ページID:19511更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成20年3月11日)

詳細内容

平成20年3月11日の知事記者会見の様子(JPG:20KB)知事記者会見
平成20年3月11日(火曜日)11時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
なし

●質疑応答
・増穂町の裏金問題について
・自民党県連のビラ問題について
・パイオニアのプラズマパネル生産撤退について
・宇宙へ飛び立つ土井隆雄さんへ一言
・柿澤顧問の後任人事について
・副知事について
・本年度新設した組織について
・増穂町の裏金問題を受けての県の対応について

<質疑応答>

○「増穂町の裏金問題について」

(記者)過日、増穂町で裏金1億円が発覚したわけですが、町側によると、補助事業の余剰分ではないかというような説明があるのですが、それについて県としてどのように対応したいとお考えですか。

(知事)この問題は、現在増穂町で調査中でありますので、県としてはまだ詳細な報告は受けておりません。増穂町において事実関係をしっかりと把握したうえで、国や県とも相談をしながら適切な対応をしていくと思いますので、その過程で、県としても町に対して適切な指導助言をしていきたいと思っています。、

(記者)今、県と市町村の立場というのは対等ということで、なかなか指導という事は難しいのかもしれませんが、同様の問題が他市町村にもないかということで、他市町村への指導等何か検討されていることはありますでしょうか。

(知事)今の時点でそういうことは考えておりませんけれども、増穂町のこの問題が今後適切に処理されていく中で、他の市町村に対しても、こういう問題がないかどうかについてどういう指導をするのか、その時点で考えたいと思っています。

○「自民党県連のビラ問題について」

(記者)過日まで横内知事も所属されていた自民党で、参院選をめぐりまして事務局長が書類送検されたということがあったのですが、これについての感想をお聞かせください。

(知事)これは、まだ捜査機関が捜査している過程の事件でありますから、私としては、それに対してコメントすべきではないのではないかと。事件が終わった時にコメントしなければいけないかもしれませんが、今の段階はまだ捜査中ですから、コメントは差し控えるべきだと思っています。

○「パイオニアのプラズマパネル生産撤退について」

(記者)先日、パイオニアの担当者が県とか各関係市に、(パイオニアのプラズマパネル生産撤退に伴い)現状の中央市の工場や南アルプス市の工場予定地についてどうするか説明に来たと思うのですが、それについて知事は実際に会われた部長からどのような説明を受けられて、それについてどのようにお考えかお伺いしたいと思います。

(知事)パイオニアの方からプラズマパネルの生産を止める、しかしながらディスプレイ装置、テレビですね、これについては生産を続けると。したがってプラズマパネルは他社から供給を受けて、ディスプレイ装置の生産を続けると。そしてプラズマパネルの生産を中止することに伴って、田富町(中央市)の現在の工場、南アルプス市の工場予定地、これについてどうするか検討するということでした。非常に企業が激しい競争をしている中で、将来の生き残りをかけてパイオニアがそういう決断をしたわけですから、そのこと自体はやむを得ない決断だと思っております。
県としては、田富(中央市)にある工場、それから南アルプス市の工場予定地、これらが、パイオニアが社内の事業の転換を図っていく中で、プラズマパネル以外の製品に特化をしていくわけでしょうから、そういう分野でその工場を活用するように県としては期待をしておりますし、また要請もしていきたいと思っております。

(記者)その過程の中で知事がひとつのトップセールスとして、役員なり社長なりに、直接それについて訴えかけるというケースはあるでしょうか。

(知事)それは、可能性としては、そういうことも必要ならばやらなければならないと思っています。

○「宇宙へ飛び立つ土井隆雄さんへ一言」

(記者)本日午後3時半から、土井隆雄さんがエンデバーで宇宙に飛び立つんですけれど、土井隆雄さんは中学校の3年間を甲府で過ごして、そこで宇宙への夢を膨らました、とても山梨県にゆかりの深い宇宙飛行士の方ですけれども、今日、飛び立つにあたって、知事から何か一言あればお願いします。

(知事)是非成功してもらいたいというのは当然ですけれど、山梨県にとってもゆかりのある方ですから、大きな成果を上げて帰ってきてもらいたいと思います。(県立)科学館で作った「星つむぎの歌」も持っていくんですね、宇宙へ。

(記者)今回のでは持っていきません。

(知事)今回は持っていかない、次のときですか。何にしても是非成功してもらいたいなと思います。

○「柿澤顧問の後任人事について」

(記者)柿澤顧問の話なんですが、3月末いっぱいで辞められるということで、人事上で今までは、副知事と二人体制のような感じに見えたんですけれど、副知事を二人にするとか、柿澤顧問がいなくなったことで、新たに変わる制度というものを考えておられるでしょうか。

(知事)特に今のところは考えておりませんけれど、柿澤先生はご本人もはっきり言っておられますが、山梨大好き人間で、特別顧問でなくなっても、山梨のためにはいくらでもお役に立ちますと言ってくれているわけですから、そういう肩書きに関係なく、引き続き同じような役目を果たしていただけるだろうと思っております。そういう柿澤先生の言葉に甘えて、もちろん健康状態を良く見ながらですが、引き続き柿澤先生には山梨のために働いていただきたいと思っています。

○「副知事について」

(記者)芦澤副知事が就任してまもなく1年になるんですが、16年ぶりの県人の副知事として、その働きぶりを知事はどのように評価されているのかということと、来年度以降の続投についてどのようにお考えなのか、その二点をお願いします。

(知事)非常に堅実に、私ができるだけ外へ出て、トップセールスを始めとして、やりたいと思っているものですから、そういう私の意を体して、県庁の中できめ細かく目配りをして、県庁が遺漏なく仕事が回っていくように、十分にきめ細かい配慮をしてやっていただいているなと思って、私としては仕事ぶりに満足をしております。引き続きどうなるかということは、人事の問題ですから、今この場で申し上げるよりは、人事の発表の時に一緒に発表させていただくことが適当だと思います。

○「本年度新設した組織について」

(記者)本年度、初めての人事の中で新設した産業立地室、あと郡内と国中の地域の格差解消のための知事補佐官を配置しましたが、その二点について知事ご自身はどのように評価されているのでしょうか。

(知事)産業立地室は室長以下11名の職員がいて、大変にこの1年間活発に活動してくれたと思っておりますし、その成果も大きく上がりつつあると思います。平成18年の山梨県の産業立地件数は7件と、47都道府県の中でも43番目と少なかったわけでありますが、19年は20件を超える企業立地になるだろうと思います。また、20年においても、更にいろいろな引き合い、それから交渉中の案件もたくさんありますので、20年においても相当な企業立地があるだろうと思っておりまして、産業立地室の職員の努力の賜だと、私は評価しております。
それから、郡内を担当すると知事補佐官も地道ではありますけれども、郡内各地域の人々と緊密な人間関係を保って、きめ細かい情報を私に入れてくれますし、いろいろな郡内の課題について、県庁とのパイプ役を果たしてくれていると、私は評価しております。

○「増穂町の裏金問題を受けての県の対応について」

(記者)最初の裏金の話に戻りますけれど、山梨県でも10年以上前に、40億円を超える裏金があったという問題がありましたが、今回は町レベルの話ですけれども、こうした問題が起きたことを受けて、県庁内への指示、あるいは「もう一回確認しろ」みたいなことなど、指示はあったのでしょうか。

(知事)今回のこれをきっかけとして、何か特別の指示を出したりというようなことはしておりません。しかし、山梨県庁に関する限り、そういう公費の不適正支出とか、いわゆる裏金というようなものはないと思っております。
今、お話がありましたように、平成9年に44億円の公費の不適正支出が明らかになって、職員の処分も行われたわけです。それから約8年間に渡って、OBも含めて管理職がその44億円を返済してきたわけです。
その事件で県庁の職員は、公費の不適正支出というものが極めてやってはいけないことであり、そういうことを骨身に染みて感じていると思っております。いろいろな職員に聞いてみても、そのことは相当徹底していると思っております。
同時に、去年就任したときにいろいろな関係者に聞いてみたわけですけれども、例えば、不適正支出が出やすい出張旅費だとか、あるいは食糧費とか、そういうものについては会計課長が1円以上全部チェックをしておりますし、監査委員もそういった点を重点的に監査をしておりますし、山梨県庁に関してはそういう不適正支出、いわゆる裏金というようなものはないと思っております。

(以上)

リリース日:2008年3月13日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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