ページID:19484更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成20年3月19日)

詳細内容

平成20年3月19日知事記者会見の様子(JPG:20KB)知事記者会見
平成20年3月19日(水曜日)11時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
・やまなし防災ポータルの開設について
・山梨デスティネーションキャンペーンオープニングイベントの開催について

●発表事項以外の質疑応答
・衆議院山梨3区の公認調整問題について
・予算特別委員会について
・日銀総裁人事について

<発表事項>
○「やまなし防災ポータルの開設について」

(知事)本県のホームページの中に「防災ポータルサイト」というものを構築することになりました。防災関連の情報が総合的に閲覧できる構成にしております。今日、3月19日午後1時から開設されております。3月25日から県のホームページの一面にバナーが作られますので、それをクリックすればこのポータルサイトに入ることができるわけです。19日からも入ることができますけれども、バナーができるのは25日からということであります。
内容は資料にありますように、防災ポータルということで、最初のトピックスというところをクリックしますと、最初のページがこういうことになっております。それから防災関連情報というところをクリックしますと、2ページにありますようなものが出て参りまして、地震対策についてのいろいろな情報、あるいは山梨県の防災体制とか、あるいは被災者支援、ボランティア活動として、どんなボランティアが活動しているのかということとか、様々な情報が入っております。
さらに「お役立ちリンク」というのがありまして、ここでは関係機関の様々な情報等にクリックすればリンクすることができるようになっております。
また、「お楽しみダウンロード」というのがありまして、そこをクリックしますと、動画でいろいろな情報配信がありまして、県が持っている防災指導車による地震の模擬体験の様子だとか、防災ヘリコプター「あかふじ」から撮影した上空偵察の様子とか、そういうものも中に入っております。
こういうものを作って、県民の皆様に幅広く防災に関するPRをすると同時に、災害の際の備えにしたいということであります。

<質疑応答>

(記者)災害の備えにしたいというお話ですが、例えば、台風が来てまして、ここを見ると、どの国道と県道がふさがっているとか、そういったものも見られるのでしょうか。

(知事)それは「お役立ちリンク」というのを見ると、関係機関のリンクがありますから、例えば、道路であれば道路河川情報というものがありまして、これをクリックしますと国土交通省だとか、そういうところの、例えば、ここが交通止めですとか、ここに崩落がありますとか、そういうようなものがここに出てくるということになるわけです。

<発表事項>
○「山梨デスティネーションキャンペーンオープニングイベントの開催について」

(知事)この4月から6月の間、「山梨デスティネーションキャンペーン」というものを、JR6社と共に実施をするということであります。現在、集中的な宣伝PRを展開しておりまして、資料の平成20年3月というところにありますように、現在、全国のJR駅1,500箇所にポスターを掲出するという作業が進んでいるところであります。
そこで、4月1日にオープニングセレモニーをやることになっております。甲府駅北口自由通路におきまして、9時40分から始めまして、このような内容のオープニングセレモニーをいたします。また同日、甲府駅1番線ホームでSLの出発式を行うことになっております。さらにJR東日本の大人の休日倶楽部の「趣味の会」の皆さんが500名来県いたしまして、県内の様々な団体と交流をするということになっております。
なお、この「山梨デスティネーションキャンペーン」の概要版を県下の全戸に配布いたしまして、県民のご理解をいただくと同時に、観光客がおいでになったときに、県民の皆さんに暖かくもてなしてくれるようにということをお願いすることにしております。

<質疑応答>
なし

<発表事項以外の質疑応答>

○「衆議院山梨3区の公認調整問題について」

(記者)自民党の公認調整問題で注目されていた衆院の山梨3区の動きについてですが、知事の後継者とされた保坂さんが甲斐市長選へ、小野さんが公認になるという見通しが強まってますが、ご自身のお膝元でもありますし、出身の選挙区ということをふまえて、この動きをどうご覧になっているのか、考えをお聞かせください。

(知事)今朝、保坂さんから状況報告というようなことがありまして、ご本人のお話では、藤巻市長がお辞めになると。その後について、地元の支持者から、是非(藤巻市長の)後として、甲斐市長選に出るようにとの大変強い要請があるという状況の報告がありました。本人としてみると、はっきりとまだ確定しているということではないんですけれど、そういう方向で行かざるを得ないかなと。そんな思いをもっていると、私としては受け止めたということであります。
先日も申し上げたところでありますけれど、政治家の出処進退の問題ですから、最後は自分自身が総合的に判断して決めるべきことでありまして、保坂さん自身いろいろと苦しいことがあろうかと思いますけれど、種々の要素を考慮して、その上でそういう決断をするということであれば、これは尊重しなければならないじゃないかと、私は思っております。

(記者)今の質問に関連してですが、気が早いことかもしれませんが、保坂さんが衆議院議員を辞めるということになると、年内にも補欠選挙が行われる可能性があるんですが、その場合、自民党からは小野さん、民主党からは後藤さんが立候補補することが想定されるんですが、その場合の知事の対応はどのようにお考えでしょうか。

(知事)それはいつも申し上げておりますように、不偏不党でやっていきたいということでありますので、そういう姿勢で臨みたいと思っております。

(記者)そうすると、自民党籍を抜かれたわけですけれど、特に片方の陣営に肩入れをする、もしくは片方の陣営の出陣式等に出席するということはお考えではないということでしょうか。

(知事)政治というのは生き物ですから、今の時点で先々のことについてこうするということはできないんですけれど、いずれにしても不偏不党という姿勢を堅持していきたいということだけを申し上げさせていただきたいと思います。

○「予算特別委員会について」

(記者)議会の方で予算特別委員会が2日間行われました。改めまして2日間の感想をお聞かせください。

(知事)各議員さんそれぞれに勉強されて、大変にポイントをついた良い質問をしておられたと思います。今回のこの2日間の予算特別委員会の審議で、県民の皆さんにも平成20年度予算の内容について、かなりご理解が深まったのではないかと高く評価しているところです。
最初の特別委員会ですから、やり方について多少とまどいもあったと思いますが、これは回を重ねるに連れて自ずから改善されてくることだと思っております。知事の答弁が少ないというご指摘もありましたが、そもそも予算特別委員会というものが、予算の内容について審査するという前提から始まっておりましたから、やはり議員さん方としてみれば、予算の具体的な中身について質していくというようにお捉えになったようでありまして、そういう意味でかなり細かい数字の質問とかあったわけです。それは予算特別委員会というものが、スタートの時点で予算の内容を審査するという目的でスタートしたものですから、議員さん方がそういうやり方をしていったのは、ある意味では当然かも知れないと思っております。しかし、2日目はかなり私に対する質問もあったりして、全体として活気のある討論ができたと思っております。


(記者)今の予算特別委員会に関連して、今、知事がおっしゃいましたように予算の質問に限られたということですが、例えば、知事の方で予算に限らず、所管事項も含めた特別委員会でもいいのかということをお考えなのかということと、どうしても予算を提出してからの議論になると、予算にとらわれてしまうんですけれど、例えば、予算編成方針をお示しになった11月頃から調査という形で議論すれば、委員さん方のご意見も来年度予算に反映できるのかなと思いますけれど、その二点について知事はどのようにお考えでしょうか。

(知事)予算委員会ですから、20年度予算について審査をするというのは当然のことであります。しかし、国の予算委員会もそうでありますように、予算の審査と言っても、当然その前提となった県政運営の基本的な考え方について質問するということは、当然出てくるわけだし、それはダメだとか、そんなことを言うつもりは全くありません。
もっと早くという議論ですけれど、それはどうでしょうか。もちろん議会では会期外での審査ということについても認められてないわけでないんですけれど、原則はそれぞれの議会の会期中に委員会を開くというのが原則でありましょうから、会期に縛られないで予算委員会を開くということはどうかなと思いますが、それは議会のことですから、私が良いとか、悪いとか言うことは申し上げるべきではないと思います。

○「日銀総裁人事について」

(記者)日銀人事についてお伺いしたいんですが、昨日も自民党が再提示した案について、民主党側が不同意にするということで、今日、不同意になって空席になる可能性が極めて高いんですが、円高・株安が進んでる中で、日銀総裁の責任も重大だと思いますが、そういう中でこういう時期に空席になることについて、知事ご自身はどのようにお考えでしょうか。

(知事)誠に極めて不適切なことだと思っております。政治の場ですから政治的な駆け引き、やり取りはいろいろあると思いますけれども、しかし、与党も野党も基本的には国民の生活を守るというのが政治でありますから、その政治の結果として国民の生活が脅かされるなどということがあってはならないわけでありまして、日銀人事などというのは、いろいろな途中でのやり取りはあったとしても、最後は期限内にきちっと決めるというのが当然のことであります。結果として日銀総裁が後任が決まらずに空席が生じて、それがために日本売りにますます拍車をかけるようなことになれば、これは誠に残念で、あってはならないことだと思っております。

(記者)民主党が否決する理由として、財金分離ということで、財務省出身の候補はまずいということで不同意とするようなのですが、ここまでこじれてしまった要因というものを知事はどのように考えていらっしゃいますか。

(知事)与党、野党それぞれ意見はあるでしょう。しかし、私も国会議員をやっておりましたから、いろんな情報は伝わってきますけれども、与党、野党の間で本当に腹を割って協議をするパイプが、現在はできていないというところが一番大きいのではないかという気がします。幹事長レベルでもいいし、政調会長レベルでもいいし、その他どういうルートでもかまいませんけれども、与党、野党の間で本当にギリギリ、水面下でもいいですから、腹を割って議論をするというパイプが無いとなかなかまとまらない。お互いのメンツにこだわったりとか、疑心暗鬼が生じたりとかでまとまらないことになるわけで、今の与党、野党の間にはしっかりしたものが無いのではないかと。
これは暫定税率の問題についても私は非常に心配するわけですけれども、こんなことでいくと、結果として暫定税率の話もまとまらずに、結局日切れ法案そのものが年度内に成立しないということに、与野党が突っ張りあったままで、そういうことにならないとも限らないと思っていまして、非常に心配しております。

(記者)知事も(議会の)最終日に人事案件を提出されるかと思うのですが、今の話ですと、日頃の話し合いができる環境が必要ということですけれども、知事が提出なさる人事案件についても心配なされていないのかということと、根回しが必要と考えていらっしゃるのかということをお伺いします。

(知事)それはもちろんある程度は根回しはしなければならないとは思っておりますが、否定されるような問題のある人事はしないつもりでおりますので、ご理解はいただけるのではないかと思っています。

(以上)

リリース日:2008年3月19日

添付ファイル

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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