ページID:18099更新日:2019年2月1日

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知事記者会見(平成19年9月25日)

詳細内容

平成19年9月25日知事記者会見の様子(JPG:23KB)知事記者会見
平成19年9月25日(火曜日)11時30分から
本館2階特別会議室

●発表事項
なし

●質疑応答
・自民党総裁選挙について
・パイオニアとシャープの経営統合の影響について
・郵政民営化に伴う影響について

<質疑応答>

●「自民党総裁選挙について」

(記者)今日、福田さんが内閣総理大臣に選出される見通しですが、自民党総裁選で福田さんが選ばれた知事の感想と、これまでの役員人事を見ていますと、古い自民党に戻ってしまったのではないかという指摘もあるのですが、役員人事をみた知事の感想をお願いします。

(知事)福田さんが選ばれたということは、やはり有権者である党員が変化よりも安定を求めたということが一つと、もう一つは、麻生さんという方は、人間としてはおもしろいし、魅力はあるけれども、やはり総理と幹事長というのは一体であって、総理があのような気の毒なかたちで政権を投げ出すことになった、その責任というものは幹事長にもあるわけで、その人が総理大臣になるというのはやはりおかしいのではないかという感覚が、党員の間にあったということなのではないかと私は思っています。
役員人事については、派閥の領袖を並べているということで、古い自民党に戻ったという印象があるかもしれませんが、福田さんという人は、私もあまり接点がなかったから知らないのですが、自分の限界みたいなことをよく知っている人で、自分は小泉さんのように官邸主導でリーダーシップを発揮してやるというタイプではないと思っているのではないでしょうか。だから、いわゆる力のある試合巧者というか、そういう人たちを主要なポストに配置をして、その人たちに大いに力を振るってもらって、自分は大筋でコントロールしていくと、そういう政権運営をしようとしているのではないでしょうか。

(記者)古い自民党に戻ったという指摘があるようなのですが、知事自身は特にそういう印象は持たれていないですか。

(知事)やはり今の時代というのは、政治の安定が必要だという感じがしますから、そういう意味ではやはり実力のある人が重要なポストに就いていくということが非常に肝心だろうと思います。結果として派閥の領袖的な人が主要なポストを占めましたから、派閥均衡型の人事とか言われるかもしれませんが、そういう配慮はもちろんあるかもしれませんが、力のある人であることは確かですね、それぞれ主要ポストに就いた人が。
これから閣僚人事があるのでしょうけれども、恐らくそういうやり方をしていくと思います。だから、実力のある人を主要なポストに配置した内閣、ということではないかと思います。

(記者)自民党県連の予備選挙で、知事は前回の会見で投票先について明言を避けましたが、今(選挙が)終わりましたので、もし言えるのであれば教えていただきたいと思いますが。

(知事)もう決まったことでもあるし、あまり私が誰を入れたとかいうことは、言うべきではないと思いますので、ご勘弁をいただきたいと思います。

(記者)新しい総裁、総理に対して、山梨県の知事として望むことというか、前の安倍さんの地方重視の姿勢が打ち出されて、これが継承されることが望ましいのではないかとは思われますが、その辺りについてのお考えをお願いします。

(知事)やはり、政治の安定をなるべく早く取り戻してもらいたい。そういう意味において福田さんが、参議院で過半数を握っている民主党とも十分協調し、話し合いをしながらやっていくというのは、非常に良い姿勢だと思います。
政治の安定を取り戻さないと、経済にも影響しますし、国際社会における日本の地位にも影響するわけですから、政治の安定を取り戻していくことが第一だと思います。そのことが今の内閣の課題であるし、私としても一番期待をしていることです。

●「パイオニアとシャープの経営統合の影響について」

(記者)先日、パイオニアとシャープの経営統合が発表されたのですが、地元の中では今回の経営統合を機に、パイオニアが現在進めている工場進出に影響が出るんじゃないかという懸念があるんですが、そのことについての知事ご自身の認識と、今後、南アルプス市の工場立地を推進していく上で、県してどのようなことに取り組んでいきたいのか、その2点についてお願いします。

(知事)確かに、パイオニアとシャープの経営統合が行われた。業務提携ですね、経営統合と言うよりは。業務提携が行われたわけですが、これによってパイオニアが南アルプス市の予定地に進出をするという方針は、変わらないということは聞いております。したがって、現在、市況の状況を見ているんだろうと思いますけれど、当初予定通りパイオニアがそこに工場を立地するという方向は変わらないものだと思っております。
非常に、電機業界は大きく変動しているところでありますから、先々の見通しについては云々できないわけでありますけれど、県としては、先にパイオニアの社長にも私はお会いして、できるだけ早い立地を要請したところでもありますし、これからもできるだけ早く予定通り立地するように、お願いをしていきたいと思います。また、県としてもそういう方向で支援もできるものは、していきたいと思っております。

(記者)パイオニアの社長さんと会われて、立地を要請されたのはいつ頃の話でしょうか。

(知事)7月頃でしたね。

●「郵政民営化に伴う影響について」

(記者)10月1日から郵政民営化されます。既に、早川町などでは集配業務がなくなっていたりですとか、山梨県でもかなり影響が出るという恐れがあるんですが、知事としては何か要望したり、あるいは民営化についてどんな見解を持っているか教えてください。

(知事)確かに、集配業務が一部停止されるという話がありまして、市町村長さん方の心配でもあり、我々も懸念をしているところです。しかしながら、郵政民営化に当たっての基本的な前提として、地域における業務はしっかりと維持していくというのが約束としてあるわけですから、当面我々としては、郵政関連会社のやり方を見守っていきたいと思っております。
もし、地域の金融とか、あるいは集配業務というようなものに影響を生ずるようなことがあれば、これは強く国なり会社に要請をしていかなければならないと思っておりますが、当面のところは、その状況をしっかりと見守っていきたいと思っております。

(以上)

リリース日:2007年9月26日

平成19年9月25日知事記者会見の様子(2)(JPG:19KB)
平成19年9月25日知事記者会見の様子(2)

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