ページID:18501更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成19年10月10日)

詳細内容

平成19年10月10日知事記者会見の様子(JPG:24KB)知事記者会見
平成19年10月10日(水曜日)11時30分~
本館2階特別会議室

●発表事項
なし

●質疑応答
・知事の多選禁止について
・県庁(県議会傍聴施設)のバリアフリー化について
・県議会本会議における答弁について
・昭和町のショッピングセンター問題について
・来年度予算における重点施策について
・議員発議による条例案について
・富士山五合目レストハウス問題について


<質疑応答>

●「知事の多選禁止について」

(記者)神奈川県で知事の多選禁止の条例が可決されたかと思うのですが、これについて知事のご感想を伺えますか。

(知事)私は、多選禁止を条例とか法律で決めることについては反対です。それは、あくまでも有権者が決めればいいことであって、日本の有権者は、そのくらいのことは判断する能力は十分備えていると思いますので、法律や条例で一律に3選以上は禁止だと決めるのは適当ではないと思っています。

●「県庁(県議会傍聴施設)のバリアフリー化について」

(記者)先日の県議会の一般質問で、車いすの方が約10名ほど県議会にお見えになった時に、車いすが人力でしか持ち上げられないとか、議事堂全体が見渡せない(場所での傍聴になった)とかいろんな意見が出ていましたが、耐震性の観点からは県庁の改修をお話になっていらっしゃると思いますけれども、バリアフリーの観点からはどのように考えていらっしゃいますか。

(知事)これもほっておくことができない問題だと思っております。ユニバーサルデザインの推進本部もつくりましたし、その場で議論をして何らかの対策はとりたいと思っております。

●「県議会本会議における答弁について」

(記者)一部地元紙に書いてありましたが、知事が与党議員との懇談を議会中になされまして、出席議員の方から、与党と野党の一般質問の時などに(答弁に)差をつけてほしいという意見があったという話が出ていましたけれども、私がみる限り、議会を通じてあまり与党と野党の議員の答弁には差がなかったようにみえるのですが、知事としてどのようにやっていこうと考えていらっしゃいますか。

(知事)会派自由民主党の議員の皆様方からお呼びがあって、夕食会に出たことがあるのですが、そのことをおっしゃっていると思うのですが、その場で、そのような、与党と野党の議員で県議会の答弁に差をつけてもらいたいというような話があったかどうか。私はそれはあまり記憶していないのですが。仮にあったとしても、そんなに議員の皆様方の強い意見ではないのではないかと思っております。与党とか野党とかはっきり区別が出来かねる場合もありますし、そういうことで議会における対応に差をつけるということは、私は考えてはおりません。

●「昭和町のショッピングセンター問題について」

(記者)昭和町のSCの問題なんですけれど、しばらく動きが全然ないんですが、特にこの間、先方からのアクションなり何か、こちらから何か先方に話しかけるとか、そういうことはありますでしょうか。

(知事)今のところ具体的には、そういうアクションはありません。しかし、昭和町、それから地権者の皆様も、言ってみればボールはそちらの方に投げられているわけですので、相当真剣に検討していただいているのではないかと思っております。真剣に検討しているからこそ、簡単には返事が返ってこないのではないかと思っております。

●「来年度予算における重点施策について」

(記者)来年度の予算編成方針の中で、どの点に特に重点を置いているのか教えてください。

(知事)お配りした予算編成方針の中にも書いてありますが、財政事情が非常に厳しい中ではありますけれど、「暮らしやすさ日本一」を実現していくために、行動計画に記載された事項については、鋭意実施をしていくということが書いてあります。それに尽きるわけであります。
今、県政の課題として様々な課題があります。例えば、お医者さん不足の問題ですとか、あるいは鳥獣害の被害の拡大の問題ですとか、様々な課題があるわけでありますけれども、そういう県政の課題というものは行動計画にもしっかりと書かれておりますし、それを着実に実現していくというのが重点ということになると思います。

(記者)特にどの分野というものは、ないということでしょうか。

(知事)特にどの分野というか、一つに絞るということはなかなかできないわけで、この間、県議会でも取り上げられましたように、いろいろな課題があるわけですから、今、県民が求めている重要な課題について、メリハリをつけながら推進をしていくということになると思います。

●「議員発議による条例案について」

(記者)この間の総務委員会で内田議長から、個人的だとは思うんですが、今年度中に県の長期計画であるとか、大綱であるとかそういったものに対して、議会が議決権を持つというような、委員さんの方から発議して条例を作りたいという方針が伝えられて、確か企画部長の方から、もしそうなれば、それに基づいて対応していきたいと、答弁があったと記憶していますが、知事としては、そういった計画等に対しての議会の関与の仕方というのは、薄いとお感じになっているのか、もし、そういうものができた場合に、計画を作る上で、例えば、識者を集めて懇談会を事前にやるとか、検討会をやるとか、そこで決まったことが修正される可能性があるわけですけれど、そのあり方として違いがあるのかどうか教えてください。

(知事)内田議長さんがどういう言い方をされたかは、正確には把握しておりませんけれども、本県の場合には議員発議の条例がないということで、それを是非実現したいということをおっしゃった。その点については、これはそうだろうなと思いますし、私が賛成、反対を言う立場にはありませんけれども、議会として当然そういうことはお考えになるのではないかと思います。
議員発議の条例の中身については、計画とかそういうものを議会の議決の対象にするというようなお話があったと聞きますが、それは一つの考え方としてあるかもしれませんが、一般論ですけれども、中身についてはやはり、知事には執行権があり、議会には議決権があるわけですから、議決権があって議決をすれば何でもできるということではないわけで、そこに自ずから議決権と執行権という線引きがあるわけです。その辺のところは十分配慮しながら、内容についてはお考えいただけるものだと思っております。

●「富士山五合目レストハウス問題について」

(記者)先般来、富士山五合目のレストハウスの問題が続いていますが、県として今年3月に一つのアクションをとられて、今、強い態度でしっかり臨んでいこうという動きが出ていますが、改めてこの後まだ、完了はしていませんけれど、どういうスタンスで県はやっていくのかお聞かせください。

(知事)違法建築が行われたということで、過去6回ぐらいに渡って是正命令だとか勧告とかを、国なり県なりが行ってきたわけです。今回、違法分を自主的に撤去するということでありますから、それがキチッと完全にできるように、県としては監視をし、指導していきたいと思っております。

(以上)

リリース日:2007年10月10日

知事政策局広聴広報課

甲府市丸の内1-6-1本館2F
TEL:055(223)1336
FAX:055(223)1525

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