警備部長から、令和6年度防災週間における訓練について、目的、内容等に関する報告があった。警察協力章の受章について
警備部長から、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う山梨県警察の体制、職員への指示事項等に関する報告があった。
総務室長から、令和6年7月中の広聴事案取扱状況について、感謝7件を受理した旨の報告があった。
生活安全部長から、令和6年7月末における電話詐欺の認知件数は37件(前年同期比+3件)、被害金額は8,118万円(同+3,071万円)、不審電話件数は1,281件(同+723件)、未然防止件数は53件(同+3件)、未然防止金額は1,247万円(同-204万円)となっていることのほか、子供・女性対象事案の状況等に関して報告があった。
刑事部長から、令和6年7月末における刑法犯の認知件数は2,004件(前年同期比+193件)、検挙件数は801件(同-143件)、検挙率は40.0%(同-12.1ポイント)となっていることのほか、重要犯罪、窃盗の状況等に関して報告があった。
交通部長から、令和6年7月末における人身事故の発生件数は1,108件(前年同期比+9件)、死者数は11人(同-5人)、負傷者数は1,341人(同+44人)、うち重傷者数112人(同-23人)となっていることのほか、交通事故抑止対策に関して報告があった。
本部長から、「電話詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数が増加していることについて、詐欺の手口別パターンをとりまとめ、いざという時に対応できるよう県民に周知していく。また、県内で発生している果実盗対策のためパトロールを強化していく。」旨の発言があった。
委員から、「富士北麓地域において外国人観光客がレンタカーを利用するケースが増え、それに伴い交通事故が増加している。レンタカー利用者に対する事故防止のための対策を引き続き実施してほしい。国際電話番号による電話詐欺が増加していることについて、国際電話番号の着信拒否等具体的な防止策を紹介し、犯罪抑止に努めてほしい。」旨の発言があった。
委員から、「防災訓練について、南海トラフ地震など大規模地震の発生等多様な災害の発生が予想されることから訓練を通じて、有事の際における対応能力の向上に努めてほしい。」旨の発言があった。
委員から、「刑法犯認知件数は、過去5年間を見ると令和3年の新型コロナウイルス感染拡大時が底となりそれ以降増加に転じている。その中で、新たな詐欺の手口であるSNS型投資・ロマンス詐欺は被害金額が多額であるため、今後、注視して対策をしていく必要がある。飲酒運転事故に関しては、昨年と比べて減少しており、ランダムな取締りと広報という取組が効果として現れていると思われるので、取組の検証を行うとともに、県民の飲酒運転に対する規範意識の向上に引き続き努めてほしい。」旨の発言があった。
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