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知事記者会見(平成20年8月12日)

詳細内容

平成20年8月12日知事記者会見の様子(JPG:26KB)知事記者会見
平成20年8月12日(火曜日)11時30分から
本館2階特別会議室


●発表事項
・なし

●質疑応答
・「地域経済対策協議会について」
・「北京オリンピックについて」


<質疑応答>
●「地域経済対策協議会について」

(記者)昨日の地域経済対策協議会ですが、知事の方にどういう話の内容があったかが上がっていると思うのですが、事務局からの説明を聞いている限りでは、情報の共有というか、県内の経済の現状に対する認識を一致させるというところに重点が置かれていて、それに対してどういう対策を出していくかという部分が薄い気がするのですが、昨日の協議内容について、知事はどういう報告を受けられているかという点と、対策をきちんと打ち出すということを、強く認識する必要があるのではという点について、知事はどうお考えになるかをお伺いします。

(知事)今朝、中身の報告を受けたわけですけれども、いろいろなご意見が出たと聞いております。
例えば、いよいよ景気後退ということが明らかになってきたのですけれども、それの認識として、ひとつの考え方は循環的なものであって、大企業を中心として企業の体力というのは、一時に比べれば、いわゆる三つの過剰という状態は解消して、非常にファンダメンタルがしっかりしていると、従って一時的に輸出が縮小したものですから、景気が後退するという状況になっているのであって、そう遠くなく、また大きな深い落ち込みということではなく、輸出が回復すれば、回復していくのではないかという循環的な見方と、反面食糧価格にしても、原油をはじめとする資材価格が大幅に高騰している。こういう状況というのは世界経済の新しい局面であって、経済に対するダメージというのは長引くのではないかと、そういう構造的な不況ということであって、深刻に考える必要があると、そういう二つの見方が対立したということ。
それから、実体の企業の状況からすると、非常に厳しい状況にあることは共通して言われている訳でありますが、とりわけ中小零細下請け企業にとっては、原材料価格が上がっているにもかかわらず、その転嫁ができない。転嫁をしたところは結局売り上げが伸びない。あるいは元請けの方から外されてしまって、結局かえってマイナスになってしまうという状況があって、転嫁ができないという状況が非常に苦境を呼んでいるというような話。
しかしそういう中にあっても、いくつかの企業は新しい試みをして、いい経営が行われている企業もいくつか出てきている。そういう新しい企業の芽というものを伸ばしていくことが必要ではないかというようなこととか、いろいろなご意見があったと聞いております。
たしかに、この会議は情報交換をすることが目的の会議でありまして、具体的な対策をこの場で決めるという会議ではありません。
であるがゆえに、実務責任者という言い方をする訳でありますが、それぞれの経済団体の長、たとえば甲府商工会議所の会頭さんだとか、そういう方ではなくて、甲府商工会議所であれば、経済担当の部長さんだとか、そういう実務担当者に集まっていただいて、情報をお互いに交換し、共有するというのが目的な訳です。あとは基本的には、それぞれの団体において対策を考えていく。その対策を考えていく上での、必要な情報をお互いに共有するということだと思います。従って、次回は11月にやることになっていますけれども、この経済対策会議の下に、さらに実務者のプロジェクトチームがありまして、これは常時情報交換をするために、頻繁に開くことになっております。
県としては今回のこういった情報を参考にしながら、県としての当面の経済対策をどうするか、これから検討していきたいと思っています。

(記者)そうすると、まだ県内経済の現状について、県が明確なかたちでの総合経済対策みたいなものを立案して打ち出すというような段階まで持ち込むという、そういうご認識はないということでしょうか。

(知事)9月議会には9月補正予算を計上するわけですが、その際に当面の経済対策、非常に厳しい状況に対して、何らかの対策を取るか、景気対策を取るかということについて、まだ県として“そうします”というふうに決めているわけではありません。
しかし、その検討はしなければならないということで、関係の各部に検討をさせているという状況です。


●「北京オリンピックについて」

(記者)高校野球は残念でしたが、オリンピックが始まりまして、昨日、(男子平泳ぎ100メートルの)北島選手が2連覇して、柔道とかも頑張っております。あと、ホッケーの千葉選手も予選が始まって健闘しているのですが、今のところのご感想というのはいかがでしょうか。

(知事)なかなか、昼も夜も忙しくて、ライブで見られないから雰囲気というものが今ひとつわからないのですけれど、ニュースで見ている程度の話なのですが、近来にない非常に力の入った大規模なオリンピックだという感じがして、中国民族の熱気が伝わってくる。4年に1回開かれるわけでありますが、いろいろな意味で、大変に先々話題になるオリンピックになっているのではないかと思います。
アテネオリンピックでは、ずいぶん日本でもメダルを取って、大変にあれは楽しいオリンピックだったわけですが、今回はなかなか厳しい状況があるなという感じがしております。
しかし、そういう中にあっても、北島康介さんとか、あるいは柔道とか、これから少なくとも5つを超えるメダルを取ってもらいたいと期待をしております。

(以上)

リリース日:2008年8月14日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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